エウスカルテル・エウスカディの若手選手、ビクトル・カベド(スペイン)が練習中に事故死した。事故の状況は明らかになっていないが、自転車で走行中に車にはねられたという。カベドは今年ジロ・デ・イタリアに出場している23歳。

事故死したビクトル・カベド(スペイン、エウスカルテル・エウスカディ)事故死したビクトル・カベド(スペイン、エウスカルテル・エウスカディ) (c)Euskaltel Euskadiエウスカルテル・エウスカディサイクリングチームは20日、公式リリースを出し、カベドの死去を伝えた。カベドはカステリョン県の道路でひとりで訓練しているときに車にはねられ、ほぼ即死だったという。
チームのゼネラルマネジャー、ミゲル・マダリアガ氏は、悲しみにくれるカベドのガールフレンドと家族、友人に追悼の意を表した。

1989年にスペイン、オンダで生まれたカベドは、アマチュア時代にセグロス・ビルバオ、オルベア・オレカSDA(コンチネンタル)チームで走った後、2010年のメモリアルバレンシアに勝利。2011年のアストゥリアス一周レースでステージ優勝を挙げたことで注目を浴び、今年エウスカルテル・エウスカディとサインし、オレンジを身にまとったチーム内の3人めのバスク地方以外の出身の選手として走りはじめた。

カベドは5月に自身初のグランツールとなるジロ・デ・イタリアのメンバーに選ばれ、総合129位で完走している。
最近のレースとしてツアー・オブ・ブリテンに出場したが発熱のため第2ステージでリタイア。自宅に戻りトレーニングしていたという。

カベドの葬儀はオンダで木曜夜に行われた。



text: Makoto.AYANO

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