長野をぐるりと一周する800km。サイクリストなら誰もが夢見るビッグライドを体験できる全2回のモニターツアーの第一回が開催された。長野駅を発着し、北側をぐるりと巡る山岳ライドの様子をレポート。



Japan Alps Cyclingプロジェクト 「ジャパンアルプスサイクリングロード」マップや道路標識を前にJapan Alps Cyclingプロジェクト 「ジャパンアルプスサイクリングロード」マップや道路標識を前に
日本全国津々浦々で、「○○イチ」を冠するサイクリングルートが提唱される今日この頃。とはいえ、大体が湖を一周したり島を一周したりというコースで、健脚派サイクリストならば1日あれば走破可能なルートが大半。

そんな○○イチの中で、ひときわ異彩を放つのが「ナガイチ」こと長野一周サイクリング。日本の中でも4番目に大きな長野県を一周するという壮大なコース取りで、総延長はなんと800㎞にも達するスーパービッグライドである。もちろん、1日で走り切れるはずもなく、相当の健脚でもおそらく3~4日はかかるだろう。普通のサイクリストであれば最低でも1週間は欲しいところ。

Japan Alps Cycling Road  ジャパンアルプスサイクリングロード計画図Japan Alps Cycling Road ジャパンアルプスサイクリングロード計画図
それはもちろん発起人である「ジャパンアルプスサイクルプロジェクト」も当然承知していることで、むしろ1度に走り切るよりも幾度かに分けて走ることをオススメしている。確かに長期休暇のある学生ならともかく、休みの少ない勤め人にとってはそちらの方が現実的でもある。

さて、今回のモニターツアーは長野一周サイクリングコースを2回に分けて走り切るスタイルを提案するもの。1回目で飯山や白馬といった県北側を、2回目では伊那や諏訪といった県南側を巡る3泊4日×2回のツアーだ。今回はその1回目、県北部を巡るライドへ参加した。

↓今回の県北を周るルート。これを4日間で走ります。




1日目:長野駅~野沢温泉~斑尾高原 距離:98km

しとしと雨降るシルバーウィーク初日、Gotoキャンペーンの影響もあってか、朝も早いながらなかなかの人出となった長野駅善光寺口にサイクリストたちが集まった。そう、長野県一周サイクリングのモニターツアーへの参加者たちだ。

コロナ対策も徹底しており、参加にあたり皆さんまずは検温を実施し、問診票へ記入。皆さん無事平熱だったようで、無事に開催の運びとなった。さて、とはいえ皆さん初対面の方も多いのでまずはごあいさつから。

長野駅前に集合。皆さんマスクをしてブリーフィング中長野駅前に集合。皆さんマスクをしてブリーフィング中 (c)JACP/T.Hatamachi
プロジェクトの代表である鈴木雷太氏からまずはご挨拶プロジェクトの代表である鈴木雷太氏からまずはご挨拶 (c)JACP/T.Hatamachi
ジャパンアルプスサイクルプロジェクト代表の鈴木雷太さんと同副代表の小口さんらから、今回のツアーの概要や取り組みの内容、走行時のルールなどについて一通りレクチャーを受けたのち、一人一人が自己紹介タイムへ。

NHKの「チャリダー」で皆さんご存知の筧五郎さんやAACRのMCでおなじみ「チームリアル」の相原希実さん、そして今回は一般参加の方も2名。これから4日間、共に走る仲間たちと顔合わせを済ませ、ライドの準備も万端だ。

長野駅から出発!長野駅から出発! (c)JACP/T.Hatamachi
善光寺前の参道を走っていく善光寺前の参道を走っていく (c)JACP/T.Hatamachi
善光寺前で記念撮影善光寺前で記念撮影 (c)JACP/T.Hatamachi
まず出発の写真を撮りましょう、ということでそれぞれの自転車を手に集まったところ、なんと全参加者7名中3名がE-BIKE。事前に山がちなルートという事は把握していたので、E-BIKEにするかどうか悩んだ末とりあえずノーマルバイクを持ってきたのだが、半数がE-BIKEだと登りで置いて行かれる可能性が大。ちゃんと取材できるのだろうか、と嫌な予感を覚えつつスタートしたのであった。

