5月12日に開催されたグランフォンド軽井沢を実走レポート。今年で開催10周年を迎える定番大会の、浅間山麓をぐるっと一周する約116km、獲得標高2,400mの「2400」にチャレンジした。



軽井沢プリンスホテルスキー場からスタート!軽井沢プリンスホテルスキー場からスタート! photo:Makoto.AYANO
セレブな避暑地として知られる長野県北佐久郡軽井沢町が舞台のロングライドイベント「グランフォンド軽井沢」。5月11・12日の2日間の開催で、初日の土曜はグルメフォンドも開催し、ファミリー向けに美味しいポタリングの楽しめる大会でもある。メインイベント的な存在は2日目のグランフォンド。軽井沢の名前はあるが、軽井沢発着で浅間山の周りをぐるりと巡るダイナミックなロングライドだ。

多くの実走サポートライダーたちも参加しているのが安心だ多くの実走サポートライダーたちも参加しているのが安心だ スタンダードな2400に参加のたくましい女性たちスタンダードな2400に参加のたくましい女性たち


もっとも参加者の多いレギュラーコースの「グランフォンド軽井沢2400」は、「ツール・ド・浅間山」と言っていいコース取りで山麓をぐるりと廻る。軽井沢プリンスホテルスキー場を出発し、長野原、嬬恋、上田、東御、小諸、御代田という群馬県と長野県の計7市町村をめぐり、軽井沢に戻ってくる約116kmだ。全行程のうちにいくつものヒルクライムが現れるこのイベントの獲得標高は獲得標高2,413m。最高標高は1,732mにも及び、国内屈指の山岳ロングライドとなっている。ルートラボのコースマップはこちら

軽井沢町長の藤巻進さんが参加者をお見送り軽井沢町長の藤巻進さんが参加者をお見送り スタートもチェッカーフラッグですスタートもチェッカーフラッグです


朝6時。スタートの軽井沢は少し肌寒いものの、この日は最高の天気に恵まれた。天気予報は降水確率0%、気温も20℃予想で、走りやすく、雨の心配の要らない一日が約束された。難コースではあるが完走率は最近3年間は95%超えを誇っており、参加者たちの覚悟も相当なもの。今まで何度かは雨に見舞われたが、晴れればぐっと走りやすくなる。

早朝の旧軽井沢駅舎前を駆け抜けていく早朝の旧軽井沢駅舎前を駆け抜けていく
交通安全とマナーの良い走行を呼びかける「ハイぶりっ子ちゃん」という地元の(謎の)ゆるキャラに見送られ、軽井沢町長はじめ地域の要人にチェッカーフラッグで見送られてのスタート。まだ人影のない軽井沢中心の市街を抜け、三笠ホテルを通過し、白糸ハイランドウェイへ。さっそくここで激坂の洗礼が待っている。

白糸ハイランドウェイはこの時間自転車専用に白糸ハイランドウェイはこの時間自転車専用に 激坂区間に歩いてしまう人が続出激坂区間に歩いてしまう人が続出


参加者の7割ほどが軽井沢に宿泊して前日のイベントに参加、ショッピングやグルメを楽しむというこの大会。以前は7時スタートだったが近年は6時に変更し、朝早くに走り出して完走率を上げる工夫も。天気が悪いと朝は相当寒くなるが、この日はウィンドブレイカー程度でしのげた。日中は暑くなる予報に、半袖ジャージ+バイクパンツという夏用の装備を基本に、アームウォーマー、ニーウォーマー、ウィンドブレーカーを組み合わせ、体温調節しやすい服装をチョイスするのが良さそう。雨の確率があればレインジャケットも持ちたい。

白糸ハイランドウェイの15%の激坂区間は思わず足を着きそう...白糸ハイランドウェイの15%の激坂区間は思わず足を着きそう... photo:Makoto.AYANO
急坂を登ると身体が温まる。普段は自動車専用の有料道路である白糸ハイランドウェイは参加者の通過時は完全交通規制でクルマの通行がなく、道幅いっぱいを使って登ることができる全長10km、平均斜度4.2%の登り道。蛇行必至の15%の激坂区間もなんとかクリア。

難関コースを大会オリジナルジャージを着て走るスーパー・グランフォンド軽井沢も難関コースを大会オリジナルジャージを着て走るスーパー・グランフォンド軽井沢も 白糸ハイランドウェイから一般道に出るところではサポートライダーの交通誘導が白糸ハイランドウェイから一般道に出るところではサポートライダーの交通誘導が


