カンジン〜ヨスまでの147kmで行なわれたツール・ド・コリア(UCI2.2)第4ステージ。レースは序盤から逃げたワン・カンポ(香港チャイナチーム)がゴールまで逃げ切った。総合争いは翌日から加熱する。

スタートを待つ選手たちスタートを待つ選手たち photo:Cyclisme Japon以下はCyclisme Japonのレースレポート。

ステージ2勝を挙げているパク・ソンホ(ソウルサイクリング)がリーダージャージを着て第4ステージがスタート。前半は自動車専用道路を封鎖したコースで、後半には起伏も増えるが全体的には難度の低いステージだ。

勝利に結びつかず悔しがる中島康晴勝利に結びつかず悔しがる中島康晴 photo:Cyclisme Japonレースは序盤から香港のワン・カンポを含む4名が抜け出し、あっさりと逃げを決めた。他チームは後半に追い込みゴールスプリントにまとめる目論みだが、自力を使いペースアップするチームが少なく、総合3位でありながら我がチームが今日も主導でペース作りを強いられる。途中日本代表チームの協力もあり、最大6分の差をゴール20km手前で2分30秒まで詰め他の主力チームの参加も伺うが、リーダーチームも消耗を恐れ消極的で一時牽制状態でペースアップも鈍ってしまう。

先頭は満を持して香港のワンが独走態勢に入り、後続集団の追い上げにただ一人持ちこたえステージ優勝を飾った。2位争いではゴール前、落車を退避したパクはスプリントせずゴールした。

明日は10kmで1000mの標高差を駆け上がる難関を含む山岳ステージ、いよいよ個人総合争いが始まる。

監督コメント
今日はワン・カンポに完敗した。後半のペースアップには油断と測り違いもあり後味の良いレースではなかった。明日は最大の山岳ステージを迎え事実上の個人総合争いのスタートだ。取りこぼしの無いように集中してレースに臨みたい。

ツール・ド・コリア2009第4ステージ結果
1位 ワン・カンポ(香港チャイナチーム)3h36'54"
2位 ジョエル・パーソン(セーヴィングズ&ローンズ)+03"
3位 チャン・スンジェ(チームネオテル)
4位 ノーラン・ホフマン(チームネオテル)
5位 パク・ソンホ(ソウルサイクリング)

個人総合成績
1位 パク・ソンホ(ソウルサイクリング)10h51'01"
2位 ノーラン・ホフマン(チームネオテル)+10"
3位 ワン・カンポ(香港チャイナチーム)+11"
4位 パク・ソンベク(EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)+12"
5位 ジョエル・パーソン(セーヴィングズ&ローンズ)+28"

photo&text:Cyclisme Japon