さて、出発するとすぐに善光寺通りへ。「一生に一度は善光寺参り」「牛に引かれて善光寺参り」なんてフレーズで知られる日本屈指の名刹だ。早朝という事もあり、参道のお店もシャッターを下ろしているが、お寺が門を閉ざすようなことはなく遠くに重厚な山門を望むことができた。

走り始めて既に笑顔がこぼれます走り始めて既に笑顔がこぼれます (c)JACP/T.Hatamachi
千曲川を渡っていく千曲川を渡っていく (c)JACP/T.Hatamachi
長野市内の市街地は朝の通勤ラッシュ時間帯ということもあってか少し混雑気味。こういう時間帯はドライバーもフラストレーションが溜まるのか、都内だとスレスレを抜かれたりと危ない思いをすることもあるけれど、長野ではヒヤリとするようなドライバーは稀なようで、追い抜き時もしっかり側方間隔を開けてくれる車が多い。そういえば信号の無い横断歩道で停車するドライバーが全国一多いのも長野県だという。

10㎞ほど走ると市街地を抜け、千曲川沿いのサイクリングロードを経由して飯山方面へ。ところ変われば品変わり、東京の河川敷と言えば野球場やゴルフ場があるけれど、このあたりではリンゴ畑となっていた。ちょうど良い季節のようで、大きな林檎が枝に鈴なりになっている横を駆け抜ける。

千曲川沿いのサイクリングロード千曲川沿いのサイクリングロード (c)JACP/T.Hatamachi
雨が上がりテンションアップ雨が上がりテンションアップ (c)JACP/T.Hatamachi
「北信濃ふるさとの森公園」へのちょっとした登り。CREOにまたがる鈴木さんのペーシングに何とかついていく「北信濃ふるさとの森公園」へのちょっとした登り。CREOにまたがる鈴木さんのペーシングに何とかついていく (c)JACP/T.Hatamachi
ちょっとした丘の上にある「北信濃ふるさとの森公園」にて一旦休憩を挟みつつ更に北上。一面に広がる田んぼもちょうど収獲の時期を迎えているようで、金色の海の中を自転車で走っていくような。

朝方に降っていた雨も、このあたり一帯は周囲の山々に雲が引っかかっているようで、今のところ本格的に降ってくる様子は無い。遠くの山がけぶる様子はむしろ幻想的で、そんな雰囲気も楽しみつつも、雨が降らないうちに出来るだけ距離を稼いでおこうとばかりにずんずん北へ、北へ。

高井富士と呼ばれる高井山が後ろに見えるころ、約40㎞地点に待ちに待った2つ目の休憩スポットとなる「道の駅 FARMUS 木島平」が登場。木島平といえば、国内ホビーレーサーには馴染みのある「2DAYS in 木島平」の開催地でもある。道の駅併設のカフェで一息ついて、次に目指すは野沢菜で知られる「野沢温泉」だ。

道の駅 FARMUS 木島平でブランコを楽しむ相原さん道の駅 FARMUS 木島平でブランコを楽しむ相原さん (c)JACP/T.Hatamachi峠を越える手前で雨が降ってきてしまった峠を越える手前で雨が降ってきてしまった (c)JACP/T.Hatamachi


一つにまとまって登りをクリア一つにまとまって登りをクリア (c)JACP/T.Hatamachi
飯山市の観光課の皆さんがエイドを設置飯山市の観光課の皆さんがエイドを設置 (c)JACP/T.Hatamachi
長野名物のブドウが振舞われました長野名物のブドウが振舞われました (c)JACP/T.Hatamachi信越自然郷の天然水信越自然郷の天然水 (c)JACP/T.Hatamachi


