自転車と鉄道、二つを愛する「テツ店長」ことバイクプラス多摩センターの河井孝介さんの輪行サイクリング紀行。今回は河津桜が咲き誇る初春の伊豆へ訪れた輪行ライドの様子がとどきました。(※取材は2月19日に行っています)



みなさんこんにちは!粘り強く続く??テツ店長の輪行紀行、今回もまた失われゆく鉄道風景を思い出に残す旅に出かけてきました。

春はお別れの季節ではありますが、鉄道の世界でも今年2020年3月にまた多くの車両たちが鉄路を去っていったのでした(涙)。そんな春の風物詩といえばやっぱり「桜」ということで、今回は去り行く列車と満開の桜を同時に見に行くサイクリングです!

とはいえ、ここはテツ店長の輪行紀行、フツーに輪行でサイクリングするだけじゃもの足りないので、ちょっとユニークな方法でサイクリングがすすんでゆきますから、みなさまもお乗り遅れの無いようご注意ください(笑)

それでは今回も出発進行!!

まだ夜も明けきらない町田駅前でせっせと輪行準備中!まだ夜も明けきらない町田駅前でせっせと輪行準備中! photo:Kousuke.Kawai
小田急線は運転室前に車椅子スペースがあるので、空いていればここに輪行袋を置かせてもらうのが吉小田急線は運転室前に車椅子スペースがあるので、空いていればここに輪行袋を置かせてもらうのが吉 photo:Kousuke.Kawai
2月19日、まだ夜も明けきらない町田駅から今回の旅がはじまります。
めざす針路は西になりますが、今回はいつもと違うちょっと変則的なルートを選択してみました。

まずは小田急線で『新松田駅』まで行って、そこから御殿場線に乗ってみたいと思います!特に理由はありませんが、いつも同じ東海道本線ばかりだと、乗り鉄とはいえやっぱり飽きてきてしまうもので……。

小田急線新松田駅からJR御殿場線松田駅に乗り換え!やって来たのは近日引退が確定している国鉄型211系(^^)/小田急線新松田駅からJR御殿場線松田駅に乗り換え!やって来たのは近日引退が確定している国鉄型211系(^^)/ photo:Kousuke.Kawai
そんな御殿場線の乗り換え駅『松田駅』と小田急線の『新松田駅』は別の駅名ながら、実際は隣接していて、輪行袋を抱えていてもカンタンに乗り継ぐことができるのですね。

テツ目線でいろいろ調べてみると、御殿場線にもけっこう良い点がありました!まずは沼津から東海道本線に直通しており、静岡まで乗り換え無しで行ける列車があることが判明!さらには車両の座席がクロスシート仕様で東海道本線よりグレードが高くて、俄然魅力的に見えてきたのでした!!これなら快適に車窓を楽しむことができそうです(笑)

現在は東海道本線のバイパスルート的な存在の御殿場線ですが、1934(昭和9)年の丹那トンネル開通までは東海道本線として日本の大動脈を担っていた歴史を持つ路線で、詳細は以前"河井孝介の輪行サイクリング紀行 vol.9"の記事で書かせてもらったので割愛しますが、今でも線路設備や駅構内などにその痕跡が多く残っているので、車窓から観察するのもテツ学的に面白い路線なのですね!

御殿場線の車窓からはいろんな角度から富士山が拝められて、見ていて飽きることがありません御殿場線の車窓からはいろんな角度から富士山が拝められて、見ていて飽きることがありません photo:Kousuke.Kawai
しかしながら御殿場線の最大の魅力は車窓から見え隠れする富士山の眺めでしょう!御殿場駅手前あたりから姿を見せる富士山が、沼津に向かって裾野を下ってゆくにつれて角度を変えつつ姿を見せてくれるので、きっと見ていて飽きないと思いますよ♪♪

サイクリングだけでなく、列車の旅も楽しみたい方にぜひ乗ってもらいたい路線が御殿場線ですね(笑)

なかなか下車する機会も無さそうな駅でしたが、駅舎の壁に描かれた富士山に粋を感じました(笑)なかなか下車する機会も無さそうな駅でしたが、駅舎の壁に描かれた富士山に粋を感じました(笑) photo:Kousuke.Kawai
そんな富士の裾野を下ってきた静岡行き普通列車は、沼津駅から東海道本線に入って西進して行きますが、テツ店長は三島の先にある『東田子の浦駅』という駅で途中下車しました。

駅前で自転車を組み立てたら、さっそくサイクリングに出発します。が、ここからめざす最初の目的地は駅から3kmほど離れた田んぼのど真ん中というシチュエーション……。

何故にわざわざそんな場所に出向いたのかというと、そこは撮り鉄界隈ではとても有名な撮影地だからなのです!

