90年に及ぶ歴史を持つシマノは「ライディングの歓びを、トータルに設計」というコンセプトを持ち、サイクリングウェアを始めバッグに至るまで数多くのサイクリングアクセサリーを開発してきた。シマノレーシングと共に開発した「ACCU 3D」を反映したバッグと併せて5つバックパックを紹介する。



シマノ U-シリーズ

乗車姿勢でも高いフィット感を持つ「U-シリーズ」乗車姿勢でも高いフィット感を持つ「U-シリーズ」 (c)シマノ
U-シリーズは乗車時の姿勢などを考慮して開発し、体に吸い付くようなフィット感を実現した「ACCU 3D」テクノロジーを搭載したハイエンドモデルバックパック。アグレッシブなオフロードライディングをサポートすることが主眼に置かれ開発されたため、余分なストラップやかさばりが無く、ストレスなくサイクリングできることが特徴だ。

ストラップは細かい調整が可能なクロスハーネスを採用し、幅広いライダーにフィットする。ストラップを体の中央部で留めるため、自由な筋肉の動きや腹式呼吸を可能としている。また、ストラップは胴体の低い所を通るため、熱が集中しやすい脇の下の湿気がこもりにくく、快適性が向上するという。

シマノ U-2(アッシュブラック/ライトニングブルー)U-6(チャコール/エレクトリックグリーン)シマノ U-2(アッシュブラック/ライトニングブルー)U-6(チャコール/エレクトリックグリーン) (c)シマノシマノ U-10(アッシュブラック/ライトニングブルー) U-15(ライトニングブルー)シマノ U-10(アッシュブラック/ライトニングブルー) U-15(ライトニングブルー) (c)シマノ


U-シリーズ 背面U-シリーズ 背面 (c)シマノ熱が最も集中しやすい背中部分の通気性を向上させるために、3Dフィット技術を活用した突起があるバックパネルを採用した。体とバックパネルの間に生まれる気流層によって、背中の熱は効率的に熱を排出され、クーリングを促進する。

容量によって多少の差異はあるが、U-シリーズは多機能であることが特徴だ。荷物へのアクセスを容易にする大きなファスナー、貴重品を傷つけず収納できるフェルト地のポケット、使用頻度が高いものをしまえるストラップポケット、市販のハイドレーションにも対応するハイドレーションポケットなどを搭載する。

「U-シリーズ」は2Lタイプが新たに登場したことによって、2L、6L、10L、15Lという4種類のラインナップとなった。カラーはアッシュブラック/エレクトリックグリーン、アッシュブラック/ライトニングブルー、ライトニングブルー、チャコール/エレクトリックグリーンという4色で、価格は7,000円から10,000円(税抜)。

シマノ U-シリーズ
カラー:アッシュブラック/エレクトリックグリーン、アッシュブラック/ライトニングブルー、ライトニングブルー(2Lのみ)、チャコール/エレクトリックグリーン、アッシュブラック/ライトニングブルー、ライトニングブルー(他容量)
容量:2L、6L、10L、15L
重量:0.29kg、0.52kg、0.57kg、0.59kg
価格:7,000円(税抜)、8,000円(税抜)、9,000円(税抜)、10,000円(税抜)



シマノ H-シリーズ
シマノ H-32(エレクトリックグリーン、ライトニングブルー)シマノ H-32(エレクトリックグリーン、ライトニングブルー) (c)シマノ
荷物の取り出しを容易にするアンダーアクセスジッパー荷物の取り出しを容易にするアンダーアクセスジッパー (c)シマノH-シリーズはU-シリーズと同様に、乗車時の姿勢などを考慮して開発し、体に吸い付くようなフィット感を実現した「ACCU 3D」テクノロジーを搭載し、高いフィット感とともに高い快適性を備えたハイエンドバックパックだ。搭載されるテクノロジーもU-シリーズと同様で、クロスハーネスや3Dバックパネルが備えられている。

ポンプなどを収納できるツールオーガナイザーポンプなどを収納できるツールオーガナイザー (c)シマノU-シリーズとの相違点は容量にあり、H-シリーズは日をまたぐサイクリングや登山に対応できるように、食料、ツール、予備の服などを収納できる24L、32Lという大容量バッグとなっている。地図やヘルメット、ハイドレーションパックなどの専用スペースを備えているため、万全の体制でアクティビティを行えるはずだ。

ポンプや工具を収納できるツールオーガナイザーが搭載されていたり、貴重品を傷つけることなく収納できるポケットや予備ボトルなどを入れておけるストレッチ素材のサイドポケットなど、嬉しい機能が備えられている。また、メイン部は重量バランスを最適化するためにセクションを分割できるようになっている。

