ファブリックは2018年モデルより、ラインアップするライトのモデル名を変更。旧300Lumensは「LUMABEAM」、150Lumensは「LUMANATE」、30Lumensは「LUMASENSE」へとそれぞれ切り替わった。ファブリックのライトは"LUMA"の名前を持つシリーズとなっている。今回の記事ではLUMABEAMとLUMASENSEをピックアップして紹介する。



ファブリック LUMABEAM
ファブリック LUMABEAMファブリック LUMABEAM
旧300Lumensという名前の通り、最大300ルーメンの光を放つことが出来るモデルがLUMABEAMだ。300ルーメンは、光があふれる街路はもちろん、街灯の少ない郊外の田舎道でも安心して走行できる明るさであり、様々なシチュエーションをカバーすることが可能だ。

このライトにはハイ(300ルーメン)のモードに加え、ロー、点滅、ストロボという発光パターンが採用されており、夜間のみならず昼間も点滅系モードで存在をアピールすることもできる。ランタイムはハイが2時間、ローが3時間、点滅とストロボが6時間だ。

ボディサイドは切り欠きが設けられているため、LEDの光は側方まで届くようになっているボディサイドは切り欠きが設けられているため、LEDの光は側方まで届くようになっている 電源ボタンは点灯LEDを切り替える役割も持つ電源ボタンは点灯LEDを切り替える役割も持つ

モード切替はダイヤルによって行う。発光パターンのグラフィックが描かれているため、直感的にどのパターンか把握しやすいモード切替はダイヤルによって行う。発光パターンのグラフィックが描かれているため、直感的にどのパターンか把握しやすい マウントはラバー製となっており様々な形状や径のハンドル、シートポストに装着することが出来るマウントはラバー製となっており様々な形状や径のハンドル、シートポストに装着することが出来る


ここまでは一般的なライトも備える機能だ。加えてLUMABEAMには2つ特徴となるポイントがあり、ファブリックらしくユニークなプロダクトとなっている。まず一つは、モード切替がボタンではなく、ボディ後端部のダイヤル操作を採用した点。

ボタンのように何回も押してモードを選択する煩わしさも無くなり、ワンアクションで求めるモードに切り替えることができることがメリットだ。その上、厚手のグローブを着用していても問題なく操作しやすいのも嬉しい。

ボディ裏側に充電ポートが設けられるボディ裏側に充電ポートが設けられる 付属するのはマウントと充電用MicroUSBだ付属するのはマウントと充電用MicroUSBだ


2つめはボディ上部に配置されているボタンのようなものが、実は赤色/白色LEDという点だ。つまり、LUMABEAMはフロントとリア兼用ということになる。これらのLEDは8ルーメンという明るさで、前用のフラッシュライトやリアライトとしても活躍する。

発光モードはメインLEDと同様の4種類。消費電力はメインLEDよりも小さく、それぞれのモードでのランタイムは長くなっている。電池残量が少ない際や、ロングライドなどで長時間使用したい場合で役立つだろう。

ファブリック LUMABEAMはリアライトとしても活躍するファブリック LUMABEAMはリアライトとしても活躍する
各LEDの切り替えは、電源のオンオフを行うボディ後端部のボタンで操作する。長押しでオンオフ、クリックで発光するLEDを変えていく。順番はメイン→赤色サブ→白色サブだ。

シンプルな樹脂製マウントとシリコンバンドを使用しバイクに取り付ける。マウントは360°するため、ハンドルのフラット部はもちろんステムや、シートポスト、ヘルメットに取り付けても問題ない。下記で紹介する30ルーメンモデルと共通のマウントを使用するため、ファブリックライトで揃え、万が一に備えても良いだろう。

ファブリック LUMABEAM 最大300ルーメンの光量で路面を照らし出すファブリック LUMABEAM 最大300ルーメンの光量で路面を照らし出す
ファブリック LUMABEAM
光量:メインLED(300ルーメン/ハイ、60ルーメン/ロー)、サブLED(8ルーメン)
発光パターン:ハイ、ロー、点滅、ストロボ
ランタイム:メインLED(2時間/ハイ、3時間/ロー、6時間/点滅、ストロボ)
      サブLED(6時間/ハイ、14時間/ロー、46時間/点滅、58時間/ストロボ)
ボディ:アルミ(幅23mm、長さ90mm)
防水機能:IPX5
価格:7,500円(税抜)



ファブリック LUMASENSE
ファブリック LUMASENSEファブリック LUMASENSE ファブリック LUMASENSEファブリック LUMASENSE
サイクリスト自身の存在をアピールするために最適な光量30ルーメンを備えるモデルがLUMASENSEだ。ラインアップには白色LEDのモデル(フロント用)と赤色LEDのリア用モデルの2種類が用意されており、ユーザー自身のニーズに合わせて選択できるようになっている。

基本性能としての発光パターンはLUMABEAM同様のハイ、ロー、点滅、ストロボという4種類。存在のアピール度合いを使用するシチュエーションを変化させられるため、事故に巻き込まれる危険も少なくなるはずだ。

ランタイムは前後でそれぞれ異なる。フロント用はハイが3.5時間、ローが6時間、フラッシュが8.5時間、ストロボが10時間だ。対してリア用はハイが8時間、ローが9時間、フラッシュが8時間、ストロボが9時間となっている。

シンプルな作りながらガッチリとライトをホールドしてくれるマウントシンプルな作りながらガッチリとライトをホールドしてくれるマウント ボディ後端部のボタンのクリックで操作を行うボディ後端部のボタンのクリックで操作を行う


また、リア用は基本性能に加え、ブレーキライトのように速度変化(減速)を検知し、発光パターンを変化させる機能を持つ。後方のサイクリストやドライバーに前方で変化が起こったことを強くアピールしてくれるため、追突事故を貰う可能性が低くなるはずだ。

マウントは300ルーメンモデルと同様の樹脂ブラケットとシリコンバンドの組み合わせ。工具を使用せずハンドルバーやシートポスト、ヘルメットに取り付けることができるのは嬉しい。また、300ルーメンモデルと30ルーメンモデル前後の3種類を装備すれば、不測の事態にも柔軟に対応することが可能となる。価格はいずれも4,500円(税抜)。


ファブリック LUMASENSE
光量:30ルーメン
発光パターン:ハイ、ロー、点滅、ストロボ
ランタイム:フロント(8時間/ハイ、9時間/ロー、8時間/点滅、9時間/ストロボ)
      リア(3.5時間/ハイ、6時間/ロー、8.5時間/点滅、10時間/ストロボ)
ボディ:幅23mm、長さ74mm
価格:4,500円(税抜)

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