休養日前の第14ステージ。序盤から新城を含む5名が積極的に動くが決定打とならず、レースの中盤で6名の逃げ集団が容認された。残り5kmでフェドリゴとヴァンデベルデがわずかに抜け出し、ベテランのフェドリゴがツール通算4勝目をあげた。休養日を前に早くも最終日を見据えるコメントも出始めた。

ステージ優勝のピエリック・フェドリゴ(フランス、FDJ・ビッグマット)

ゴール前で飛び出したクリスティアン・ヴァンデヴェルデ(アメリカ、ガーミン・シャープ)とピエリック・フェドリゴ(フランス、FDJ・ビッグマット)ゴール前で飛び出したクリスティアン・ヴァンデヴェルデ(アメリカ、ガーミン・シャープ)とピエリック・フェドリゴ(フランス、FDJ・ビッグマット) photo:Cor Vosこの数日は今日のように何かが起こりそうな気がしていた。日を追うごとに、やる気も増してきた。同じ逃げ集団に、ヴァンデヴェルデやセレンセンなどの強力な選手、ヴォクレールのようなレース巧者、デュムランのような高速スプリンターがいることに気づいたので、ともて戦略を立てにくかった。ときとして、どうするかを決めるには少し待ったほうが良いこともある。今回、僕が最後のアタックを仕掛けたのは残り5kmの段階だった。フィーリングで決めた。それが仕掛け時だと思ったからだ。その後、僕たちは互いのアドバンテージの維持に必至になり、同時に僕は(ヴァンデヴェルデとの)スプリント勝負にすべてをかける必要があった。

ステージ優勝を飾ったピエリック・フェドリゴ(フランス、FDJ・ビッグマット)ステージ優勝を飾ったピエリック・フェドリゴ(フランス、FDJ・ビッグマット) photo:Cor Vos僕が勝利したステージは全部、僕に特別なものを与えてくれた。最初の勝利は今でも感動している。2勝目にゴールしたタルブの街は、自宅からわずか数マイルの距離で、当然のように忘れられない。3勝目は2010年のピレネー山脈のクイーンステージだった。トゥールマレー、オービスク、アスパン、スロール峠を通過した——この山並みは、この地方出身の僕にとっては美しい景色だ。そして、今回は1年の大病からの復活の証となる勝利だ。大きな意味がある。

僕が去年経験したことは、ツール・ド・フランスで走ることより過酷な戦いだった。もちろんツールには数々の苦痛の瞬間があることは知っている。でも、病気(ライム病)のせいで別の苦しみがあることを知った。

ツールの出場選手は198名で、ステージ数は21。だから、選手全員が特別な経験ができるわけじゃない——僕のような選手はさらに可能性が低くなる。だから、このようなステージで勝利して、しかも狙っていたとなると、その満足度は計り知れない。僕らのチームは1週目にティボー・ピノがステージ優勝したので、僕へのプレシャーが少し弱まった。今度はピノの総合10位の成績を守って、当然ながら少しでも上位に彼を連れて行かねばならない。だから、彼の傍で助け続けるつもりだ。

総合1位のブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ)

並んでゴールするブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ)とカデル・エヴァンス(オーストラリア、BMCレーシングチーム)並んでゴールするブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームスカイ)とカデル・エヴァンス(オーストラリア、BMCレーシングチーム) photo:Cor Vosマーク(カヴェンディッシュ)は、この2週間半のあいだ素晴らしかった。彼は僕の目的であるマイヨジョーヌ獲得にずっと献身的に協力している。彼は偉大なチャンピオンで、すばらしい友人だ。彼には、まだパリの最終ステージがある。僕たちはパリで彼のために締めくくりたい。パリで彼を勝たせるつもりだ。彼にはオリンピックもある。彼がもう公言しているように、オリンピックは彼の今年最大の目標だ。彼がもうステージ優勝するチャンスが持てないことは不名誉だろうけど、その代わりに僕たちには、もっと困難な仕事がある。マイヨジョーヌを勝ち取ろうとすることだ。現在まで、彼はこの仕事でとても大きな役割を果たしてきた。彼がボトルを受け取りに戻るのを見たはずだ。昨日は、最初の登りを僕たちと一緒に克服しようと頑張っていた……彼は今週も完璧な紳士だった。

序盤でのアタックはあまり長く続かないと思った。実際には2時間近く続いたうえに、あの地形でのダメージは大きかった。あちこちに疲弊した選手がいたが、ようやく逃げが決まってスッキリした。僕たちは追走を開始したけど2名だけを使うつもりで、ロットが2名を動員し、グリーンエッジも2名を動員するだろうと期待していた。でも、彼らは最後まで(追走に)興味を示さなかった。

逃げ集団との差はもう5分になっていた。だから、追いつくのは難しそうだった。

ポイント賞のペーター・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール)

メイン集団の先頭でゴールするアンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ベリソル)メイン集団の先頭でゴールするアンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ベリソル) photo:Makoto Ayano今朝の時点で、今日は困難なステージになりそうだという点でチームの意見が一致した。他のチームの目的がわからなかったからだ。最初の80kmの区間は、ほとんど全員の選手が逃げに入ろうとしていた。しかし、逃げが決まった後は、僕にとって都合が良かった。

驚いたことに、他のスプリントチームは逃げを追走する動きがなかった。同時、それは僕にとっては幸運でもある。

他の選手たちは、僕とこれ以上戦いたくないのだろうと思った。僕はあと2日ある山岳ステージを過ごせば、その後はマイヨヴェールを着てパリに入れると思う。タイムトライアルの日は回復に努めたい。最終日のスプリントに向けて力を取っておきたい。

新人賞のティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシングチーム)

序盤は本当に厳しかった。コースプロフィールを見ると「休養日前に楽にこなせる」と思ってしまうステージだ。ぜんぜん違った! 路面は荒れていて、ずっとアップダウンを繰り返すし、獲得標高は2000m以上。本当に情け容赦がないステージだった。僕は暑さがものすごく苦手だ。実際、昨日雨が降ったときは気分がとてもよかった。僕はたぶん暑くなると苦しむタイプの選手だろう。でも、やっと素晴らしい休養日になる。明日が楽しみだ。

敢闘賞のニキ・セレンセン(デンマーク、サクソバンク・ティンコフバンク)

まず、チーム全員でこのステージを乗り越えたと述べたい。僕たちは皆あの場にいて、ほとんどすべての動きに反応した。誰もが逃げに入ることに神経を注いでいた。僕と逃げ集団との差を埋めるのに苦労しているのにチームが気づいてくれて、チームメイトたちはメイン集団の前方に整列して逃げ集団を捉まえようとしてくれた。彼らは素晴らしい仲間だ。

ステージの終盤では、他の選手と同じようにアタックを仕掛けるまでかなり待ってしまった。お互いを尊重するあまりに、アタックを避けてしまったのだと思う。小さな登りに入ってからアタックしようと前から考えていたのだけど、他の選手たちの疲労具合がわからなかった。ゴールが迫ってきて、数回ほど事態を打破しようとしたけど、彼らは後方に留まったままだった。そしてフェドリゴが離れたときに、他の選手たちは僕に差を詰めさせたいのだとわかった。

今は落ち込んでいる。ステージ優勝以外は満足できない。でも、まだ何回かはチャンスが残っている。パリに着くまでツールは終わらないんだ。

コメントはプレスリリース、チーム公式サイト、選手個人サイト、TVインタビュー、twitterなどより。

text:Taiko YAMASAKI + Seiya YAMASAKI
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