バッグの重量は24Lで0.95kgで、32Lで1.05kgで軽量に仕上がっている。カラーリングはライトニングブルーとエレクトリックグリーンという2種類で展開されており、価格は24Lで11,000円(税抜)、30Lで12,000円(税抜)。

シマノ H-シリーズ
カラー:ライトニングブルー、エレクトリックグリーン
容量:24L、30L
重量:0.95kg、1.05kg
価格:11,000円(税抜)、12,000円(税抜)



シマノ R-シリーズ

ロングライド向け12Lで0.47kgという軽さを持つ「R-シリーズ」ロングライド向け12Lで0.47kgという軽さを持つ「R-シリーズ」 (c)シマノ
R-シリーズは3Dフィット技術を取り入れ高い安定性を実現することで、野山から都会でも活用できるようになったオールラウンドバッグだ。バッグと背中の間に気流層を生み出すバックパネルが配されているので、熱がこもりにくく快適なライディングが可能だ。

また、アクティビティをサポートする機能が充実しており、工具などを収納できるツールオーガナイザーやハイドレーションシステム、ウェストベルトポケットなどが搭載されている。ラインナップされている容量は12Lと16Lという2種類で、重量は12Lで470g、16Lで550gと軽量に仕上がっている。

シマノ R-12(アッシュブラック)シマノ R-12(アッシュブラック) (c)シマノシマノ R-16(ブラック/レッド、R-16のみ)シマノ R-16(ブラック/レッド、R-16のみ) (c)シマノ


カラーリングはアッシュブラック/ライトニングブルー、ライトニングブルー、ブラック/レッド、レッドという4色がラインナップされ、価格は12Lで6,000円(税抜)、16Lで7,000円(税抜)だ。

シマノ R-シリーズ
カラー:アッシュブラック/ライトニングブルー、ライトニングブルー、ブラック/レッド、レッド
容量:12L、16L
重量:0.47kg、0.55kg
価格:6,000円(税抜)、7,000円(税抜)



シマノ T-シリーズ
シマノ T-30(アッシュブラック/ライトニングブルー)シマノ T-30(アッシュブラック/ライトニングブルー) (c)シマノシマノ T-30(ライトニングブルー)シマノ T-30(ライトニングブルー) (c)シマノ

ノートPCを運ぶのに便利なビジネスマン向けバッグ「T-シリーズ」ノートPCを運ぶのに便利なビジネスマン向けバッグ「T-シリーズ」 (c)シマノ
T-シリーズは自転車通勤者「ツーキニスト」たちのニーズに答えるために防雨カバーや、ノートPC保護ポケットを搭載したバックパックだ。背中の熱を逃がすバックパネルやパッド入りのストラップなどが採用され、高い快適性を実現。車やバイクなどに気を配れる余裕が生まれるだろう。

ラインナップされる容量は20Lと30Lという2種類で、カラーリングはアッシュブラック/ライトニングブルーという1色だが、T-30のみライトニングブルーが追加される。U-ロックやヘルメット用のアタッチメントも付属し、価格は20Lで9,500円(税抜)で、30Lは11,000円(税抜)だ。

シマノ T-シリーズ
カラー:アッシュブラック/ライトニングブルー、ライトニングブルー(T-30のみ)
容量:20L、30L
重量:0.86kg、1.04kg
価格:9,500円(税抜)、11,000円(税抜)




シマノ O-シリーズ
シマノ O-25(シャイニーマグネシウム)シマノ O-25(シャイニーマグネシウム) (c)シマノシマノ O-25(ライトニングブルー)シマノ O-25(ライトニングブルー) (c)シマノ


O-シリーズ 背面O-シリーズ 背面 (c)シマノO-シリーズはシマノバッグラインナップに新登場したメッセンジャーバッグだ。3Dバックパネルが採用され、ライディング中の安定したフィット感と熱を逃がす高い通気性を実現した。また、クイックアジャストシステムを登載しているので、容易に背負ったり下ろしたりできるのは嬉しい機能だろう。

夜の街での走行で暗闇に溶け込んでしまわないよう、反射性素材やライト取り付けループを備えている。容量は25Lの1種類で、カラーはシャマニーマグネシウム/ライトニングブルーという2色がラインナップされている。重量は0.94kgで、価格は10,000円(税抜)。

シマノ O-シリーズ
カラー:シャマニーマグネシウム/ライトニングブルー
容量:25L
重量:0.94kg
価格:10,000円(税抜)

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