ブリヂストンサイクルより自転車用ケミカル「Green Drive」シリーズが登場。その第1弾として摩擦係数が低いフッ素樹脂を配合したオイル「Multi High Performance Lube」が11月より発売される。ブリヂストンアンカーの選手たちの評判も良いというケミカルを紹介しよう。



ブリヂストンサイクル Green Drive Multi High Performance Lubeブリヂストンサイクル Green Drive Multi High Performance Lube (c)ブリヂストンサイクル
「Green Drive」はブリヂストンサイクルがプロデュースする、環境に優しい高品質自転車用ケミカルシリーズ。その第1段として登場した「Multi High Performance Lube」は、ブリヂストンアンカーの選手からも好評を博しているという万能潤滑オイルである。

わずかに乳白色がかったオイル(試用サンプルのミニボトルより)わずかに乳白色がかったオイル(試用サンプルのミニボトルより) スプレータイプのためオイルを注しやすくなっているスプレータイプのためオイルを注しやすくなっている (c)ブリヂストンサイクルチェーンのローラー部など摺動面になめらかな皮膜を張るチェーンのローラー部など摺動面になめらかな皮膜を張る わずかに乳白色がかった透明のオイルは、高級なエステル油をベースに、摩擦係数が低い超微粒子PTFEと呼ばれるフッ素樹脂を配合。チェーンのローラー部といった摺動面に2つの素材で皮膜を形成することで、漕ぎだした時から実感できるほど、低摩擦を実現している。また、雨天時の実走テストでも油膜が流れ落ちにくいことが実証されており、厳しい環境下においても潤滑性や防錆性が長く発揮されるという。

一方で潤滑油特有のべたつき感は少なく、フッ素樹脂コーティング効果によって粉塵を引付けにくいことから汚れにくいため、砂などの噛みこみによるチェーンやスプロケットへのダメージもすくないはず。シクロクロスやMTBといったオフロードユースでも高い潤滑効果を発揮するだろう。

また、金属や樹脂パーツに優しいため、チェーン、ディレーラー、ブレーキレバー、シフトレバー、ワイヤーなど摩擦が発生するあらゆる箇所に使用可能です。特に摩耗しやすいギアなどドライブ系のパーツの性能低下を抑えることも期待できる。

オイルの高い浸透性は、錆びついて固着したネジ部などの再潤滑にも効果を発揮する。そして、オイル自体に洗浄能力が備えられているため、脱脂せずに再塗布しても性能を発揮するという。メンテナンス性にも優れたことで、週末や日々の整備にも手間取らないのは嬉しいポイントだ。

そして、高い潤滑性能に加えて環境負荷が少ないことも特徴のひとつ。「Multi High Performance Lube」は最終的に水と二酸化炭素に分解されるため、地面にこぼしてしまっても汚染させてしまう心配もない。ダイオキシンの発生原因となる塩素系添加物や環境負荷物質は一切使用せず、人体への影響も少ない。

使用する箇所を問わず高い潤滑性能を発揮できる「Multi High Performance Lube」 。容量は100mlで、価格は2,500円(税抜)。発売は11月上旬より行われる予定だ。



ブリヂストンサイクル Green Drive "Multi High Performance Lube"
素材:フッ素樹脂、エステル油
容量:100ml
価格:2,500円(税抜)