使い勝手がよく高い人気を集めるシマノのバックパックの2016年モデルがリリースされた。ロールトップ式を採用したファッショナブルな「T-23」をはじめ、アーバンサイクリング用のTシリーズをピックアップして紹介しよう。



シマノ T-23

シマノ T-23シマノ T-23 ショルダーストラップ側も落ち着いたデザインとなっているショルダーストラップ側も落ち着いたデザインとなっている ※1ハーネス部のクッション材のカラーは、実際の製品ではグレーになります。


「T-23」は登山などで活躍するアウトドアバックパックに良く見られる、ロールトップデザインを採用したモデル。シマノらしいサイクリングに特化した機能とデザインに落とし込んだ、アーバンサイクル用のバックパックだ。

ロールトップの美点はバッグのトップ部の折り込み量を変えることで収納量に幅があるところ。シマノのT-23も例外ではなく、折り込み量を4段階で変化させることができる。荷室の容量は23リットルと小さすぎず、大きすぎないサイズ感で、仕事の書類などを余裕で収納できる広々としたスペースとなっている。

ロールしたトップ部は4段階で留めることができるロールしたトップ部は4段階で留めることができる ジッパーには、グローブを付けていても開け閉めしやすい紐が付けられて、細かいところまで考慮されている。ジッパーには、グローブを付けていても開け閉めしやすい紐が付けられて、細かいところまで考慮されている。

外ポケットは文具を収めるのにピッタリなホルダーが数多く用意されている外ポケットは文具を収めるのにピッタリなホルダーが数多く用意されている ポケットも備えられているが、書類などをたくさん入れることができる広々とした荷室となっているポケットも備えられているが、書類などをたくさん入れることができる広々とした荷室となっている


加えて、バッグの内外に多くのポケットが備えられており、小物の収納に困ることも少ないはずだ。例えば、背中のパネル裏に設けられたノートPC用ポケット、筆記用具を収めるホルダーが備えられたバッグ外側正面のポケットなど。ビジネスシーンでも使いやすいバックパックに仕立てられた。

バッグ正面に設けられたベルクロストラップはヘルメットホルダーとしての役割があり、さばりやすいヘルメットをスマートに収納することができる。加えて、ショルダーストラップ、バッグの正面、サイドにリフレクターが設けられており、交通量が多い街中で自身の存在をアピールできるはずだ。

バッグサイドのジッパーの1つはPCホルダーへとアクセスするバッグサイドのジッパーの1つはPCホルダーへとアクセスする クッション性に優れ、重い荷物を運んでも肩の負担を減らしてくれるクッション性に優れ、重い荷物を運んでも肩の負担を減らしてくれる ※1ハーネス部のクッション材のカラーは、実際の製品ではグレーになります。

バックパネルは3D形状とすることで通気性を確保。クッション性も持たせることで身体への負担を軽減させているバックパネルは3D形状とすることで通気性を確保。クッション性も持たせることで身体への負担を軽減させている バッグ最下部に収められているレインカバーは、ハイビズイエローで視認性に優れているバッグ最下部に収められているレインカバーは、ハイビズイエローで視認性に優れている


加えて、フィット感と通気性を重視したエルゴノミックデザインのバックパネルや、クッション性と通気性が高いショルダーストラップが装備されているため、テンポの速いライドでの快適性も期待できる。バッグの底にはレインカバーが忍び込まされており、急な天候変化にも対応可能だ。

「通勤の時に自転車に乗られているライダーにオススメの多機能バックパック」パワーキッズ昭島店「通勤の時に自転車に乗られているライダーにオススメの多機能バックパック」パワーキッズ昭島店 今回、シマノ T-23バックパックのコメントを伺ったのは「パワーキッズ昭島店」の小林店長。

「T-23は自転車用というだけあり収納面などの機能性に優れていることが特徴です。例えば、バッグをかけながらポケットを開けるサイドのファスナーや、ヘルメットを固定できるベルトなど様々な機能がつけられています。加えて、容量を変えられることも嬉しいですよね。荷物が多くなった時も対応できます。」

