天皇誕生日の12月23日に開催された湘南ベルマーレシクロクロス第2戦。C1では阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)と澤木紀雄(GIANT/MET/T-SERV.)の勝負にもつれこみ、最終周で加速した澤木が優勝。シリーズ2連勝を飾りました。



連勝を狙う澤木紀雄(GIANT/MET/T-SERV.)連勝を狙う澤木紀雄(GIANT/MET/T-SERV.) photo:Haruo.Kotera最後方スタートの阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)がインタビューを受ける最後方スタートの阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)がインタビューを受ける photo:Haruo.Kotera

C1スタート 宮津旭(PAX PROJECT)がダッシュを決めるC1スタート 宮津旭(PAX PROJECT)がダッシュを決める photo:Haruo.Kotera


長いキャンバー区間を行く先頭3名長いキャンバー区間を行く先頭3名 photo:Haruo.Kotera先頭を追う阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)と中里仁(Lemonade Bellmare)先頭を追う阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)と中里仁(Lemonade Bellmare) photo:Haruo.Kotera12月の第4週目、足柄エリアのシクロクロスシーンが急加熱中だ。27日日曜日にJCX第8戦中井中央公園を控える湘南シクロクロスだが、それを前にした天皇誕生日の23日にはシリーズ第2戦が開催。開幕戦でも使われ、既に関東のシクロクロッサーにおなじみとなった開成水辺スポーツ公園に、たくさんのホビーレーサーたちが集結した。

パワーを求められるフラットな河川敷コースに変化をつけるのは、名物となった堤防のキャンバーセクション。階段やコンクリートに埋め込まれた石垣ダウンヒルも変わらず用意され、C4やC3ではパンクもちらほら。C1レースの終盤からは雨も降り出したため、芝生のコーナリングに加え硬くスリッピーな泥コーナーをいかに捌くかも問われることになった。

4日後にJCXレースが控えているため、C1やCL1では国内トップ選手の姿は数えるほど。しかし宇都宮シクロクロスシリーズ第2戦 でC1昇格した阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)や、前戦で優勝している澤木紀雄(GIANT/MET/T-SERV.)らが顔を揃え、12時50分に60分間のレースが始まった。



3Dの動きが求められる2段のキャンバー3Dの動きが求められる2段のキャンバー photo:Haruo.Kotera人為的に水が撒かれた泥区間人為的に水が撒かれた泥区間 photo:Haruo.Kotera

泥区間で引き離しに掛かる澤木紀雄(GIANT/MET/T-SERV.)泥区間で引き離しに掛かる澤木紀雄(GIANT/MET/T-SERV.) photo:Haruo.Kotera


徐々にポジションを上げ5位に入った辻善光(Team Zenko)徐々にポジションを上げ5位に入った辻善光(Team Zenko) photo:Haruo.Kotera澤木紀雄(GIANT/MET/T-SERV.)が先頭でゴールに飛び込む澤木紀雄(GIANT/MET/T-SERV.)が先頭でゴールに飛び込む photo:Haruo.Koteraスタートダッシュを決めたのは澤木と中里仁(Lemonade Bellmare)、そして宮津旭(PAX PROJECT)。「最初は流しつつ様子を見ていた」と言う澤木がリードする先頭パックにはやがて、最後尾スタートの宇都宮ブリッツェンジャージが追いついてくる。

C1表彰台C1表彰台 photo:So.Isobe4名になった先頭からはチェーントラブルで宮津が離脱し、30分を経過する頃には澤木と阿部が抜け出すことに。澤木は数回抜け出しを図るものの、直線でのスピードに勝る阿部も離れない。「階段からの飛び乗りやタイトコーナーからの加速が自分の持ち味。阿部さんから激しくプレッシャーを受けつつも差が広がる場所を常に探っていました」と言う澤木がリードする形で最終局面に入っていく。

雨が降り、しっとりと路面が濡れた最終周回で澤木が動く。テクニックを要する泥とシケイン通過後に2回アタックを仕掛けると、まだシクロクロスに慣れきらない阿部との距離が大きく開いた。そのままの差をキープした澤木はガッツポーズでフィニッシュ。湘南シクロクロス2連勝を飾ってみせた。

「素直に阿部さんを向こうに回して勝てたことは嬉しい」と語る、メッセンジャーを生業とする澤木。「阿部さんの直線のスピードがとにかく速かったので、差をつけても全く安心できませんでした。週末のJCXにも良い流れのまま参戦したいですね」と語った。

