1998年からヨーロッパチームで活動し、2011年からアスタナでマッサーを務めていた中野喜文さんが、2013年はサクソバンク・ティンコフバンクで活動する。自身のブログで発表した。

中野喜文マッサーと宮島正典マッサー中野喜文マッサーと宮島正典マッサー photo:Kei Tsujiイタリアのカンティーナ・トッロやリーゾスコッティ、ファッサボルトロ、リクイガスを経て、2011年からアスタナに所属していた中野マッサーが、担当しているロマン・クロイツィゲル(チェコ)の移籍に伴い、自身もサクソバンク・ティンコフバンクに籍を置くことが決まった。

アスタナ時代と同様に、中野マッサーの生活拠点は日本。東京の治療院をベースに活動し、ヨーロッパを往復しながら、1年のうち数ヶ月間チームに帯同することになる。

また、宮島正典マッサーは2013年も引き続きサクソバンクに所属。日本が誇るマッサー2人が、ビャルヌ・リース監督のもとで活動することになる。両名とも11月中旬にスペインで行なわれるチームビルディングキャンプに参加する予定だ。

中野喜文さんのコメント

2年所属したアスタナでは私がとてもやり易い形で仕事をさせてもらいましたが、強いチーム作りのノウハウのあるリーダー下で学ぶ経験を求め転職を決意した次第です。
そして多国籍チームであり公用語が英語という環境も私自身かつてから望んでいた環境でもあります。チームが変わり環境になれる作業とは本来腰を据えて取り組むべき作業ですが、それを年間80日という特殊な契約で行うことについては多くの苦労があるでしょう。
ただ宮島マッサーやその他信頼出来るスタッフなど、心強い仲間が数人いるのはとても心強いところです。

text:Kei Tsuji