「このバックパックをオススメをしたいのは、やはり通勤の時に自転車に乗られているライダーですよね。見た目がカジュアルなので普段使いとしてもいいでしょう。」

ラインアップは容量23リットルのT-23のみの1種類だ。カラーはブラック、ダークベージュ、ダークオリーブと3種類が用意されている。価格は15,000円(税抜)。



―編集部インプレッション

通勤通学や普段使いにピッタリなサイクル用バックパック シマノ T-23通勤通学や普段使いにピッタリなサイクル用バックパック シマノ T-23
今までのラインアップにはない、おしゃれなデザインのバックパックながら、シマノらしい多機能なバックパックというのが第一印象だ。ロールトップバッグらしくメインの荷室は大きくて、様々なものを収納できるし、ノートパソコンはバックパネル内側の専用ケースに、筆記用具や小物はポケットといったように使い分けることができるため、自転車のある日常生活ならば全般的に活躍すると感じる。

肩と背中にピタリとフィットする肩と背中にピタリとフィットする バッグのサイドからも荷室にアクセスできるのも嬉しいポイントバッグのサイドからも荷室にアクセスできるのも嬉しいポイント メインの荷室は14.5×27×66cm(最大)と広々しており、自転車雑誌を7冊入れても余裕があるほどだ。通勤通学のための着替えと仕事や授業に必要な資料を入れるのに丁度いいだろう。ヘルメットはバッグ外側正面のベルトで固定することができるため、ライド後もスマートに持ち運べる。

今度は8冊の雑誌(1冊約700g×8冊=5.6kg)を入れて背負ってみる。手に持つのが億劫になるほど重いのだが、背負ってみると重みは感じるもののイメージよりも身体への負担が少ないような印象を受ける。これはクッション性に優れるショルダーストラップとバックパネルが、肩と背中へのストレスを大きく軽減させているからだろう。

加えてショルダーストラップは胴回りに沿うようにカーブを描いているため、ライドポジションを取った時でも安定感がある。デザインの良さとサイクリングに特化した機能を備えるバックパックを求めるライダーにはオススメだ。

シマノ T-23
容 量:23リットル
重 量:1,425g
カラー:ブラック、ダークベージュ、ダークオリーブ
価 格:15,000円(税抜)



シマノ Tシリーズ

シマノ T-25シマノ T-25 シマノ T-25シマノ T-25


T-23と同じアーバンサイクリング用バックパック「Tシリーズ」。スタイリッシュなT-23に対して、従来モデルのT-15とT-25+5はスポーティーなルックスとなっている、ビジネスシーンでの使用に適したバックパックだ。

いずれも手頃なサイズ感となっており、書類からタオルなど通勤通学の際に必要な物を持ち運びやすくなっている。T-23同様にポケットの種類が抱負で、携帯工具や予備チューブのみならずスケジュール帳、ノートPCなどを入れることができる。

開口部が大きく荷物が入れやすい開口部が大きく荷物が入れやすい チンストラップを引っ掛けるヘルメットホルダーも装備された。チンストラップを引っ掛けるヘルメットホルダーも装備された。

グローブをしていてもジッパーの開閉が行い易いプラーが設けられているグローブをしていてもジッパーの開閉が行い易いプラーが設けられている ショルダーストラップを胸の前でまとめることで、快適性と安定性を得ることができるショルダーストラップを胸の前でまとめることで、快適性と安定性を得ることができる

山の大きな3D形状とし、クッション性と通気性を向上させている山の大きな3D形状とし、クッション性と通気性を向上させている バッグ最下部にはレインカバーが収められているバッグ最下部にはレインカバーが収められている


Tシリーズの最大の特徴は、ショルダーストラップを胸元でまとめることで、自由な筋肉の動きや腹式呼吸を可能とするクロスハーネスというフィッティングシステムを採用していること。身体とバッグがピッタリとフィットするため、大荷物になったとしてもバッグの重さで身体が揺さぶられることは少ないだろう。

このTシリーズに今年は新色ブラックが登場した。引き締まった黒色はビジネスシーンによりマッチしやすくなっているはずだ。従来のブラック/ライトニングブルーと合わせて2色展開となっている。価格はT-15が11,000円、T-25+5が12,000円(いずれも税抜)だ。

シマノ バックパック Tシリーズ
容 量:15L、25L
重 量:885g(15L)、1025g(25L)
カラー:ブラック、ブラック/ライトニングブルー
価 格:11,000円(税抜、15L)、12,000円(税抜、25L)


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