17日にアームストロングがテレビで告白？USADAは献金拒否を明かす

アメリカで1月17日に放送される名物番組「オプラズ・ネクストチャプター」にランス・アームストロングが出演し、ドーピングスキャンダルについての説明を行なう。また、USADA（アメリカアンチドーピング機構）は9日、過去にアームストロングが25万ドル（2200万円）の献金を申し出ていたことを明らかにした。

ランス・アームストロング photo:Kei Tsuji昨年12月にテキサスにあるアームストロングの自宅で収録された独占インタビューが、1月17日にアメリカで放映される。「オプラズ・ネクストチャプター」は、名物司会者オプラ・ウィンフリーが司会を務める90分番組だ。

アームストロングがインタビューに応えるのはツール・ド・フランス7連覇のタイトル剥奪後初めて。番組ホームページによると、番組内でアームストロングは一連のドーピングスキャンダルについての説明を行なう。

もちろん具体的なインタビュー内容は番組放送まで明らかにされないが、1月5日にアメリカのNYタイムズ紙が伝えた通り、アームストロングがドーピングを告白する可能性が出て来た。なお、番組ホームページには、Oprah.com/にてライブストリーミングが視聴可能と記されている（放送17日午後9時〜：日本時間18日午後2時〜）。

一方で、1月8日にアメリカで放送された情報番組「60ミニッツ」の中で、アームストロングのドーピングスキャンダルを糾弾し、タイトル剥奪ならびに永久追放処分を与えたUSADAのトラヴィス・タイガード会長が、2004年にアームストロングが25万ドルにのぼる献金を申し出ていたことを明らかにした。

タイガード氏は「明らかに利害が食い違う」として申し出を拒否。また、タイガード氏は、アームストロングから10万ドル（870万円）の献金を受け取ったUCI（国際自転車競技連合）の姿勢を非難した。アームストロングの弁護士を務めるティム・ハーマン氏は、USADAへの献金申し出の事実を否定している。

text:Kei Tsuji