「日産スタジアム」ここは国際レベルのスポーツ、イベントやコンサートなどが行われる大舞台。この競技場を中心に隣接する横浜市最大のスポーツ公園、「新横浜公園」を結ぶ1周3.2kmの特設コースを、お気に入りのバイクとともに家族や仲間と楽しめるのが「アンカー 日産スタジアム サイクルパークフェスティバル」だ。

日産スタジアムを思う存分に走ることのできるまたとない機会日産スタジアムを思う存分に走ることのできるまたとない機会
大会はエンデューロを中心としたもの。3時間の部、2時間の部に加えて、これら二つの部を走ってしまおうという、なんとも欲張りな”キングの部”も用意されている。それぞれに男子、女子、混合などの複数のカテゴリー分けがされており、どのチームにも表情台に登れる可能性がある。しかも「アンカーの選手」と一緒に走り、表彰台では彼らからチャンピオンジャージを受け取ることができる。これは誰もがついつい熱中してしまうイベントである。

3.2kmの特設コースへご案内

イベントは3時間のエンデューロからスタート。スタート前の選手たちに、アンカーの水谷監督より「皆さんしっかりと前を見て、安全に楽しく走ってください!」とメッセージが送られた。ここから本大会だけに用意された、日産スタジアム+新横浜公園のコラボレーションによる特設コースに、皆様をその写真とともにご案内いたします。

日産スタジアム内に設けられたスタート地点。迫力満点だ日産スタジアム内に設けられたスタート地点。迫力満点だ 絹代さんに見守られてのスタート。行ってらっしゃい!絹代さんに見守られてのスタート。行ってらっしゃい!

スタジアムの外周路にはちょっとした石畳区間もスタジアムの外周路にはちょっとした石畳区間も まさにピレネー山脈を思い出す(?)激坂、しかし乗り越えた先に見えるものは…まさにピレネー山脈を思い出す(?)激坂、しかし乗り越えた先に見えるものは…


レース以外の楽しみもたくさん

本イベントではエンデューロ以外にも、様々なお楽しみが用意されている。例えば、アンカーを始めとするブリヂストンサイクルの試乗コーナー。メーカー社員から直接説明を受けて試乗できるのは、ユーザーにとってはとても貴重なチャンスだ。またメーカーにとっては、ユーザーから生の声を直接聞くことができる、こちらも貴重なチャンス。両者ともに熱が入るまたとない機会だ。

アンカーチームの強さの秘密を聞き出す絹代さんアンカーチームの強さの秘密を聞き出す絹代さん 女性モデルも充実しているアンカーの自転車女性モデルも充実しているアンカーの自転車

女性ライダーも少なくなかった女性ライダーも少なくなかった 大人顔負けの見事なパフォーマンスに感動大人顔負けの見事なパフォーマンスに感動


レース中に行われたのは「アンカートークショー」チームを率いる水谷監督、今年のツール・ド・北海道で見事に総合優勝したトマ・ルバ選手らが、絹代さんと対談。その強さの秘訣を絹代さんが巧みに(?)聞き出していた。アンカーチームの皆さん、そんな強くなるための秘訣をどこまで喋ってしまうのか?という微妙な緊張感も(笑)。他「トリコロール マーメイズ」や、「リトルマーメイズ」たちの元気なパフォーマンスも行われ、選手を鼓舞していた。

コスモスが咲く新横浜公園を走り抜ける バックがメイン会場の日産スタジアムだコスモスが咲く新横浜公園を走り抜ける バックがメイン会場の日産スタジアムだ
ここでサイクリストの皆様へ 警察署、横浜市道路局からのお願いです

白バイに乗ってニッコリ白バイに乗ってニッコリ 併設イベントの一つとして、神奈川県港北警察署の交通課の皆さんが、白バイ乗車体験を提供してくれた。スポーツバイクの普及は、地球環境、そして皆さんの健康のためにもなること。それも交通事故になってしまっては台無しになってしまう。

道路は歩行者、自転車、オートバイ、クルマ、それぞれが譲り合って使うべきもの、そして多くの方が、時と場合で様々な立場で使用する道路。お互いにほんの少しの「譲り合いと思いやり」が、交通事故防止の特効薬だと言えるだろう。

横浜市道路局さんは、反射材の大切さをPR横浜市道路局さんは、反射材の大切さをPR 反射材の重要さを実証する、良い展示だった反射材の重要さを実証する、良い展示だった


さらに横浜市道路局からは、反射材体験コーナーが用意されていた。暗幕で囲われた真っ暗な空間でも、わずかな光で反射材が、私たちの存在をクルマやオートバイに知らせてくれることを、今一度理解できる、良い機会であった。日没が早くなるこれからの時期、読者の方々にあっては、もう一度反射材のチェックをしてほしいと思います。


イベントを締めくくるキッズレース、そして感動の表彰式

大人たちの熱い戦いが終わっても、最後に残されたもっと熱い戦い。それがキッズレースだ。選手はもちろん、さらに熱くなっているのは、長丁場のレースを終えたばかりのお父さん、お母さんたち。その熱い走りにさすがのアンカー選手たちも必死に走る!(アンカーの選手たち、本当にかなりマジに走っておりました!)日本のサイクルスポーツ界期待の星が生まれたことでしょう!

アンカーの選手を先導に、スタートラインに並ぶキッズレーサーアンカーの選手を先導に、スタートラインに並ぶキッズレーサー 元気よくスタートするキッズレーサーたち元気よくスタートするキッズレーサーたち

キッズとは思えない、見事なゴール!キッズとは思えない、見事なゴール!
全てのレースを終えて、お楽しみの表彰式、そして抽選会。憧れのアンカーの選手たちから祝福されての記念撮影、そして豪華、最新アンカーフレームのプレゼントが行われた。

全てのイベントを終了して、アンカーの水谷監督から、参加者の皆様へのメッセージが送られた。「本日は私たちも楽しい時間を過ごすことが出来ました。この大会も来年で10周年を迎えます。またこの場所で、皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。どうもありがとうございました。」

憧れのアンカーの選手からの祝福を受ける、感激の瞬間憧れのアンカーの選手からの祝福を受ける、感激の瞬間 このイベントを支えたアンカーの選手、井出さん、絹代さん。ありがとうございましたこのイベントを支えたアンカーの選手、井出さん、絹代さん。ありがとうございました


シクロワイアードもまた来年、皆様の笑顔にお会いできるのを楽しみにしております。


Text&photo : Haruo Fukushima