新幹線と富士山をキレイに切り取れる某有名撮影スポットはこんな感じでした新幹線と富士山をキレイに切り取れる某有名撮影スポットはこんな感じでした photo:Kousuke.Kawai
みなさんもどこかで見たことがあるかも知れませんが、富士山を背景に新幹線が駆け抜ける、ある意味日本を代表する風景をここから収めることが出来るのですね(笑)

それにしても、わざわざこんなところまで何故やって来たのかと言うと、それはこの3月で東海道新幹線から引退する、あのカモノハシ顔の700系新幹線が運行される残り少ない機会だったからなのです。そんなワケで沿道は同業者?で大盛況となっておりました。

とはいえ、広い場所なのでスペースには十分な余裕があり、自転車でフラフラとやってきたワタシも空いた場所に入れていただき、そそくさと撮影準備をすすめていったのでした。

本命の700系がやってくるまでまだ20分ほどあったので、数分おきに目の前を行き交う上り下りの列車で入念にカメラテストを行いましたが、それにしても列車の本数が多いことにビックリ(+_+)

あらためて日本の大動脈であることと、これだけの高速で高密度運行を行う技に感心しているうちに、いよいよ本命の700系のぞみがやって来る時間が近づいてきました!

周りの撮り鉄さん達の動きからも、もう間もなくであることが分かります(冷汗)。ラストワンチャンスで失敗の許されないミッションに緊張感がピークに達した頃、ついについにやってきました、700系新幹線が!!

本命の700系新幹線撮影は、失敗の許されない難しいミッションでしたが、まずまずなのが撮れて良かった(笑)本命の700系新幹線撮影は、失敗の許されない難しいミッションでしたが、まずまずなのが撮れて良かった(笑) photo:Kousuke.Kawai
相手は時速200km以上で走っておりものの数秒で視野から消えてしまうので、最後は祈るような気持ちで連続シャッターを切ったのですが、列車が通過した後すぐに確認すると、まずまず満足できる画が撮れていて一安心でした(笑)

とりあえず最初のミッションが無事終了したら、サッと撤収して次のミッションに向かいます!もともと自転車で移動しながらの撮影に特化したテツ店長の機材は、軽量コンパクトさが持ち味なので、「一撃必撮」でさっさと移動できる機動力の高さが自慢なのです!
なので数分後には撤収を終えて、今度はここから2kmほどのところを走っている『岳南電車』に向けて走り出しました。

まあ5分くらいで目的地の『岳南富士岡駅』には到着してしまうので本当に近くなのですが、この岳南電車がまたいい味を出しているんです。富士山の麓を1~2両編成の古い電車がトコトコ走っていて、味のある駅舎や古い機関車などが残っているテツならずともエモい路線なので、せっかく近くまで来たら寄らないわけにはいかなかったのです。

富士山の麓を走る"岳南鉄道"は乗っても撮っても楽しいローカル私鉄です!富士山の麓を走る"岳南鉄道"は乗っても撮っても楽しいローカル私鉄です! photo:Kousuke.Kawai
実際ここで何をするワケではありませんが、とりあえずは富士山、駅舎、電気機関車と愛車を入れたカンペキな?構図の一枚を撮ったらミッション終了、ということでこれまた一撃離脱して次の目的地へ転進します!!

ここからいよいよ伊豆半島に入って行くわけですが、どう考えてもテツ店長の脚力で西伊豆を経由して河津までは遠すぎる……。

ということで、ここから先は練りに練った新作戦で一気に劣勢を挽回してゆくことにします!まずは第一歩として、ここから三島市内までの22kmを時間内に到着するのが最初の関門なので頑張って行きましょう(^^)/

自転車をそのまま乗せられる伊豆箱根鉄道の駅までやってきた!自転車をそのまま乗せられる伊豆箱根鉄道の駅までやってきた! photo:Kousuke.Kawai
そしてペダルをこぎ続けること1時間、何とか無事に目的地の『三島田島駅』まで辿り着くことが出来ました!