2位ながらも会場を沸かせた阿部は、「プレッシャーを掛けるだけ掛けて勝てませんでした(笑)」とレースを振り返る。

「コーナリングだったり、バランス力だったり、ロードバイクではなかなか養えない感覚がシクロクロスなら手軽に味わえる。ロードレースのスキルを補う目的がありますが、やっぱり個人的にシクロクロスが好きということも大きいんです。完全にテクニック不足ですが、今回も面白かったですね。楽しめました。27日の中井もエントリーしましたし、年明けも東北や宇都宮第3戦も出たいですね。ロードチームのスケジュールと被らない限り楽しみながら走りたいですね」

またこの日、CL1は今井美穂(CycleClub.jp)が圧勝し、椿大志(ブリヂストンアンカー)も出走したC2では、開幕戦でC2昇格を果たした鈴木智之(Cyclery Kirin/KMC/iPlan)が優勝。2戦でC1への切符を掴んでいる。



CL1 圧勝した今井美穂(CycleClub.jp)CL1 圧勝した今井美穂(CycleClub.jp) photo:Haruo.KoteraC2 鈴木智之(Cyclery Kirin/KMC/iPlan)が優勝C2 鈴木智之(Cyclery Kirin/KMC/iPlan)が優勝 photo:So.Isobe

C2 シケインに苦戦する椿大志(ブリヂストンアンカー)C2 シケインに苦戦する椿大志(ブリヂストンアンカー) photo:So.Isobeおなじみ、地元小田原のケミカルブランド、ワコーズの洗車サービスおなじみ、地元小田原のケミカルブランド、ワコーズの洗車サービス photo:So.Isobe




湘南ベルマーレシクロクロス2015-2016第2戦結果(暫定)
C1

1位 澤木紀雄(GIANT/MET/T-SERV.)
2位 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)
3位 宮津旭(PAX PROJECT)
4位 中里仁(Lemonade Bellmare)
5位 辻善光(Team Zenko)
6位 高野淳(YOUCAN)
7位 丸山兼児(CLAMP)
8位 秋山悟郎(GRUPPO ACQUA TAMA)
9位 根本学(Cycleclub3UP)
10位 横山徹(HADANO Cyclocross Team)

CL1
1位 今井美穂(CycleClub.jp)
2位 川崎路子(PAX Project)
3位 西山みゆき(Team Toyo Frame)

C2
1位 鈴木智之(Cyclery Kirin/KMC/iPlan)
2位 新保光起(Sprint)
3位 坂手潤一(BOUNCE)

CL2+3
1位 早瀬久美(日本ろう自転車競技協会)
2位 小田恵利花(TEAM SPORTS KID)
3位 森知多(SNEL)

C3A
1位 野中秀樹(セオレーシング+東邦大学 cc)  
2位 村岡優年(梅しば ごんじり)
3位 相川 茂徳(TMAK/EI・KP CX-Service)

C3B
1位 江越岳也 
2位 才田直人(Lemonade Bellmare)
3位 山中集平

C4A
1位 高木三千成(立教大学)
2位 宮原篤(ERATEH)
3位 植田春樹(コムリン)

C4B
1位 岩田宗也(早稲田大学自転車部)
2位 広瀬航(TEAM YOU CAN)
3位 柳堀伸(042-703-9122)

CM1
1位 小田島貴弘(Maillet SY-Nak)
2位 曽我聡(ベーグルワン)
3位 瀬戸幸正(ベーグルワン)

CM2+3
1位 小堺猛弘(taiki ☆works)
2位 千葉丈樹(チーム埼玉県人)
3位 島村芳人(Cycle Club 3UP)

ジュニアU15
1位 鈴木皓士(WESTBERG/ProRide)
2位 相原士穏 (湘南ベルマーレサイクル)
3位 永野昇海

ジュニアU17
1位 秋山侑亮
2位 小西寛大

ジュニアJCF
1位 江越海玖也(横浜高校自転車競技部)
2位 江越昇也( WESTBERG/ProRide J)
3位 槐野明(湘南ベルマーレサイクル)

小学1〜2年生
1位 サイトウユウト
2位 金子瑛信(Chavez)
3位 杉浦孝介(SPADE ACE)

小学3〜4年生
1位 高橋翔(cycleclub3UP)
2位 江越柾也(WESTBERG/ProRide J)
3位 保田莉央

text:So.Isobe
photo:Haruo.Kotera

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