世界のMTBシーンを牽引するレースカテゴリー、「エンデューロ」。トレンドの最先端をいくMTBエンデューロが日本で初めて本格的に開催されることとなった。そんな注目のイベント「乗鞍MTBエンデューロ」は夏休みの最後、8月30~31日に長野県の乗鞍高原で開催される。



日本初開催となるMTBエンデューロ 「乗鞍MTBエンデューロ」日本初開催となるMTBエンデューロ 「乗鞍MTBエンデューロ」 (c)Hideyuki Suzuki
ステージからリエゾン1へ各選手がスタート(海外のレースより)ステージからリエゾン1へ各選手がスタート(海外のレースより) (c)Hideyuki Suzukiゲレンデ内に広がる乗鞍バイクパークのMTB専用コースゲレンデ内に広がる乗鞍バイクパークのMTB専用コース (c)Hideyuki SuzukiSSスタートには目印が設置される(海外のレースより)SSスタートには目印が設置される(海外のレースより) (c)Hideyuki Suzukiハイスピードなコーナーが続くSS2ハイスピードなコーナーが続くSS2 (c)Seth McAllisterエンデューロと聞くと耐久レースを思い浮かべる方も多いだろう。だが、近年北米やヨーロッパで人気が出ているエンデューロとは自動車のラリーレースのように複数のスペシャルステージ(SS)で計測が行われ、SSを繋ぐリエゾンステージ(LS)は計測に含まれないという形式のレースイベント。

つまり数日間に行われ、各日複数のSSが設置され、そのSSのみの合計タイムを競うレースで、総合的なマウンテンバイクのテクニックが問われるため、世界中で盛り上がりを見せているカテゴリーなのだ。各メーカーもエンデューロ向けの製品をリリースしており、業界全体としても注目のカテゴリーである。

乗鞍と言えば今年で29回を迎える「全日本マウンテンサイクリング in 乗鞍」が有名だが、マウンテンバイクに関してもノーススターのガイドツアーで徐々に盛り上がりつつあるエリアだ。

今回は乗鞍高原内のイガヤレクリエーションランド(いがやスキー場)内に地元青年部と松本市が協力して整備した「乗鞍バイクパーク」を中心としたコースでレースが行われる。全体の標高差はおよそ250m。その中に2カ所のSSが設定されている。

SS1は距離およそ1.5km、上りは無く、下り標高差は108mだが、フラットなペダリングセクションが2カ所含まれる。SS2は距離1.3km、標高差が上り13m、下りが100mとなっている。

数値的にはイージーな印象を受けるが、実際に走るとしっかりと走り応えのあるSSである。加えてスタートからSS1まではおよそ標高差180mの登り上げとなる。全体的なペース配分と下りのテクニックが要求される。

レース前日の8月30日(土)には受付後にコース試走が可能となる。その夜にはバンフマウンテンフィルムフェスティバル(外部リンク) も開催され、マウンテンバイクを含む様々なアウトドアムービーを野外特設会場で星空のもと楽しむことができる。

レース参加者には割引価格での当日券の購入が可能となっている。レースのスタートは翌8月31日(日)午前9:00となっているので前夜のイベントを思う存分楽しめるだろう。

大会カテゴリーも細かく設定されており、国内のトップライダーが参加する「チャンピオンクラス」からホビーライダーが参加できる「マスターズ」まで、年齢別、性別で細かくカテゴリーが分かれている。

ダウンヒルやクロスカントリーに参戦しているシリアスレーサーから、普段はトレイルライディングを楽しんでいるライダーまで、幅広いマウンテンバイカーが参加できるレースとなっている。
なお公式サイトではレースガイドに加えおすすめの参加スタイルなどの提案もあり、参考になる。ぜひ参照して欲しい。

エントリー受付中 8月23日まで
日本初の本格MTBエンデューロとなる今大会は現在エントリーを受付中だ。申込みにあたっては、専用サイトからの申し込みとなる。申込締切は8月23日(土)までとなっている。締め切りまで日にちが少ないので、早めのエントリーを行おう。

大会概要
開催日:2014年8月30日(土)-31日(日)
場所:乗鞍高原乗鞍バイクパーク
参加資格:中学生以上(大会サイト内誓約文に同意が必要となります。)
参加規模:100名
カテゴリー:チャンピオンクラス、ユース(中学生)、シニア(高校生~29歳)、マスターズ30(30代)、マスターズ40(40代)、マスターズ50(50歳以上)、女子(中学生以上女性)
エントリー費:5,000円~
申込締め切り:8月23日(土)


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