千葉・房総の四季を楽しむシリーズ系イベント BOSOツーリング＆中房総サイクルトレイン

千葉県の房総半島でサイクリングイベントを開催しているKSインターナショナル。2013年のスケジュールが発表されている。サイクルトレインの利用や紅葉ライドなど、ビギナーから上級者まで楽しめる10イベントが揃う。

2012年秋に開催されたBOSOツーリングにて

周囲を海に囲まれ、房総丘陵と呼ばれる低山が内陸に連なる千葉県・房総半島。首都圏からのアクセスも良好で、真冬でも温暖な房総を走るシリーズ系サイクリングイベントが、KSインターナショナルが企画する「BOSOツーリング」と「中房総サイクルトレイン」だ。2013年は特別編2イベントと合わせ、計10回のイベント開催が予定されている。

千葉県市原市に拠点を置くKSインターナショナルが企画するイベントだけに、マップでは探すことが難しいような林道をコースに取り入れたり、小湊鉄道と提携したりと、地元ならではの工夫が盛り込まれる。大規模なイベントではないものの、地元サイクリストや提携ショップ、レーシングチームのライダーなどがサポートしてくれ、エイドステーションやマッサージサービスなども充実。参加者目線のきめ細かいサービスが受けられることが特徴だ。

桜を眺めつつ走る春のライド 房総の四季の移ろいを味わう


BOSOツーリング

エイドステーションも完備する BOSOツーリングは車の少ない林道を繋ぎ、房総丘陵を走り抜けるアップダウン主体のツーリングイベント。センチュリーライドや紅葉ライドなど、毎回テーマを変えつつ距離110～160kmを走る。すでにステージ1は終了し、次回開催は5月12日のセンチュリーライドで、距離160kmで獲得標高は2000mオーバーと、ベテランライダーにもうってつけだ。

ステージ3は五井駅から小湊鉄道のサイクルトレインに乗車し、上総中野駅から120kmを走る。11月24日のステージ4は、移りゆく里山の紅葉を観ながら110kmを走る紅葉ライド。短いアップダウンが連続する房総の林道を中心に、いずれも走りごたえ十分。中・上級サイクリストはもちろん、脱ビギナーを目指す方にもオススメだ。


中房総サイクルトレイン

JR内房線と接続する五井駅から小湊鉄道のサイクルトレインに乗車し、およそ50kmを走る中房総サイクルトレイン。スポーツサイクルビギナーや、これからロングライドにチャレンジしたい方を対象にしたサイクリングイベントだ。

房総半島の中心に位置する養老渓谷駅もしくは上総中野駅をスタートし、中房総の自然豊かな環境を楽しみつつ五井駅を目指すもので、誰でも走りやすい平坦基調のコースを走る。テレビやドラマの撮影に使われることも多い、風情あるディーゼル列車に乗って車窓を楽しめることも「中房総サイクルトレイン」の魅力だ。五井駅では改札を通らず、敷地外から直接自転車とホームに上がれるため、煩わしさも無い。

五井駅からローカルなサイクルトレインに乗って 風情ある車窓も楽しみのひとつ



BOSOサイクルオリエンテーリング ＆ BOSOプチグルメフォンド

BOSOツーリングと中房総サイクルトレインと異なり、特別編として開催されるのがBOSOサイクルオリエンテーリングとBOSOプチグルメフォンドだ。

青いのぼりがサイクルステーションの目印だ (c)千葉県サイクルツーリズムプロジェクトBOSOサイクルオリエンテーリングは道の駅を中心としたチェックポイントを、マップを頼りに5人1チームで南房総を走破するイベント。補給やクイズなどが出されるチェックポイントを回り、スタンプチェックを受けつつチーム単位でルートを決めて走るゲーム的要素を含むもの。

12月16日に予定されているBOSOプチグルメフォンドは、房総半島の秋の味覚を楽しみながら楽しくサイクリングする企画。みかん狩りや餅つき大会などを楽しみつつ走り、ゴール後はスイーツとコーヒーのおもてなしを受けられる。


エントリーはKSインターナショナルサイクルカレンダーから

房総の林道を繋ぐBOSOツーリング 各イベントの申し込みは事前に順次開始され、KSインターナショナルサイクルカレンダー「房総サイクリングあつまれ.jp」上にて告知が行われる。4月14日現在、4月21日開催の「中房総サイクルトレイン春号」から8月25日開催の「中房総サイクルトレイン夏号」までエントリーが可能だ。

穏やかな自然が自慢の房総を走り抜ける、KSインターナショナル企画のイベントシリーズ。首都圏からのアクセスが良いこともあって、気軽に参加しやすい大会だ。友人や仲間と誘い合わせの上、エントリーを検討してみてはいかがだろうか。

---