料金所越しに浅間山が姿を表した料金所越しに浅間山が姿を表した
下ると第1エイドが設定された浅間ハイランドパークに到着。ここからは、まだ雪が残る浅間山を見渡すことができた。エイドではセレブな(?)パルミジャーノ・レッジャーノチーズやバナナが提供される。第1エイドの後は、約20kmで450mを下るダウンヒル。その先の自然のエイド「干俣(ほしまた)の清水」をボトルに詰めるのもおすすめだ。

コーダーブルームのスタッフがメカニックサポートに当たるコーダーブルームのスタッフがメカニックサポートに当たる 干俣(ほしまた)の清水の湧き水をボトルに詰めるのはお約束干俣(ほしまた)の清水の湧き水をボトルに詰めるのはお約束


嬬恋をぐるりと巡り徐々に勾配を上げていく嬬恋をぐるりと巡り徐々に勾配を上げていく photo:Makoto.AYANO
以前は急勾配の激坂をバラギ湖から登っていたが、近年は412号線を走り嬬恋をぐるりとまわって比較的ゆるい勾配で標高1,405mの頂上ポイントにアプローチするようになった。そこからの眺めは遠くに見事な山並みが続く絶景かな。おもわず参加者の皆さんも仲間と再集合して記念撮影にいそしむ。それにしても雲ひとつ無い天気が素晴らしすぎる!

澄み渡った青空。頂上は間もなくだ澄み渡った青空。頂上は間もなくだ 山並みの眺望を楽しみながら仲間たちと記念撮影!山並みの眺望を楽しみながら仲間たちと記念撮影! photo:Makoto.AYANO


この景観には思わずバンザイが出てしまいますね!この景観には思わずバンザイが出てしまいますね! photo:Makoto.AYANO
ちょうどお腹が減ってきた頃、第2エイドの東海大学嬬恋高原研修センターに到着。お味噌汁と山菜ごはんのヘルシーメニューの昼食その1が供される(その2も後で出てきます)。ちょうど汗をかいて塩気がほしいところで嬉しい補給食だ。以前はここでカレーが振る舞われていたけれど、スタート時間の前倒しで軽めの食事になったようです。ここまででコースの1/3ほど。

ランチタイムを仲間と楽しんでます!ランチタイムを仲間と楽しんでます! 山菜ご飯と味噌汁のヘルシーランチその1が供される山菜ご飯と味噌汁のヘルシーランチその1が供される


つまごいパノラマラインはなだらかなアップダウンで最高の風景つまごいパノラマラインはなだらかなアップダウンで最高の風景 photo:Makoto.AYANO畑と農作業のトラクターを脇目に走り抜けていく畑と農作業のトラクターを脇目に走り抜けていく


広々としたつまごいパノラマラインを走る広々としたつまごいパノラマラインを走る photo:Makoto.AYANO
開けた眺めの素晴らしい「つまごいパノラマライン」を下り基調で気持ちよく走り抜け、愛妻の丘を通過する時に少しだけ妻のことを思い出し(笑)?、次に向かうのは最高標高地点の湯の丸高原、地蔵峠。以前は鳥居峠へ向かっていたが、より景色の素晴らしいダイナミックルートになった。

湯の丸高原のルートはダイナミックな景観が楽しめる湯の丸高原のルートはダイナミックな景観が楽しめる
湯の丸林道、地蔵峠へのつづら折れを登る参加者たち湯の丸林道、地蔵峠へのつづら折れを登る参加者たち photo:Makoto.AYANO
白樺林のつづら折れ、そしてクマザサの原っぱの美しい景観を眺めながらのヒルクライム。第2エイドの山菜ご飯が胃の中から消えた頃、地蔵峠(1,730m)に腹ペコで到着(ジェルタイプの補給食を持っていて助かりました)。ここでメインの第2昼食、カレーが供されます。

地蔵峠ではカレーとゆで卵が供されます地蔵峠ではカレーとゆで卵が供されます オートバイに先導されてグループで長いダウンヒルをこなすオートバイに先導されてグループで長いダウンヒルをこなす


運動中にも食べやすいように少し甘口のカレーとゆで卵が嬉しい。ここからはしばらく下りなのでタイミング的にも問題なし。峠ではメカニックサポートもあり、長いダウンヒルを前にして安心です。

