幅広くニッチかつ、非常にコストパフォーマンスの高い製品で人気を誇るTNI。カーボンロードフレームラインアップに最新のトレンドを詰め込んだ軽量フレーム「Granian(グレニアン)」が登場した。プレミアの輪行袋と合わせて紹介しよう。



TNI Granian
TNI Granian、エクストラライトIIフォークTNI Granian、エクストラライトIIフォーク (c)トライスポーツ
Dragonホイールやビッグプーリーなどのグレードアップパーツを数々リリースしているTNI。フレームも手がけており、軽量ロードバイクのPodiumやTTバイクのFighter、シクロクロスバイクのMad Golliraなど様々な種類モデルを用意する。

今回紹介するモデルはロード用フルカーボンフレームセットGranian。Podium同様にオーソドックスな形状としながらも、最新のバイクトレンドに沿った造形を随所に採用した最新モデルだ。フレーム重量はPodiumよりも若干増量しているが、880gと十分軽量級であり走りの軽さに期待ができる。

フレーム形状で特徴的なポイントは、トップチューブからシートステーにかけての造形だ。この2つのチューブは扁平形状かつ、1本のチューブのようにつなげることで、リアバックが受ける衝撃をフレーム上側で緩和するつくりとなっている。

TNI GranianTNI Granian (c)トライスポーツ
繋がるようなトップチューブからシートステーデザインは快適性に貢献する繋がるようなトップチューブからシートステーデザインは快適性に貢献する (c)トライスポーツBBシェルはボリュームをもたせた造形とし、ペダリングパワーを受け止める剛性を獲得したBBシェルはボリュームをもたせた造形とし、ペダリングパワーを受け止める剛性を獲得した (c)トライスポーツ下側1-1/2インチのヘッドを採用することでフロント周りの剛性を向上させた下側1-1/2インチのヘッドを採用することでフロント周りの剛性を向上させた (c)トライスポーツ


チェーンステーのエンド側も薄い扁平形状のため、路面から受けた衝撃を逃しつつ、タイヤの接地感が向上しているはずだ。対してチェーンステーのBB側は太く作ることで、BBシェル周りのボリュームある造りとあわせてペダリングパワーを受け止める剛性を確保した。

シートピラー径は27.2mm、ヘッド規格は上側1-1/8インチ、下側1-1/2インチという設定。ボトムブラケットはBB86規格。アッセンブルされるフォークは重量340g。サイズはXS、S、M、L、XLという5種類。価格は165,000円(税抜)。

またフロントフォーク単体も登場した。エクストラライトIIという名前の通り、340gという軽量に仕上げられている事が特徴だ。コラムは1-1/8インチで、300mm長。オフセットは43mm。価格は25,000円(税抜)。

TNI Granian
素材:カーボン
シートピラー径:27.2mm
ヘッド規格:上側1-1/8インチ、下側1-1/2インチ
BB規格:BB86
フレーム重量:880g
フォーク重量:340g
サイズ:XS、S、M、L、XL
価格:165,000円(税抜)

TNI エクストラライトIIフォーク
素材:カーボン
重量:340g
コラム:1-1/8インチ、300mm
オフセット:43mm
価格:25,000円(税抜)



プレミア バイクケース安全第一、フォーク固定マウント

プレミア バイクケース安全第一プレミア バイクケース安全第一 (c)トライスポーツサドルやハンドルの作業を行わなくてもバイクを収納することができるサドルやハンドルの作業を行わなくてもバイクを収納することができる (c)トライスポーツ

プレミア フォーク固定マウントプレミア フォーク固定マウント (c)トライスポーツプレミア フォーク固定マウントプレミア フォーク固定マウント (c)トライスポーツ


国内線ならば一般的な輪行袋でも問題ないと言われる飛行機輪行だが、できるならば万が一の可能性を少なくしたいというのが心情だ。一方で、衝撃に強いダンボール系の箱だと安心することができるが、自転車を持ち運びにくいというデメリットもある。

薄い輪行袋以上の耐衝撃性、ダンボール以上の携行性を備えたバイクバッグがプレミアの「バイクケース安全第一」だ。厚さ8mmのクッション材でバイクを保護しながら、バッグの底面にキャスターを配すことで、持ち運びを行いやすくしている。

加えて、ハンドルをそのままの状態で収納することができるため、出し入れの作業が非常に容易となっている。フレームは装備されているベルトで固定する仕様だ。外したホイールはバッグに備え付けられている専用のスペースに収納するため、フレームと擦れて傷つける心配も少ない。リアディレイラープロテクターも用意されているため安心して輪行することができるだろう。価格は 34,800円(税抜)。

フロントフォークを固定させるマウントもプレミアから登場。車でバイクを輪行するときや、家でバイクを縦置きで保管するときなどに活躍するアイテムだ。ホームセンターなどで売られている木材などに金具を固定すると、穴を開けられない車や賃貸住宅でも使用することができるだろう。バイクスタンドをDIYしたい方にオススメのアイテムである。価格は1,800円(税抜)。

プレミア バイクケース安全第一
サイズ:長さ131×高さ97×幅45cm
重量:9kg
価格: 34,800円(税抜)

プレミア フォーク固定マウント
重量:0.5kg
価格:1,800円(税抜)