日本屈指のスキー場としても知られる野沢温泉は、やはりというか登りの先にある。中間地点となる北竜湖へ登っていると、ついにパラパラと雨が落ちてくるけれど、登りで火照った体にはちょうどいいくらい。しかも北竜湖の前には、なんと飯山市の観光課の皆さんがエイドを設置、大粒のシャインマスカットを一人一皿用意してくれていた。プチっとした皮が弾けると甘い果汁が口いっぱいに。疲れ始めてきた身体には最高の補給でした。

野沢温泉のメインストリートを抜けると、今日のランチスポットとなる「道の駅野沢温泉」へ。長野一周サイクリングルートの中でも最北に位置するスポットで、長野駅からはおよそ65㎞ほど。大きな道祖神がランドマークのこちらの道の駅ではいただいたのは「子宝丼」。焼いた鳥と温泉卵、青菜に赤菜、そしてもちろん野沢菜も。お腹がすいていたこともあってペロリ平らげる。野沢菜は御替わり自由とのことで、漬物好きにはたまらない一品。

野沢温泉を通過していく野沢温泉を通過していく (c)JACP/T.Hatamachi
道の駅野沢温泉では道祖神がお出迎え道の駅野沢温泉では道祖神がお出迎え (c)JACP/T.Hatamachi焼いた鳥と温泉卵、青菜に赤菜、そしてもちろん野沢菜も乗った「子宝丼」焼いた鳥と温泉卵、青菜に赤菜、そしてもちろん野沢菜も乗った「子宝丼」 (c)JACP/T.Hatamachi


皆でランチを頂きます皆でランチを頂きます (c)JACP/T.Hatamachi
腹ごしらえを済ませた後は、一旦飯山方面へと戻り、こちらも名高いスキー場の一つである斑尾高原へ。高原というだけあり、1日目のラストにして距離10㎞、平均斜度5%ほどの本格的なヒルクライムだ。普段なら「最後に登りか……」とゲンナリするところだけれども、雨が降っていることもあり、身体が温まる登りはありがたい。

しかし、朝に抱いた懸念がついにここで現実のものに。そう、E-BIKEが速いのである。筧さんのペースメイクに必死で着いていく私の前を、お喋りしながらラクラク走る鈴木さんと相原さん。段々とペースが維持できなくなった私は、哀れ千切れるのであった……。それほど登らぬ初日でこれである、長野一周に挑戦される人はE-BIKEという選択肢も考慮に入れてもいいだろう(笑)

車が大きくよけてくれるのも長野のいいところ車が大きくよけてくれるのも長野のいいところ (c)JACP/T.Hatamachi
雨でテンション上がってきた相原さん雨でテンション上がってきた相原さん (c)JACP/T.Hatamachi先頭では鈴木さんと筧さんがバチバチと火花を散らす先頭では鈴木さんと筧さんがバチバチと火花を散らす (c)JACP/T.Hatamachi


斑尾高原のピークは長野と新潟の県境なんです斑尾高原のピークは長野と新潟の県境なんです (c)JACP/T.Hatamachi
斑尾高原ホテルへ到着斑尾高原ホテルへ到着 (c)JACP/T.Hatamachi部屋の中に入れる前に綺麗にします部屋の中に入れる前に綺麗にします (c)JACP/T.Hatamachi


まずは無事に1日目完走!かんぱーい!まずは無事に1日目完走!かんぱーい! (c)JACP/T.Hatamachi
そんなこんなで斑尾高原ホテルへどうにか到着。なんと部屋に自転車を持ち込めるサイクリストフレンドリーなお宿なのだ。しかもドロドロになったバイクを外の水道で洗えると、至れり尽くせり。

自転車をピカピカにしたあとは、ホテル自慢の温泉で身体もつるっつるに。そしてシェフが腕によりをかけた豪勢な食事に舌鼓を打って一日目の疲れを癒すのだった。そう、先は長いのでしっかり補給し、回復するのも長野一周サイクリングを完遂するためのコツ。そのためにはこういったサイクリストフレンドリーな宿は心強い味方である。

