1月27日、神奈川県開成町で湘南ベルマーレシクロクロスが初開催された。1回目の大会ながら関東圏での新たなシリーズ戦になると大きな期待が寄せられる。

湘南ベルマーレシクロクロスの会場となった開成水辺スポーツ公園湘南ベルマーレシクロクロスの会場となった開成水辺スポーツ公園 鮎釣りの名所、酒匂川の河川敷を走る鮎釣りの名所、酒匂川の河川敷を走る


東名高速・大井松田インターに近く、小田急線新松田駅、JR松田駅からも至近というアクセスの良さのこの大会。会場は酒匂川の河川敷にある開成水辺スポーツ公園だ。
会場からは小田急線や近くの足柄の山並みが見渡せ、冠雪の富士山の上半分が間近に眺められる。

湘南と言うよりは、金太郎で有名な足柄エリアだ。大会名にあるとおり、湘南ベルマーレロードチームの母体であるNPO法人湘南ベルマーレスポーツクラブが主体となって大会を立ち上げた。
カテゴリーはAJOCC相当として設定され、競技志向のシクロクロス大会に準じるもの。そしてキッズのキックバイククラスや90分エンデューロが設定され、ファミリー対応のテイストが加味されたものとなった。

スタート直後の階段に殺到する選手たちスタート直後の階段に殺到する選手たち チャンピオンシステムアーチのもとをスタート!MTBも入り交じっているチャンピオンシステムアーチのもとをスタート!MTBも入り交じっている

河川敷の斜面に付けられたコースは渋滞が発生すると乗るのが困難河川敷の斜面に付けられたコースは渋滞が発生すると乗るのが困難 足柄の山並みの向こうに富士山の頭がのぞく足柄の山並みの向こうに富士山の頭がのぞく


参加者数はカテゴリー1に23名、2に20名、カテゴリー3が2レースにわけられ、それぞれ40名づつ、マスターズが21人、女子が8人の出走。レースを終えてからエントリーできる90分耐久にはソロ8人を含む41人が出場した。
申込状況では、やはり最近の傾向通りカテゴリー3が定員オーバーとなり、申し込むも出場かなわなかった人が多かったようだ。

エンデューロを走る安田大サーカス団長エンデューロを走る安田大サーカス団長 女子優勝は武田 和佳(ARAI MURACA)女子優勝は武田 和佳(ARAI MURACA)


出場メンバーの多くは関東のGPミストラルと顔ぶれを同じくするが、走りやすい河川敷コースと、エンデューロ併催とあって新たな層の参加者も集まった。関東圏にもシクロクロス人口が着実に増えている。

コースは河川敷の芝生とグラウンド周辺の道、そして特徴的なのが河岸に付けられた芝のスロープにつけられた傾斜つきのコース。スピードとテクニックの両方を必要とするシクロクロスらしいテクニカルコースとなった。

難易度の高かった斜面の180度ターン 足をつかずに行けた選手も難易度の高かった斜面の180度ターン 足をつかずに行けた選手も

カテゴリー1は合田正之が勝利 前田公平はメカトラに泣く

前田公平(Speedvagen Cycrocross Team)は渡米2日前に出場。DJがらぱさんもMCとして駆けつけた前田公平(Speedvagen Cycrocross Team)は渡米2日前に出場。DJがらぱさんもMCとして駆けつけた 最高峰クラスのカテゴリー1にはアメリカ・ルイビルでのシクロクロス世界選手権への出発を2日後に控えた前田公平(Speedvagen Cycrocross Team)が出場。ほかに招待選手として池本 真也(WAKO KIKI AUTHOR)、合田 正之(cycleclub3UP)、筧 太一(BUCYO Coffeeイナーメクロス)らが顔を揃え華やかなメンバーとなった。

合田正之(cycleclub3UP)が前田公平(Speedvagen Cycrocross Team)を引き連れて逃げる合田正之(cycleclub3UP)が前田公平(Speedvagen Cycrocross Team)を引き連れて逃げる スタートダッシュ後、カテ1のみストレートにシケインに向かう。35cmの高さの2連シケインを集団先頭でバニーホップで越えたのは鈴木祐一(042-703-9122)。
そして合田正之(cycleclub3UP)と前田公平(Speedvagen Cycrocross Team)の2人が抜け出しに成功。後続を引き離す。

1周目のなかほどから早くもランデブー状態に入った2人は、後続との差を着々と広げる。
しかし中盤、前田公平が急斜面下りでリアホイールのリムを破損してしまい、バイクが走行不能に。バイクを担いでランニングする間に独走する合田との差が大きくついてしまう。
合田はそのまま余裕を持って最後まで走りきりゴールした。2位に中間森太郎(チーム埼玉県人)、3位に向山浩司(エスペランススタージュ)となった。

