USADA(アメリカアンチドーピング機関)によってドーピング違反による永久追放処分を受けたランス・アームストロング(アメリカ)から、次々と個人スポンサーが去っている。10月17日、ナイキ社とトレック社が契約を解除すると発表。その他、当時のUSポスタル所属選手に大きな影響が出ている。

ランス・アームストロング(アメリカ)ランス・アームストロング(アメリカ) photo:Kei Tsuji10月10日にUSADAが発表した報告書によって明るみになった過去のUSポスタル内のドーピングスキャンダル。競技から永久追放処分を受けたアームストロングを長年サポートしてきたナイキ社やトレック社が、同氏との契約を解除すると発表した。

また、アームストロングは自ら立ち上げたリブストロング基金の代表から退くことも発表している。

当時のチーム内のドーピングを証言しUSADAから6ヶ月間の出場停止と該当期間のレース記録抹消の処分を受けた11名の選手の一人、リーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ)に対し、オメガファーマ・クイックステップは契約を解除している。

同じく元チームメイトのオーストラリア人マシュー・ホワイトは、オリカ・グリーンエッジの監督の職を辞している。それに伴い同監督のジャパンカップ来日はキャンセルされた。

text:Kei Tsuji