尾道から今治の間の6つの島をつなぐ瀬戸内・しまなみ海道。その本線である高速道路を自転車に向けて開放し、国内最大の8,000人規模のサイクリングイベントとして開催される「サイクリングしまなみ」を紹介しよう。



高速道路が開放される「サイクリングしまなみ」高速道路が開放される「サイクリングしまなみ」
本州と四国を結ぶ3つの架橋のうち、最も新しいルートであり、広島と愛媛を結ぶのが瀬戸内しまなみ海道だ。瀬戸内海の島々を飛び石のようにして、橋でつないでいくしまなみ海道と他の神戸―鳴門ルート、児島ー坂出ルートとの最も大きな違いは、自転車歩行者専用道路がすべての橋に備えられているという点だ。

尾道から今治の間をつなぐルートには、道路横の白線に沿って「ブルーライン」が引かれ、道に迷うことがない。他にも、空気入れの貸出や給水、トイレが使用できる休憩所として「しまなみサイクルオアシス」が整備されていたりと、サイクリストに非常に優しいエリアだ。

大迫力の船舶製造現場大迫力の船舶製造現場 橋が望める撮影ポイントは人気スポット橋が望める撮影ポイントは人気スポット

島と島をつなぐ橋へのアプローチを上っていく島と島をつなぐ橋へのアプローチを上っていく 山と海どちらの楽しさも味わえる、島ならではの景色山と海どちらの楽しさも味わえる、島ならではの景色


そんなしまなみ海道エリアを舞台に開催されるサイクリングイベントが、「サイクリングしまなみ」。しまなみ海道の高速道路本線を交通規制し、コースとして使用するということがこの大会の最大の特徴。国内外から、8,000名の参加者を集める日本最大級のサイクリングイベントとなる同大会。

タイムや順位を競うレースではなく、あくまでサイクリングを楽しむロングライドイベントなので、だれでも参加できるイベントだ。また、広島・愛媛両県で開催する、瀬戸内しま博覧会「瀬戸内 しまのわ 2014」(3月21日~10月26日)のイベントの一つでもあり、最終日にそのフィナーレを飾ることとなるイベントでもある。

愛媛県の中村知事は筋金入りのサイクリスト愛媛県の中村知事は筋金入りのサイクリスト 「みかんがおいしーい!!」「みかんがおいしーい!!」

本大会ではこの柵の向こう側を走ることができる本大会ではこの柵の向こう側を走ることができる 帰路はサイクリングロードを使う帰路はサイクリングロードを使う


今治から尾道へ、「瀬戸内しまなみ海道」を縦断するコースや、島しょ部を周遊するロングライドコースをはじめ、初心者やファミリーでも楽しめる短いコースもある。特にコース長が30km以下の「しまなみ海道ふれあいコース」は、小学校4年生から参加できる。各々の技量や嗜好にあわせた多彩なコースを設定しており、軽快車での走行も可能となっている。

コースによってスタート会場が複数あるのも、この大会の大きな特徴だ。今治からスタートする国際サイクリングコースと、しまなみ海道の各島々をスタートとするしまなみ海道ふれあいコースの二つに大別され、しまなみ海道の楽しみ方をいろんな角度から提案してくれる。

島をつなぐ橋がしまなみ海道のアイコンだ島をつなぐ橋がしまなみ海道のアイコンだ
参加者募集中! エントリー7月31日まで。

現在、サイクリングしまなみは参加申込を受付中だ。一般エントリーは、現在しまなみ海道ふれあいコースの4コースが申込できる。また、宿泊付きの先行エントリーでは、今治~生口島を往復するコースと今治~大三島を往復するコースに加え、しまなみ海道ふれあいコースが申込受付中だ。種目によってはすでに定員に達しているものもあるので、早めの申込みが良いだろう。

サイクリングしまなみ2014
開催日:2014年10月26日(日曜日)
開催地:瀬戸内しまなみ海道及びその周辺地域
申込締切:7月31日(定員になり次第締切)
種目:国際サイクリングコース(5コース)、しまなみ海道ふれあいコース(4コース)
主催:瀬戸内しまなみ海道・国際サイクリング大会実行委員会(会長:広島県知事、愛媛県知事)

参加費:一般2,000円~10,000円(コースによって変動)
    小中学生1,000円~1,500円(コースによって変動)
問い合わせ:エントリーに関して
       サイクリングしまなみエントリーセンター
       TEL:0570-03-1900【受付時間10:00~17:00(土・日・祝日除く)】
      大会に関して
       瀬戸内しまなみ海道・国際サイクリング大会実行委員会事務局今治現地本部
       TEL:0898-31-3190 【受付時間10:00~17:00(土・日・祝日除く)】


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