C1優勝を飾った合田正之(cycleclub3UP)C1優勝を飾った合田正之(cycleclub3UP) レディースは武田 和佳(ARAI MURACA)がGPミストラルでのライバル齋藤 磨実(TEAM-MASA+/BOMA)を振りきって勝利。GPミストラル、東北CXに続き出場したCX大会で3連勝だ。

賑やかに盛り上がった第1回大会

初開催ながらとても充実した大会となった湘南CX。GPミストラル、東京シクロクロスら関東近郊の大会オルガナイザーも駆けつけ、自身も出走。東京CXのメインスポンサーでもあるチャンピオンシステムも協賛。スタートアーチを用意した。また、最近の各地のCX大会の名物となっているBUCHOコーヒーも出展。ジャイアント、アーサーはじめ各スポンサーブースも他大会並みに華やかに。
また、大会MCには関西よりDJがらぱさんも駆けつけて担当。初開催とは思えない体制で雰囲気から盛り上げることに成功していた。

オルガナイザーの内山靖樹さん(湘南ベルマーレ)オルガナイザーの内山靖樹さん(湘南ベルマーレ) オルガナイザー 内山靖樹さん(湘南ベルマーレ)
「次期シーズンは年間6〜8戦のシリーズ戦に育てたい」


主催者は湘南ベルマーレロードチームのGMである内山靖樹さん。普段ジャイアントに勤める会社員でもある。かつてミヤタレーシング他で走る実業団トップクラスの選手であったほか、シクロクロスでも日本代表選手として世界選手権にも出場している。
大会のアイデアは内山さんが思いつき、開催にこぎつけたというわけだ。内山さんに大会のアイデア、開催への経緯、今後の方向性などを聞いた。

ー どういうきっかけで開催を思い立ったんでしょうか?

かつてシクロクロスの選手としても走っていたことがあるので、いつかレースを開催したいと思っていました。昨年春にここ開成町でベルマーレのクラブイベントを開催したのですが、そのときにここ開成水辺スポーツ公園さんにご協力いただき、喜んでもらえたので、ここで大会を開催したい旨をお願いしてみました。そして開成町の部長さんもサイクリストであったため、話がトントン拍子に進みました。

見晴らしの良い会場で観戦も楽しめた見晴らしの良い会場で観戦も楽しめた

ー カテゴリー分けなど、大会ならではの味付けはありますか?

基本的にはAJOCCと同じカテゴリー分けでやって行きたいと考えています。ですので1回めの大会でもそのカテゴリー分けに準じました。来年度はAJOCC入りを目指しています。そのなかで楽しめる要素としてエンデューロクラスをつくりました。
今年はカテゴリー3が2クラスで早めの定員に達しましたが、来年はカテ3を3、4クラスに増やすことも考えます。

ー 2回めの開催と、これからの展開を教えて下さい。

秋にもう一度開催を考えています。そして来年度は年間に6から8戦程度のシリーズ戦にできればいいな、と考えています。あくまでその意気込みだけはあるという、今時点の希望でしかありませんが。
でもここ開成町では続けながら、開催場所は平塚市、中井町など開催可能な場所がすでにいくつかあるので、複数場所での開催の実現の可能性はありそうです。

ー 関東圏の他のCX大会のオルガナイザーたちとは連携を話し合っていますか?

そういう連携関係ができていけば面白いとは思います。今シーズンも埼玉・吉見のGPミストラルや東北CXシリーズなどと交流しているなかで、「関西、広島、北海道、信州、北陸などのシクロクロスシリーズをつなぐ、ジャパンシリーズ的なものが将来できればいいね」と話しているので、各大会と協調しながらこの大会も育っていけばいいと思います。

ー 第一回大会は成功でしたか?

大きな事故もなく、とりあえず第1回目としては成功できたかな、と思えます。主催したスタッフがロード系の人ばかりなので、各地のシクロクロス大会の視線から見た改善点などは皆さんに伺いたいです。ご意見お待ちしています。

個人的な夢を語っていいですか? 江ノ島のビーチでも開催したいですね。水着のお姉さんたちがたくさんいるところでシクロクロス(笑)。

ーー
好天に恵まれ、1回めの大会ながらスムーズな運営と素晴らしいコース設定で参加者たちの満足感も大きかったように思える湘南ベルマーレシクロクロス。ますますシクロクロス熱が過熱する関東圏でGPミストラルに次ぐシリーズ戦ができる可能性に期待してしまう。今後のレースにも要注目だ。


photo&text:Makoto.AYANO

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