Day1 ライドログ



2日目 斑尾高原~戸隠高原~白馬~松本 距離:123km
斑尾高原ホテルを出発ー!斑尾高原ホテルを出発ー! (c)JACP/T.Hatamachi
明くる朝、なんとかベッドからはいずり出し、一縷の期待を込めてカーテンを開けてみるが昨日と変わらぬ曇り空。とはいえ、2日目となる今日は4日間で最長距離となる1日。朝ごはんを頂き、準備を済ませれば、あとはそそくさと走りだす。

とりあえずホテル周辺は降ってはいないので、ウインドブレーカー替わりにレインウェアを着込み、野尻湖へ向かってダウンヒル。だが、少し標高を下げるとバラバラと雨粒が。スキー場となるほどの降雪地帯なので路肩は荒れ気味、そろりそろりと下っていくとタングラム斑尾を通り過ぎる。飯山側が斑尾高原、野尻湖側がタングラム斑尾なのだと初めて知った。冬にはスキーに出かけることもあるけれど、バスを使うと位置関係が分からないもの。そういう意味でやっぱり自転車はその地域を理解するのに最高の手段だと思う。

驟雨の中を下っていく驟雨の中を下っていく (c)JACP/T.Hatamachi
野尻湖にて記念撮影野尻湖にて記念撮影 (c)JACP/T.Hatamachiナウマンゾウ、意外に小さい?ナウマンゾウ、意外に小さい? (c)JACP/T.Hatamachi
さて、下りきると目の前に大きな湖が見えてくる。そう、ナウマンゾウが発掘されたことで有名な野尻湖だ。「野尻湖ってエヴァの第三新東京市があるとこだよね?」と筧さん。残念、それは芦ノ湖なんです。曇り空の早朝であるが、湖上には釣り船も既にちらほら。野尻湖といえば、スモールマウスバスのフィールドとして、アングラーの間では有名なスポットでもある。ちなみに長野県北ではスモールマウスバスが釣れる湖が多く、今日通る予定の木崎湖なども良く知られたフィールドだ。

ナウマンゾウ像と仲良く(?)写真を撮影したら、今日のメインディッシュとなる山岳地帯へ。出発した斑尾高原と並び、信越五高原に数えられる黒姫高原、戸隠高原を次々に登っていく。既に登り始めの標高が高いこともあってか、意外に登りやすい峠道という印象。数字にすると距離13㎞、獲得標高750mといったところ。

戸隠高原へとヒルクライム戸隠高原へとヒルクライム (c)JACP/T.Hatamachi
戸隠高原から下ったところのカフェ小鳥の森にエイドが出されていました戸隠高原から下ったところのカフェ小鳥の森にエイドが出されていました (c)JACP/T.Hatamachi
戸隠高原のピークにあるキャンプ場には連休初日とあって、雨天ながらもお客さんは満員御礼だ。そのまま少し下った先にあるカフェ「小鳥の森」でいったん休憩。暖かいコーヒーと五穀大福が振る舞われ、雨のダウンヒルで冷えた身体に染み渡る。

工事中の戸隠神社を横目に下り、少し登り返すと「大望峠」に到着。その名の通り、晴れていれば絶景が広がっているらしいのだけど、生憎の天気で見ることは叶わず。更に下って鬼無里(きなさ)まで。

濡れる鬼無里を進んでいきます濡れる鬼無里を進んでいきます (c)JACP/T.Hatamachi
この日のKOM白沢洞門に到着!この日のKOM白沢洞門に到着! (c)JACP/T.Hatamachi
白沢洞門を抜けると雨は上がっていた白沢洞門を抜けると雨は上がっていた (c)JACP/T.Hatamachi
しばらく走っていると路面が乾いてきた!すれ違ったサイクリストによるとこの先は晴れているのだとか。それならば!と希望を持って白河洞門へ登り始める。コンスタントに5%くらいの坂が続く峠で、リズムもとって登りやすい。頂上のトンネル「白河洞門」を抜けると絶景が広がっているというご褒美を前に、ペダルを踏む力もこもろうというもの。