通常ならここで自転車をたたんで輪行となるところですが、今回は『伊豆箱根鉄道』のサイクルトレインを利用して、自転車を畳まずに車内へ持ち込んでそのまま電車で移動をしてしまおうという作戦です

切符を買ってドキドキの自転車ホーム内持ち込み!輪行しなくて良いってなんてラクなんでしょう❤切符を買ってドキドキの自転車ホーム内持ち込み!輪行しなくて良いってなんてラクなんでしょう❤ photo:Kousuke.Kawai
きっぷを買ったら自転車を押して改札を通過してホームまで行き、指定された乗車口からやってきた列車にそのまま乗れるので、とにかくラクなのがうれしい(笑)

そんなホームで自転車といっしょに列車を待っていると、まもなくやって来たのは『特急踊り子』でした!これまでも夜行快速『ムーンライトながら』で何度か登場していたこちらの老兵185系も、2020年度いっぱいで引退が決まっているので、これは貴重なお姿を拝むことができました(涙)

『特急踊り子』がやってきました!『特急踊り子』がやってきました! photo:Kousuke.Kawai
この185系は1981(昭和56)年)の国鉄時代から特急踊り子で運用されている大ベテランで、この列車は熱海駅で伊豆急下田行きと修善寺行きに分割され、三島駅から伊豆箱根鉄道に乗り入れてここまでやって来たのでした。

愛車であるパープルのエモンダALRと愛する国鉄型車両の並びに胸を熱くしながらも、こちらには自転車を積むことはできないので、そのまま見送って次の普通列車を待つことに……。

『いずっぱこ』こと伊豆箱根鉄道の3000系電車は、正面窓が窪んだユニークな面構え(*^^*)『いずっぱこ』こと伊豆箱根鉄道の3000系電車は、正面窓が窪んだユニークな面構え(*^^*) photo:Kousuke.Kawai
さらに待つこと10分、こんどは青と白に塗り分けられたの普通列車がやってきました。こちらはまたちょっとレトロな顔立ちの3000系と呼ばれる車両で、カラーは伊豆の青空と富士山の白雪をイメージしたものだそうで、西武鉄道系の会社でもあるため、別名『ライオンズブルー』とも呼ばれているそうです。

そんな普通列車の先頭と最後尾が自転車持ち込みスペースということで、今回は当然のごとく先頭かぶりつきでサイクルトレインの旅を楽しむことにしました(笑)

サイクルトレインでは先頭と最後尾の運転室付近が持ち込みスペースとなっているサイクルトレインでは先頭と最後尾の運転室付近が持ち込みスペースとなっている photo:Kousuke.Kawai
自転車を支えながら前面展望を楽しむのも至高の時間(笑)自転車を支えながら前面展望を楽しむのも至高の時間(笑) photo:Kousuke.Kawai
とは言え終点の修善寺駅までは30分ということで、前面展望を満喫しているうちにあっと言う間にサイクルトレインの旅は終了。

ここ修善寺駅でふたたび自転車を押して改札を出ると、いよいよここからサイクリングスタート!とはならずに、そこからさらに自転車を押してバスターミナルのきっぷ売り場へ…

修善寺乗り入れの185系特急踊り子と愛車エモンダALR5DISCのツーショット❤修善寺乗り入れの185系特急踊り子と愛車エモンダALR5DISCのツーショット❤ photo:Kousuke.Kawai
そこで、おそるおそる「河津行きに自転車も載せられますか?」と聞いてみると、「大丈夫ですよ!やってきたバスのドライバーに言ってください」とのうれしい返答がいただけて一安心❤

ここからは、サイクルトレインばりの『サイクルラックバス』に乗車して、約50分のバス旅を楽しむことにしましょう♪

修善寺のバスターミナルで何故かバスの乗車券を購入すると…修善寺のバスターミナルで何故かバスの乗車券を購入すると… photo:Kousuke.Kawai
自転車積載が可能なバスが登場!前面のラックを下すとカンタンに自転車を載せられる夢の乗り物❤自転車積載が可能なバスが登場!前面のラックを下すとカンタンに自転車を載せられる夢の乗り物❤ photo:Kousuke.Kawai
こちら東海バスの天城線(修善寺~河津間)には、バス前面に2台積みの折り畳み式自転車ラックが付いていて、使用時にはこれを下して乗せることができるようになっているのです!ちなみに前輪を外して車内にも1台積み込めるので、1台のバスで計3台の自転車を運ぶことができると言うのだからこれは心強い❤

