前日&前夜祭パーティ大会当日レポートとお伝えしたアースライド宮崎レポート。今回は会場で見かけた「アースライドっぽい人たち」をご紹介。色々お話を伺ってみました。

アースライドに参加して思うのは、イベントの雰囲気もそうだがアースライドに参加している人の「ホンワカ度」。ロングライドイベントながらちょっとユル〜い空気と、なんともいえない優しい雰囲気を感じてしまう。そこで、今回CW編集部がピックアップしたのは「アースライドな人たち」。こんな人たちが楽しんでいます。

アースライド女子部のコスプレライダー ずんこさんとあこさん

ヒヨコのコスチュームを用意したのは宮崎=地鶏が名物だからヒヨコのコスチュームを用意したのは宮崎=地鶏が名物だから

アースライドでの一番の有名人といえば、いつもコスプレで参加するアースライド女子部の皆さん。今回はずんこさんとあこさんが黄色いヒヨコのコスプレで走った。
ちなみにこのコスチュームはネットで探して購入するそう。それにシャワーキャップで自作したくちばしつきのヘルメットカバーをかぶって、シューズにはアンヨのシューズカバーを用意する周到さ。
しかし当日は雨。走りながらどんどん汚れていってしまうのでした…(笑)

シャワーキャップにはくちばしと目玉でヒヨコをイメージシャワーキャップにはくちばしと目玉でヒヨコをイメージ こんな小物も用意します(笑)こんな小物も用意します(笑)




チームチャリングの皆さん

「チャリンコを漕ぐ」でチームチャリング(笑)「チャリンコを漕ぐ」でチームチャリング(笑)
「チャリンコを漕ぐ」のチャリング(笑)をチーム名にしたのは長崎の会社の職場の同僚女性たちが主体のクラブ「チームチャリング」のみなさん。ジャージが可愛いのはもちろん女性の意見を尊重したからで、「男性陣にも遠慮なく着てもらいます」とか。



チーム地元の人たち

バリバリ走ってた地元参加の方々バリバリ走ってた地元参加の方々
と名付けたのはレポーターの私ですが、こちらの皆さんはこのスタート会場の近所に住んでいて、いつもここを集合場所にしてロード練習に出かけていくそうです。「私達のホームコースにようこそ!素晴らしい宮崎をたっぷり味わってくださいね!」



チームディック学園のみなさん

パソコン学校「ディック学園」の先生チームパソコン学校「ディック学園」の先生チーム
アースライドジャージで決めたのは大分のパソコン学校「ディック学園」の先生の皆さん。「ジャージはアースライドのイベント会場で買いました。全員揃ってないケド(笑)」



チーム”じじばば”の皆さん

チームじじばば(!?)の方々チームじじばば(!?)の方々
一見ナイスミドルな4人グループの皆様方にチーム名を尋ねると、「チームじじばば」ですって(笑)。かつてJALパックの海外自転車ツアーで知り合った仲間や、イベントで知り合う仲間で誘い合わせて走る熟年グループだそうです。

「旅を感じられる自転車イベントを見つけては、誰ともなく声を掛けあって一緒に出ているんですよ。毎回メンバーは違いますけど、都合が合う人が一緒に走るんです。とくにアースライドはよく出ますね。この雰囲気や、走るコース、エイドステーションで用意されるものが気に入っていますよ」。



チームグルペット

東京から参加のチームグルペット東京から参加のチームグルペット
黄色いジャージが決まっているのは東京のチーム「チームグルペット」のお二人。これは今年のデザインだそうです。レースをバリバリ走りそうなキマリ具合ですが、グルペットは「遅れた人たちで助け合う集団」という意味デス。



福岡から参加の田所さんご一家

とっても仲良し田所さんご一家とっても仲良し田所さんご一家
お揃いのヘルメットがキマってるこのご家族。娘さんは自転車に乗り始めて1年弱で、この宮崎アースライドは2回目のロングライド。本当は110kmコースに向かう予定が、お父さんってば60kmコースのゴール地点で酒屋さんに入ってしまい、輪行でのんびり帰ってきたそうな。お父さんの愛車はこだわりのイタリアンハンドメイドバイク。とっても仲の良いご家族でした。



