簡易メンテナンスにもディスプレイにも便利なバイクスタンド東商会×ミノウラ EBS-1

2016/12/03(土) - 04:49

サーヴェロやラピエール、数多くの国産ブランドを取り扱う販売代理店の東商会が、メイド・イン・ジャパンのサイクルアクセサリーブランド、ミノウラとコラボレーション。簡易メンテナンスにもディスプレイにも便利なバイクスタンド「EBS-1 イージーバイクスタンド」をリリースする。

東商会 EBS-1　ミノウラ製の簡易メンテナンススタンド

サドルとハンドルでバイクを支える

ロードバイクやMTBなどを自宅保管するためのディスプレイスタンドは、メンテナンス時にも利用できることがほとんどだ。しかし、ディスプレイスタンドは本来、自転車を飾るための製品。すべてのプロダクトがストレスフリーに作業を行えるかというと、そうではないはずだろう。メンテナンスを頻繁に行うユーザーであれば専用スタンドは用意したい。

メンテナンス専用品というカテゴリーにおいても種類は数多く、シートポストやトップチューブを保持するもの、フロントフォークもしくはリアエンドとBB周りで支えるものなど様々だ。それぞれ特長は持っているが、チューブ形状やエンドの仕様によってはスタンドがフレームを選ぶこともあった。サドルのみを支柱に掛けるタイプはバイクの種類を選ばないが、フロント部分の整備が行いにくい。

工具無しで組み立てられることがEBS-1の特徴だ

ハンドルバーを支える支柱は自由に調節が行えるため、様々なバイクにフィットする

サドルは引っ掛けるだけ

エアロ形状のハンドルでも問題なく支えることができる

サドルの支柱に加えてハンドルも同時に支えるフックを設けることで、掛けるバイクの種類を選ばず作業性も向上させたメンテナンススタンドが、今回紹介する「EBS-1」である。ハンドルのフックは高さ、サドルとの距離を自由に変更することができるため、DHバーを装着したロードバイクやMTB、小径車でもバランスをとることができる。

2本足のEBS-1はクランクを回せるクリアランスが設けられており、変速からブレーキの調整までクランクを回しながらのメンテナンス作業が可能だ。シートステーもしくはチェーンステーが当たる部分には、保護パッドが貼り付けられているため、フレームが傷つく心配も少ない。

チェーンステーやシートステーが当たる部分には緩衝材が設けられているため、安心して作業を行える

バラバラの状態でもコンパクトであるため持ち運びやすい。使い慣れるとこの状態から約1分で準備を完了させられるという

クランクを回すだけのクリアランスがあるため、変速の調整などにピッタリだ

優れたメンテナンス性に加え、組み立て・収納の行いやすさもEBS-1の美点。パーツはメインスタンドとサドル、ハンドルそれぞれの支柱という3点で、工具無しで1から組み立てられ、慣れれば1分もかけずにメンテナンスを開始できる。パーツがバラバラの状態でもEBS-1は大きなスペースをとることはなく、収納場所に困ることは少ないだろう。また車載も容易に行えるため、レース会場にも持ち運びやすい。

EBS-1はサーヴェロやラピエールなどバイクブランドから、ジェットブラックなどサイクルアクセサリーブランドまで幅広く扱う東商会が企画したオリジナル品。生産は国産ブランドとして定評のあるミノウラが行うため、EBS-1の信頼性も高く安心して使用できるはずだ。販売は12月中旬より行われる。