伊豆箱根鉄道に東海バス、あとから出てくる伊豆急行線と言い、伊豆は自転車フレンドリーなのが本当にうれしいですね! 伊豆半島と言うと山がキツそうで足踏みしてしまう方も多いかも知れませんが、上手く公共交通機関を利用すると、ぐっと伊豆サイクリングのハードルは下がると思うのでぜひお試しください♪

自転車を載せた路線バスが天城峠の険しい坂を力強く上ってゆきます!自転車を載せた路線バスが天城峠の険しい坂を力強く上ってゆきます! photo:Kousuke.Kawai
テツ店長と愛車を乗せて修善寺駅を出発した路線バスは、伊豆半島の真ん中を南下して行くのですが、じつはその先には『天城越え』という難所が待ち受けているのです(汗)

走り続ける路線バスはだんだんと人里離れた山に向かって行き、徐々に高度も上げてゆきます。さらに山深くなってくると斜度もキツくなり、いよいよ本格的な峠道の様相を呈して来ました!

そんな『天城越え』の上りも、自走じゃないと本当にお気楽そのもの。ちょっとは後ろめたい気持ちを抱きつつも、それでもやっぱり自転車ごと山の上まで運んでくれるって最高!!と思うのは一度乗ってみればきっと分かると思います(笑)

その後バスは天城トンネルで峠を越えて河津に向けて下り始めましたが、テツ店長はここで寄り道するために途中下車します。バス停に止まって下りると、ドライバーさんがラックから自転車を下ろすのを手伝ってくれて本当に感謝です❤

楽しいひとときを提供してくれたバスを見送ったら、お待たせしました!ようやくここからサイクリング再開です(笑)

天城旧道は想定外のグラベルロードでしたが、太めの28Cチューブレスタイヤのおかげで不安なく走ることができました♪♪天城旧道は想定外のグラベルロードでしたが、太めの28Cチューブレスタイヤのおかげで不安なく走ることができました♪♪ photo:Kousuke.Kawai
実は伊豆の山奥に古くて立派なトンネルがあると聞いていて、古い建造物に目が無いテツ店長はいつか行ってみたいと思っていたのですが、この機会に『旧天城トンネル(天城山隧道)』を見に行こうと思います。

当初は天城トンネルの向こう(修善寺側)から天城山隧道を抜けたかったのですが、昨年の台風19号で道路の一部が崩壊して通行止めとなってしまったために、今回やむなく河津側から往復アプローチすることにした次第。

運良くバス停近くで会ったハイカーの方に、こちら側から天城山隧道はアプローチできるとの情報を得てさっそく旧道へ向ったのですが、その旧道がじつは未舗装だったのはちょっと想定外でした……(汗)

幸い『天城山隧道』までが2kmと短かったのと、こんな時に備えてのディスクロードバイクに太め28Cチューブレスタイヤを履かせていたのが功を奏して、グラベルコースも怖がらずに走れたのはナイスでしたね(笑)

やっとこさやって来た"天城山隧道"は、レンガ積みの重厚な造りで歴史の重みを感じさせるものでしたやっとこさやって来た"天城山隧道"は、レンガ積みの重厚な造りで歴史の重みを感じさせるものでした photo:Kousuke.Kawai
やって来た『天城山隧道』は総て切り石造りなだけに重厚感がすごいのですが、こちらの隧道(という呼び方のほうが似合うと思う……)は、明治38年に開通した日本初の石造道路トンネルで、現存する最長の石造道路トンネル(445.5m)なんだそうです。

当時としてはかなり長大なトンネルであったことは間違いなく、その造り込みを見ても相当に大きなプロジェクトであったことが窺え、明治人の心意気にアタマが下がると共に、そのチャレンジ精神に勇気をもらえます。、やっぱり来て良かったとひとりほくそ笑むテツ店長でした(笑)

ここからはひたすら下って河津桜をめざすワケですが、ロードバイクでの未舗装下りって正直コワい…。とにかく慎重に走って何とか舗装区間まで戻ると、そこからあとは快適なダウンヒルコースとなりました。

河津七滝ループ橋から眺める河津桜。下りで良かったと心から思ったしだい(笑)河津七滝ループ橋から眺める河津桜。下りで良かったと心から思ったしだい(笑) photo:Kousuke.Kawai
ところどころ咲きほこる満開の河津桜を横目に見ながらの下りは痛快そのもので、高低差45mを一気に下る『河津七滝ループ橋』を疾走しながら、これは逆ルートはカンベンだな…などと考えているうちに、河津町の街まで下ってきてしまいました!