福谷さん・高尾さん

お揃いのウェアがキマってます 福谷さん・高尾さんペアお揃いのウェアがキマってます 福谷さん・高尾さんペア
Raphaのウェアがバッチリお似合いの仲良しお二人は、地元宮崎からのエントリー。「初めてのイベント参加でしたが、とても楽しかったです。今までイベントが無かったのが不思議なくらい、宮崎は自転車で走るのに良いところ。これを機に県内でもっと自転車がさかんになれば良いですね。」とのこと。お二人で共通の趣味をお持ちなのは羨ましい限りです。



長距離自走! 由布市から参加の桑原さん

由布市から自走(!)参加の桑原さん由布市から自走(!)参加の桑原さん
整備中のところお話を伺った桑原さんの愛車は、知る人ぞ知るイタリアのビルダー バロンチェッリのマシン。なんとこれから由布院に戻ることろだそうな。えっと、由布院って150kmぐらいありませんでしたっけ...。「イベントは割りと良いペースで走ることができて、コースの良さもあって大満足でした。」いやはやなんとも健脚の持ち主です。




ホノトラデビュー目指しバイクを始めた 田中律子さん=りっちゃん

ホノトラデビュー目指しバイクを始めた 田中律子さんホノトラデビュー目指しバイクを始めた 田中律子さん

普通に参加者として出場していながら、やっぱりそこは現場で特別ゲスト扱いになってしまったのがタレントの田中律子さん。本格的なスポーツバイクにはまだ4回しか乗ったことないが、5月にはホノルルトライアスロン出場を目指し特訓中だ。この大会のアドバイザー的存在にもなっている白戸太朗さんがバイクのトレーニングについてはコーチしていることもあって、宮崎アースライドにやってきた。
「りっちゃん」は、実は最高20kmしか走ったことがないが、スペシャライズドショップでバイクフィッティングを受けただけあってフォームやギアは完璧。初心者ながらスムーズなスタートを切れているようで、100kmコースに挑戦するべくやってきた。この日はあまりの雨に負けてコース途中で引き返したが、それでも約90㎞を走ることができた。

霧島酒造のプレミアム焼酎をもらって大喜びの「りっちゃん」霧島酒造のプレミアム焼酎をもらって大喜びの「りっちゃん」 雨の中でも楽しそうに走ってたりっちゃん雨の中でも楽しそうに走ってたりっちゃん




主催者 坂口弥寿久さんのコメント(一般社団法人アースライドプロジェクト)
「旅が感じられて、走りごたえもあるユルいイベントを目指しています」

主催者 坂口弥寿久さん主催者 坂口弥寿久さん 今回の宮崎アースライドの参加者は391人。最初のイベントとして成功だったのではと思います。雨が降ったのは残念ですが、3月の雨でも寒くないのが宮崎のいいところですね。宮崎では今までサイクルイベントが開催されたことがなくて、誰もが知っている日南海岸に代表される「自転車で走って気持ちいい道」などが生かされていないことを知りました。

他にも宮崎地鶏や焼酎など、魅力的なコンテンツがいっぱいある。ぜひここでアースライドをやってみたいと思ったんです。そして警察の許可を取ることができて、地元の霧島酒造さんなどの協力も得て無事初開催にこぎつけました。美味しく楽しい前夜祭は、すべて地元スポンサーさんたちのおかげです。

アースライドは、ほどほどの距離で、でも走りごたえのあるコースを心がけています。もう少し距離を伸ばしてもいいんじゃないかという声もありますが、走ってみるとそれなりに山のある厳しいコースです。エイドステーションで出される美味しい補給食や、楽しい雰囲気づくりを一生懸命考えています。"旅"を感じられる楽しいイベントになればいいと思ってます。

そのほかのホンワカなアースライドな人たちの様子はフォトギャラリー2(Google Picasaウェブアルバム)を御覧ください!

text&photo:Makoto.Ayano