ひょんな事からズイフトに登録することとなった。今、世界中で同時多発的に盛り上がりを見せているバーチャルサイクリングを利用するにあたっての手順を勉強したので、今更ながら紹介したい。



CW編集部に構築したズイフトエリア。GW限定だCW編集部に構築したズイフトエリア。GW限定だ
バーチャル世界でのサドルトークが盛り上がっている今日この頃。レーサーからホビーサイクリストの皆さんが楽しそうにミートアップやイベントに参加しているのをSNSで見ていて、羨ましくなってしまった。

1ヶ月ほど乗り遅れている感はあるが、ズイフトに登録してみたので、導入の方法をみなさんと共有できればと思う。既にズイフトの世界で乗り込んでいる人には、聞き飽きたようなハウツー記事となるのはご了承頂きたい。

持ち物確認
・自転車
・ローラー台
・PC(スマホ、タブレット、Fire TV)
・データ計測センサー&受信機
・インターネット

iPhoneやiPadからもズイフトを楽しむことができるiPhoneやiPadからもズイフトを楽しむことができる
ローラー台についてはスマートローラーでも旧来の固定ローラーでも問題ない。重要なのはパワーデータもしくはスピードデータをズイフトに送信する必要があるということ。特にパワーデータはバーチャル世界での速度に大きく影響を与えることは覚えておいて損は無いだろう。

しかし、パワーメーターなんて持ってないという方でもご安心を。固定ローラー上での速度とズイフト内に登録されている固定ローラーのデータを紐付けることができれば、仮想パワーを計算してくれるのだ。つまり、スピードセンサーとローラーがあればバーチャル世界の自分を動かすことが可能となる。

また気をつけたいのはデータ計測/送信するセンサーと受信機の通信規格。ANT+とBluetoothの2種類どちらかでデータを受信する必要があり、送信機と受信機の規格がちぐはぐではデータのやり取りは不可能だ。また、Bluetoothの受信機を内蔵しているPCやスマホ、タブレットは多いが、ANT+はそうではないため、予めドングルを用意しておく必要がある。

ズイフトに登録

ズイフトのホームページからアカウントを作成しよう。2ページめの項目を入力するだけでアカウント作成は完了するズイフトのホームページからアカウントを作成しよう。2ページめの項目を入力するだけでアカウント作成は完了する
持ち物を揃えたあとは、ズイフトのアカウントを作成するところから始まる。ホームページにアクセスするといくつか「アカウントを作成する」というボタンが用意されているので、そこから次のページへ飛ぼう。移行したページに表示されている必要項目を入力して送信ボタンを押すと、アカウント作成は完了だ。とりあえずズイフトなる物を試してみようという方もとっつきやすいはず。

もちろんサブスクリプション登録や、バーチャルサイクリングをよりリアルに再現するための身体データ(体重など)はこのあと必要に応じて行うことになる。細かいデータ記入よりもまず、ズイフトを任意のデバイスにインストールしてバーチャルの世界に飛び込むことのほうが優先度は高い。

ズイフトをダウンロード

アカウント作成を完了したら移行するアカウントのダッシュボードページには、必要事項がわかりやすく掲載されている。その手順に沿って作業を進めていけば、ズイフトのバーチャル世界は目の前だ。

アカウントのダッシュボードページにはズイフト導入手順が記載されている。サポートも充実しているため、困ったことがあれば見に行ってみると良いだろうアカウントのダッシュボードページにはズイフト導入手順が記載されている。サポートも充実しているため、困ったことがあれば見に行ってみると良いだろう
インストーラーは英語だが、サクサク進めて良いだろうインストーラーは英語だが、サクサク進めて良いだろう
「ZWIFTをダウンロードする」をタップし、使用するデバイスを選択すると自
動的にダウンロードが開始される。任意のフォルダに落とされた「ZwiftSetup」というインストーラーを起動し、利用規約の同意やインストール先を決めたら、インストールが開始される。

パソコン内に無事に設定することができたら、インストーラーにその旨のメッセージが表示されると同時にズイフトが起動する。この時インストーラーに「FINISH」というボタンがあるはずなので、それをクリックしてインストーラーを終了させよう。

ズイフトを起動する

PCであればインストール完了と同時にズイフトは起動される。先程作成したアカウントでログインを行うと、ライセンスについての確認と目的に関するアンケートが出現する。それらをクリアすると使用するデバイスの選択/ペアリングの画面に移る。

ログインとその次のページはサクサク進んでいこうログインとその次のページはサクサク進んでいこう
使用する機材が起動して電波を発していれば、自動的に選択される可能性もある。もし自動的に電波をキャッチできなければ、使用機材の項目にある「検索」ボタンを押す。画面上に電波をキャッチしている機材のリストが表示されるが、もしリストに使用機材が記載されてなければクランクを一回しして、センサーのスリープ状態を解除してみよう。

PCやスマホ、タブレットと自転車側の機器をペアリングし「GO」を押すと、初回は性別、身長&体重、アバターの設定を行う。この時、身長と体重の入力はインペリアル法(フィート、ポンド)だが、後々変えることができるので適当でOK。

初回起動ではアンケートが行われる初回起動ではアンケートが行われる
パワーメーターもしくはスピードセンサーを選択する。スマートローラーはパワーとスマートトレーラーの欄で検出できるパワーメーターもしくはスピードセンサーを選択する。スマートローラーはパワーとスマートトレーラーの欄で検出できる
次のページでは走行する世界を選ぶ。ここでトレーニング内容なども選択できるが、ここは取り敢えずライドを選択して、バーチャル世界へ飛び込もう。

ペダルを漕ぎ出したい気持ちをグッと堪え、メニューを選択してプロフィール編集をまずは行おう。ここでは表示単位をメトリック法(メートル法)に切り替えることが最優先。先程適当に入力した身長と体重を正しく入力すれば、ズイフト世界の中でも適正な速度で走行できるようになる。

プロフィールを整えたら、いよいよバーチャルサイクリングを楽しもう。現在は非常に多くの人がバーチャルサイクリングを楽しんでいるため、サーキットエンデューロを走っているような感覚で走れる。ペースが近い人達と一緒に走るだけでも、飽きがちな室内サイクリングにも楽しさを与えてくれるだろう。

初回起動時はアバターの設定を行う初回起動時はアバターの設定を行う
走りたい世界をここで選ぶ。ワトピアの他に2種類から選択可能だ走りたい世界をここで選ぶ。ワトピアの他に2種類から選択可能だ
「ライド」ボタンを押せばバーチャルワールドに降り立つことができる「ライド」ボタンを押せばバーチャルワールドに降り立つことができる
表示単位やプロフィールの変更はここから行う表示単位やプロフィールの変更はここから行う
名前や生年月日、身長、体重などをソフト上で変更することができる名前や生年月日、身長、体重などをソフト上で変更することができる