市街地までくるとさすが人気観光地だけあって、周辺は自家用車やバスでけっこうな賑わっていました。ですが、そこは自転車の機動力を発揮して良さげな場所を小刻みに回りながら、存分に本場の河津桜を満喫したのでした(笑)

これぞ本場の河津桜!河津川から眺める河津桜の並木はもはや絶景という他ありません!!これぞ本場の河津桜!河津川から眺める河津桜の並木はもはや絶景という他ありません!! photo:Kousuke.Kawai
青い空の下で満開の河津桜を眺めることができて、この上なく幸運な日であることを実感!青い空の下で満開の河津桜を眺めることができて、この上なく幸運な日であることを実感! photo:Kousuke.Kawai今をときめく河津桜の原木は、河津町のはずれにある民家の軒先で今年も力強く花を咲かせていました今をときめく河津桜の原木は、河津町のはずれにある民家の軒先で今年も力強く花を咲かせていました photo:Kousuke.Kawai


河津川沿いから見える景色はどこも桃源郷のよう❤河津川沿いから見える景色はどこも桃源郷のよう❤ photo:Kousuke.Kawai
今年は暖冬だっただけに満開になるのも早くて、すでに盛りを過ぎた場所もありましたが、それでもこれ以上ないと思えるくらいに素晴らしい河津桜を見ることができ、本当に一生の思い出となりました(涙)

ひと通り花見が終わったら、せっかくなので河津桜と去り行く列車達を記念に収めることにしましょう!

河津桜と臨時特急マリンエクスプレス踊り子!使用される車両は成田エクスプレス用E259系(^^)/河津桜と臨時特急マリンエクスプレス踊り子!使用される車両は成田エクスプレス用E259系(^^)/ photo:Kousuke.Kawai
特急踊り子といえばやっぱりコレ!国鉄型特急車両185系と河津桜が並ぶ姿も今年で終わりかもしれない…特急踊り子といえばやっぱりコレ!国鉄型特急車両185系と河津桜が並ぶ姿も今年で終わりかもしれない… photo:Kousuke.Kawai
幸いこの日は河津桜シーズンという事もあり、臨時列車も含めて特急列車フル稼働で、こ
の春で消えて無くなる251系『スーパービュー踊り子』、臨時運用が無くなるらしいE259系『マリンエクスプレス踊り子』、そして来年春までに引退する185系『踊り子』と、特急列車が次々とやって来てくれるのが、ありがたい事この上ない(笑)

こちらは引退直前の特急スーパービュー踊り子251系!愛車と河津桜を入れての一枚こちらは引退直前の特急スーパービュー踊り子251系!愛車と河津桜を入れての一枚 photo:Kousuke.Kawai
夢中になってやって来る列車をカメラに収めていましたが、あっと言う間に時間が過ぎて行って、そろそろ帰る時間が近づいてきました!

さてここからが本日最後にして最大のイベント!251系スーパービュー踊り子乗り納めです♪♪

河津駅に入線する251系スーパービュー踊り子!これに乗るためにここまでやって来たと言っても過言ではない…河津駅に入線する251系スーパービュー踊り子!これに乗るためにここまでやって来たと言っても過言ではない… photo:Kousuke.Kawai
河津駅で自転車をたたんで輪行袋に収めてホームに上がると、すでにけっこうな数の乗客が列車の到着を待っており、まもなくすると大きな前面窓が特徴的なスーパービュー踊り子10号がやって来ました!

1990年の登場から数えて31年も経っていますが、今見ても全然古さを感じさせない華やかなデザインが良いですねぇ!聞くところによれば、凝った造りゆえの老朽化問題もいろいろ抱えていたらしく、2020年3月には後継のE261系サフィール踊り子にその座を譲って引退することになったらしいのですが……。

そんなスーパービュー踊り子10号が、いよいよ河津駅のホームに入線してきました!その姿はいかにも威風堂々といった佇まいで、いっせいに人々がカメラを向けていましたが、やはりこの存在感が人の目を惹くんでしょうね。

さて、ここからいよいよ乗り納めの旅が始まります!それにしてもこの車両、1990年というバブル華やかりし時代にデビューしただけあって、そこかしこに贅沢な造り見られるのが面白い!

