8月6日から12日までの1週間にわたって、ベルギーとオランダを舞台に第8回エネコ・ツアー(UCIワールドツアー)が開催される。アルベルト・コンタドール(スペイン、サクソバンク・ティンコフバンク)の復帰戦として注目を集めるこの大会。別府史之(オリカ・グリーンエッジ)は2年連続出場だ。

チームTTと個人TT、最終日のミュールで総合争いは決着

エネコツアー2012コース全体図エネコツアー2012コース全体図 image: EnecoTourオランダとベルギーを舞台にしたエネコ・ツアー。1948年から開催されていた「ツール・デ・ペイ・バ(ツアー・オブ・オランダ)」が大会の前身であり、2005年のUCIプロツアー発足に伴ってオランダの電力会社がスポンサーにつき、現在の名称に改められた。

現在はオランダとベルギーの二ヶ国に限定しているが、過去には隣国ルクセンブルクも通過したため「ベネルクス・ツアー」とも呼ばれた。ベネルクスとは、ベルギー(Belgie)、オランダ(Nederland)、ルクセンブルク(Luxembourg)の集合体の名称だ。

今年はオランダ南部とベルギー北部をバランス良く巡る全長1140.6kmの全7ステージが用意された。海岸線に近いミデルブルフにゴールする第1ステージで、スプリンターが初日のリーダージャージを掴むだろう。しかし、内陸のシッタートヘレーンで行なわれる第2ステージ・チームタイムトライアルで総合はガラリと入れ替わる。

ミュール・カペルミュール(ヘラールツベルヘンの壁)ミュール・カペルミュール(ヘラールツベルヘンの壁) photo:Cor Vos第3ステージは、いわゆるベルギーのアルデンヌ地方を駆ける188kmで、短い登りが続くアップダウンコースはまるで「アルデンヌ・クラシック」のよう。レース中盤には、今年のロード世界選手権のメイン会場となるカウベルグとベメレルベルグを含む周回コースも通過する。

平坦な第4・第5ステージを経て、大会6日目に17.4kmの短い個人タイムトライアルが登場。ここで総合成績は再び入れ替わるが、距離が短いため、スプリンターやパンチャー系の選手も総合上位に残るだろう。

そして大会のクライマックスが、今年ロンド・ファン・フラーンデレンのコースから外された「ミュール・カペルミュール(ヘラールツベルヘンの壁)」を含む最終ステージだ。207.7kmのコースには急坂が16カ所組み込まれており、選手たちは「ミュール」を合計3回通過。しかも最後の「ミュール」はゴールから5kmしか離れておらず、最後まで手に汗握る闘いが繰り広げられることは間違いない。

エネコツアー2012第3ステージエネコツアー2012第3ステージ image: EnecoTourエネコツアー2012第7ステージエネコツアー2012第7ステージ image: EnecoTour


エネコツアー2012ステージリスト
8月6日(月)第1ステージ ワールウェイク(オランダ)〜ミデルブルフ(オランダ)203.9km
8月7日(火)第2ステージ シッタートヘレーン(オランダ) 18.9km(チームTT)
8月8日(水)第3ステージ リエムスト(ベルギー)〜ヘンク(ベルギー)188km
8月9日(木)第4ステージ ヘールス(ベルギー)〜ベルヘンオプゾーム(オランダ)213.3km
8月10日(金)第5ステージ ホーヘルハイデ(オランダ)〜アールテル(ベルギー)184.6km
8月11日(土)第6ステージ アルドーイェ(ベルギー) 17.4km(個人TT)
8月12日(日)第7ステージ マルデヘム(ベルギー)〜ヘラールツベルヘン(ベルギー)207.7km

コンタドール復帰!1軍を揃える地元チームに注目

ブエルタに向けてレースに復帰するアルベルト・コンタドール(スペイン、サクソバンク・ティンコフバンク)ブエルタに向けてレースに復帰するアルベルト・コンタドール(スペイン、サクソバンク・ティンコフバンク) photo:Cor Vos昨年2度目の総合優勝を飾ったエドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー、チームスカイ)は欠場。総合2位だったフィリップ・ジルベール(ベルギー、BMCレーシングチーム)もスタートリストから外れている。

何と言っても注目は、8月5日までの2年間出場停止処分を終えてレースに復帰するアルベルト・コンタドール(スペイン、サクソバンク・ティンコフバンク)だ。

トム・ボーネン(ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ)トム・ボーネン(ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ) photo:Cor Vos決してクライマー向きのステージレースではないが、2度目のブエルタ・ア・エスパーニャ制覇を目指すコンタドールは、少しでもレース勘を戻すために出場する。タイムトライアルで本来の力を出すことが出来れば、総合上位に絡んでくるだろう。

ベルギーチームとオランダチームは1軍で地元レースに挑む。ラボバンクはラース・ボーム(オランダ)、ヴァカンソレイユ・DCMはトーマス・デヘント(ベルギー)をエースに据える。

デーヴィッド・ミラー(イギリス、ガーミン・シャープ)デーヴィッド・ミラー(イギリス、ガーミン・シャープ) photo:Cor Vosオメガファーマ・クイックステップはトム・ボーネン(ベルギー)とシルヴァン・シャヴァネル(フランス)の2枚看板。他にもニキ・テルプストラ(オランダ)やヘルト・ステーグマン(ベルギー)といった実力者を揃えており、出場チームの中でトップクラスの戦力を誇る。

昨年大会総合3位のデーヴィッド・ミラー(イギリス、ガーミン・シャープ)は、今年も総合上位に絡んでくるだろう。チームにはハインリッヒ・ハウッスラー(オーストラリア)やセプ・ファンマルク(ベルギー)らが揃っており、戦力の面でオメガファーマ・クイックステップに負けていない。

チームプレゼンテーションの出番を待つ別府史之(オリカ・グリーンエッジ)チームプレゼンテーションの出番を待つ別府史之(オリカ・グリーンエッジ) photo:Cor Vosロンドンオリンピックのロードレースとタイムトライアルで4位に入ったテイラー・フィニー(アメリカ、BMCレーシングチーム)は、昨年大会総合4位。フレフ・ファンアフェルマート(ベルギー)とともに大会制覇を狙う。

平坦ステージでは、体調不良と故障によってツール・ド・フランスをリタイアしたマルセル・キッテル(ドイツ)とジョン・デゲンコルブ(ドイツ)擁するアルゴス・シマノに注目。アレッサンドロ・ペタッキ(イタリア、ランプレ・ISD)やホセホアキン・ロハス(スペイン、モビスター)、アルノー・デマール(フランス、FDJ・ビッグマット)らもスタートラインに並ぶ。

オリカ・グリーンエッジの別府史之は2年連続3度目の出場。チームにはルーク・ダーブリッジ(オーストラリア)をはじめ、スピードのある選手が揃っている。第2ステージ・チームタイムトライアルでの走りに注目したい。

text:Kei Tsuji
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