黙々と登り切り、トンネルを抜けると青空が広がって……はいなかったものの、路面は完全にドライコンディション。白河洞門からの眺望も最高とはいかないまでも、ダイナミックな景色の片鱗は見えた。ここからは一路白馬へダウンヒル。途中で狭い複合コーナーもあるので注意しながら下り切り、白馬市街を通り抜けて「道の駅白馬」にてランチタイム。今日のお昼は「はくば豚カレー」、豚肉の脂の甘味がカレーに溶け込み、ヒルクライムをこなしてきた身体へ染み渡る。

白馬へ向けてダウンヒル アルペンスキーヤーの相原さんの下りが光る白馬へ向けてダウンヒル アルペンスキーヤーの相原さんの下りが光る (c)JACP/T.Hatamachi
「道の駅白馬」にて。2日目ともなれば初対面だった参加者同士も完全に仲間と言う感じだ「道の駅白馬」にて。2日目ともなれば初対面だった参加者同士も完全に仲間と言う感じだ (c)JACP/T.Hatamachi
白馬名物のカレーを頂く白馬名物のカレーを頂く (c)JACP/T.Hatamachi
さて、この白馬から先はAACRなどで勝手知ったる道だ。青木湖、中網湖、木崎湖と仁科三湖を通りすぎ、大町から安曇野へ、追い風基調の快速ライドだ。途中、北アルプス牧場に立ち寄って、牛乳ソフトをゲット!

なんと、副代表の小口さんも実は初めて食べるのだとか。鈴木さんに美味しいといわれ続けつつ、なぜかいつもスルーされてきたという念願のソフトクリームなんだとか。そんな幻(?)のソフトクリームですが、ふわっふわであっというまに解けていく口当たりの良さが素晴らしい逸品で、小口さんも大満足のよう。

青木湖へ到着青木湖へ到着 (c)JACP/T.Hatamachi
木崎湖畔には多くのサイクリストが走っていました木崎湖畔には多くのサイクリストが走っていました photo:Naoki Yasuoka
長野一周サイクリングルートの看板がありました長野一周サイクリングルートの看板がありました (c)JACP/T.Hatamachi
絶品のミルクソフト 鈴木雷太さんも一押しです絶品のミルクソフト 鈴木雷太さんも一押しです (c)JACP/T.Hatamachi
「道の駅安曇野ほりがねの里」からは川沿いに設置された自転車道へイン。車を気にせず快適なサイクリングロードで一気に松本へとワープする。あっというまに鈴木雷太さんが経営する「バイクランチ」へ到着。

梓川の支流である田川のほとりにあるバイクランチは、自転車店と思えないお洒落な外観で、一見さんでも入りやすいフレンドリーなショップ。2日間のライドで消耗したパーツなどを補給したり、メカトラで壊れたものを直したりとそれぞれ後半戦に向けて準備を整える。信頼できる自転車ショップがコースの途中にあるのは心強い。

金色の海のような田園地帯を行く金色の海のような田園地帯を行く (c)JACP/T.Hatamachi安曇野ちひろ美術館でジャーンプ安曇野ちひろ美術館でジャーンプ (c)JACP/T.Hatamachi
晴れてきたしサイクリングロードは走りやすいし、最高にご機嫌なライドになりました晴れてきたしサイクリングロードは走りやすいし、最高にご機嫌なライドになりました (c)JACP/T.Hatamachi
2日目の終点、バイクランチ(裏側)2日目の終点、バイクランチ(裏側) (c)JACP/T.Hatamachi
そして2日目は松本市街へ投宿。鈴木さんオススメの中華料理屋「丸幸」へ。長野っぽくなくてごめんね!なんて言われたけれど、どのメニューも素晴らしく美味しい!ぜひ松本へ訪れた際は脚を運んでみてほしい名店でございました。

さあ、明日からはいよいよ後半戦。そして3日目にして最多獲得標高日となるヴィーナスラインへ登る日だ。なかでも三城牧場への登りは、筧さんが現役時代に「絶対登りたくなかった」というハードなコースなのだとか……。

Day2 ライドログ

後編へ続く。

text:Naoki Yasuoka
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