90年代初頭のバブル時代に登場しただけあり内装はとてもゆとりのある造り。輪行袋を置くスペースはいくらでもある(^_-)-☆90年代初頭のバブル時代に登場しただけあり内装はとてもゆとりのある造り。輪行袋を置くスペースはいくらでもある(^_-)-☆ photo:Kousuke.Kawai
しかしながら、そんなゆとりあるスペースが輪行にはぴったりだったりもするので、このまま引退してしまうのはじつにもったいない……(涙)

車体はハイデッカー(床が高い)で展望が良いのに加えて、天井までひろがった大きな窓からの眺めはまさしく『スーパービュー』!さらに先頭車まで前面展望を眺めににも行ってみましたが、そこはまるで運転席に座っているような迫力の展望でテンション上がります!!

スーパービューというだけあって展望は抜群!これだけの車内設備を持ちながら引退ってのももったいない気がしてならない(>_スーパービューというだけあって展望は抜群!これだけの車内設備を持ちながら引退ってのももったいない気がしてならない(>_
これまたスーパービューというだけあって前面展望も素晴らしい❤これまたスーパービューというだけあって前面展望も素晴らしい❤ photo:Kousuke.Kawai
まあいつまでもかぶりついているのも大人げないのですぐに引き返し、自分の座席にもどってようやくひと息つくと、いままで忘れていた空腹が急に襲ってきました。思い返せば朝からずーっと動き回っていて、ゆっくり食事をしているヒマがありませんでしたからねぇ(反省…)

ということで、河津駅で列車待ちの間に買っておいた駅弁『金目鯛の塩焼き弁当』をひろげて、ひとり遅めのランチタイムとさせていただきました。あおさのりのかかったごはんに、食べごたえのある肉厚の金目鯛塩焼きが美味しい♪♪

伊豆まできたらやっぱり押さえておきたいのは"金目鯛"ということで、河津駅で買っておいた駅弁がコチラ伊豆まできたらやっぱり押さえておきたいのは"金目鯛"ということで、河津駅で買っておいた駅弁がコチラ photo:Kousuke.Kawai
あっさりめのメニューながら、肉厚の金目鯛は食べ応えがありました(^^♪あっさりめのメニューながら、肉厚の金目鯛は食べ応えがありました(^^♪ photo:Kousuke.Kawai

テツ店長を乗せたスーパービュー踊り子10号は、夕暮れの伊豆急行線を北上して"伊東駅"を境にJR伊東線へ、その後"熱海駅"から東海道本線に入るとスピードアップして、ようやく本来の特急らしい俊足を見せてくれますが、終わりが近づいてくるとなんだか切ない気持ちになってきました(涙)

そうこうしているうちに次の停車駅『横浜駅』に到着して乗り納めの旅は終了。乗車時間2時間5分は本当にあっという間でしたが、今回もまた思い出深い旅となりました。

車窓を流れる夕暮れ風景を眺めながら、乗り納めの旅を味わうテツ店長車窓を流れる夕暮れ風景を眺めながら、乗り納めの旅を味わうテツ店長 photo:Kousuke.Kawai
横浜駅を去ってゆく251系をお見送りする。これが本当に見納めなのかと思うと感無量です(涙)横浜駅を去ってゆく251系をお見送りする。これが本当に見納めなのかと思うと感無量です(涙) photo:Kousuke.Kawai
下車したあとはホーム上から列車が見えなくなるまで最後のお見送りをしたら、これにて2020年乗り納めライドのミッションはすべて終了。

電車に乗るだけでもなく、自転車に乗るだけでもなく、やっぱり自分にはどっちも楽しめる輪行が一番合っていると再認識させてくれた今回の旅。いろんな乗り物にも乗れたし、最後に見ておきたい、乗っておきたい列車にも出会えたし、この上なく満足な一日でした(笑)

2020年春、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が猛威を振るっていますが、明けない夜はありません!今はその先にある楽しいことを考えながら、心穏やかに今を乗り切ってゆきたいですね。

それではまたお会いしましょう(^^)/




河井 孝介河井 孝介 旅する人 河井孝介プロフィール

バイクプラス多摩センターの店長を務める50歳。前職で足かけ10年にわたる勤務を鉄道の無い(モノレール除く)沖縄県で過ごした反動からか、帰京後は輪行サイクリングの虜となり、現在は鉄道と自転車を組み合わせ、鉄道廃線跡や未成線など鉄道の歴史を辿るサイクリングをライフワークとする。鉄道趣味のジャンルは「乗り鉄」。旧国鉄型車両を心から愛し、ひそかにJR全線乗車にチャレンジ中。非常勤の防衛省職員である予備三等陸曹の身分も合わせ持っている。