上田・小諸へのダウンヒルは延々と続く上田・小諸へのダウンヒルは延々と続く photo:Makoto.AYANO
地蔵峠の下りは一気に標高差1000mを下るロングダウンヒル。あまりに急勾配なため、地蔵峠エイドからは数グループごとのウェーブスタートでオートバイに先導されて下る。オーバースピードの危険が無いよう安全なスピードで下ることができる反面、カーボンリムを使用する人は引きずりブレーキの加熱でリムを壊さないように注意したい。ディスクブレーキの人も熱でローターが焼けるほどの下りの長さ。ブレーキを続けて掛けすぎたと思ったら、冷ますために車列から外れて少し休憩するのが良いだろう。

小諸の街を遠目に観ながらのライドだ小諸の街を遠目に観ながらのライドだ photo:Makoto.AYANO菱野温泉への激坂には応援メッセージが書かれていた菱野温泉への激坂には応援メッセージが書かれていた


後半の難所は菱野温泉への登りだ。蛇行必至の激坂を登る頃、ちょうど気温も30℃近い真夏の日差しに。菱野温泉を登りきったエイドでは女子高生のボランティアスタッフからイチゴと桜餅をいただきます。元気出ました!

菱野温泉への激坂で応援するのは悪魔おじさん!菱野温泉への激坂で応援するのは悪魔おじさん!
菱野温泉エイドで木陰で休憩する。夏日になってきた菱野温泉エイドで木陰で休憩する。夏日になってきた イチゴと桜餅の補給食の甘さが後半戦には嬉しいイチゴと桜餅の補給食の甘さが後半戦には嬉しい


残り30kmを切った軽井沢までの道のりは、実はまだ手強い。クルマの少ない道を選んで走るこの大会の安全上の配慮から、山麓につけられた小道を行くことに。アップダウンがある代わりにクルマはほとんど通らず、かつほとんどが木陰になっているため快適だ。はるか下界の街並みを眺めて走るのも気持ちがいい。

下界には小諸、御代田の街並みの風景が広がる下界には小諸、御代田の街並みの風景が広がる photo:Makoto.AYANO
高原の木陰の小道を走り軽井沢を目指す高原の木陰の小道を走り軽井沢を目指す 高原道路はクルマも通らず、気持ちよく走れる高原道路はクルマも通らず、気持ちよく走れる photo:Makoto.AYANO


最終盤は軽井沢の別荘地帯を走り抜け、最終エイドではうまい棒をいただく。これは大会事務局によるシャレみたいなもの?笑。軽井沢プリンスホテルのフィニッシュではMCのアナウンスが感動を盛り上げてくれる。走り終わってのうどんとハイぶりっ子ちゃんとの記念撮影もお約束だ。

最後のエイドではうまい棒が補給された(笑)最後のエイドではうまい棒が補給された(笑) 軽井沢プリンスホテルスキー場のフィニッシュへ軽井沢プリンスホテルスキー場のフィニッシュへ


この日はとうとう最後まで雲ひとつ無い快晴、軽井沢の高原の気候が清々しい史上最高の天気だった。帰路まで時間があればすぐ近くのプリンスショッピングプラザやアウトレットモールでショッピングを楽しんだり、グルメなレストランで回復のための美味しい食事を楽しむもよし。首都圏からクルマでのアクセスも良いが、新幹線輪行でも十分便利なのも魅力だ。

大学のサイクリング部のグループがフィニッシュ大学のサイクリング部のグループがフィニッシュ
ゴールで迎えてくれた謎のゆるキャラ、ハイぶりっ子ちゃん。佐久のキャラクターらしいゴールで迎えてくれた謎のゆるキャラ、ハイぶりっ子ちゃん。佐久のキャラクターらしい 10回目の記念大会に最高の天気という贈り物が嬉しかったグランフォンド軽井沢。天気が良ければ最高の季節に最高のロケーションで最高のライドが楽しめる大会です。もちろんショートコース90kmの「2000」、嬬恋や発着の「グランフォンド嬬恋」、小諸スタートの「グランフォンドKOMORO」など各バリエーションもあり、リピーターとなっても変化が欲しい時、あるいは発着点の都合でコースが選べるのも嬉しい。

そして、すでに10月5日(土)、6日(日)開催 の「秋グランフォンド軽井沢」の募集も始まっている。初日はグルメフォンド、2日目は90kmのショートコースでチェックポイントを巡るオリエンテーリング形式も取り入れられ、秋は秋の風情が楽しめそうだ。


photo&text:Makoto.AYANO
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