5月31日、京都府南丹市美山町にて「2009 MBKカップ美山サイクルロード」が開催された。このレースは美山町の皆さんのご協力の下、京都と丹後を結ぶ主要道「周山街道」を規制して行なわれる公道でのビックレースだ。さらにC1のレースレポートと写真を追加した(6月1日)。

CK35,CK56 スタートCK35,CK56 スタート photo:Chieko.Uetsuki早朝からコース近隣の住民の方々が、コース上の砂やゴミを掃除されたり、地元警察の交通整理などの協力もある。

美山支所前をスタート・ゴールとする1周10.1km(高低差110m)の周回コースは、6km地点からの「九鬼ヶ坂」がレースの鍵を握ると言われている。自然の中を通る一般公道の走行ルートの景色も抜群で、参加するだけでも価値のある大会だ。

今大会には全カテゴリー合わせて930名がエントリー。同日、近畿圏で多くの自転車イベントが開催されていたが、前年と変わらない参加人数であった。それだけ人気が高い大会と言える。

C2,C2S スタートC2,C2S スタート photo:Chieko.Uetsuki

幅広い層のカテゴリーが人気の秘密


その人気の理由として、子供から大人、初心者から上級者まで、と幅広い層の参加カテゴリーが用意されていることが挙げられる。
家族で会場に足を運んだとしても、全員が参加できるのだ。
参加された中には、ご夫婦や親子でロードレース初参戦の方が多く見られた。




ウィーラースクールも開催


大会前日のウィーラースクールの皆さんで記念撮影大会前日のウィーラースクールの皆さんで記念撮影 photo:Chieko.Uetsukiレース前日には、子供たちが安全に自転車競技にふれ合うことができる「ウィーラースクール」が開催された。
特別講師に、シマノレーシングの阿部良之コーチを迎え、多くの子供たちが自転車の楽しみを学んだ。

そして、レース当日、その成果を出すべくたくさんの子供たちがレースに臨んだ。小学生のカテゴリーは、上平屋関門までの半周だ。
大人たちが悶絶する「九鬼ヶ坂」は走らないとしても、小学生にとっては、きつい坂もあったようだ。
表彰式では、皆が声を揃えて「坂がしんどかった」という感想だった。


C4W スタートC4W スタート photo:Chieko.Uetsuki

大雨に始まり、晴天で終わる


昨年と同様、会場となる美山町は前夜から激しい雨に見舞われた。その雨は早朝まで続き、C4からC3カテゴリーまでは小雨が残る。

初心者も多いこのカテゴリーでの雨は、スリップなど心配されたが、皆が力強い走りを見せてくれた。
C2カテゴリーがスタートする頃には雨は止み、最高カテゴリーであるC1とU23がスタートする頃には天気は快晴に変わる。
最終レースのゴールには路面も乾き、コンディションの良いレースとなった。

優勝した永良大誠(グランデパール播磨)優勝した永良大誠(グランデパール播磨) photo:Akihiro.NAKAO
U23 表彰式U23 表彰式 photo:Chieko.Uetsuki

二連覇の続出!


なんと、最高カテゴリーであるC1、U23の優勝者共に、昨年からの二連覇という快挙が生まれた。
C1では、序盤から少人数で集団を抜け出した永良大誠(グランデパール播磨)が最終周回で飛び出し独走ゴール。

U23では、C1の追走集団と一緒にゴールし、岡豊洋(TREK MARCO POLO CYCLING TEAM)が優勝を飾った。






MBKサイクルが特別協賛


欧州プロチームが採用することでも有名なフランスの老舗ブランド「MBK」。ロードレース以外にもトライアスロン、BMX、マウンテンバイクと様々なカテゴリー選手をサポートしている。
そのMBKサイクルが今年も大会をバックアップ。国体予選、近畿大会となる本大会へのバックアップをすることは、MBKサイクルが目指すべく、自転車の普及に繋がるという。
その「意味と意義」を持って、これからも大会を盛り上げていきたいとのこと。

MBK25周年記念フレームセットが大会特別価格で販売されたMBK25周年記念フレームセットが大会特別価格で販売された photo:Chieko.Uetsuki会場にはMAVICと併設でブースが置かれ、MBK25周年記念フレームセット国内限定数入荷分を展示。個性的なフォルムに多くの自転車乗りが集まった。

レース後にはMBKサイクルより提供されたマウンテンバイク1台を賞品として、ジャンケン大会が行われ、その1台をめぐっての最後の戦いが繰り広げられた。今年の美山も、最後の最後まで熱く盛り上がった。

各クラス熱戦の模様と全クラスの表彰式はフォトギャラリーでチェックしてください!



photo&text:ウエツキチエコ
ジャンケン大会の賞品(MBKサイクルより提供)ジャンケン大会の賞品(MBKサイクルより提供) photo:Chieko.Uetsuki









C1レポート
「関西ロードレースの甲子園」こと、美山ロード。朝からどんよりと曇り雨がぱらついていたものの次第に天気は晴れ、C1がスタートする頃には路面が乾き、蒸し暑いくらいとなった。近畿高体連、元砂勇雪と安原大貴、谷尚樹の榛生昇陽高校が上位独占近畿高体連、元砂勇雪と安原大貴、谷尚樹の榛生昇陽高校が上位独占 photo:Akihiro.NAKAO

ツール・ド・熊野に有力チームの大半が出場したが、昨年に続きC1二連覇を狙う永良大誠(グランデパール播磨)、下関に転居してロード・トラックに転向した白石真悟(シマノドリンキング)、今期初レースの阿部良之(シマノレーシング)がレースを作る形になった。
九鬼坂補給地点を通過する逃げ集団九鬼坂補給地点を通過する逃げ集団 photo:Akihiro.NAKAO
7周で争われるレースは3周目から永良・白石が集団から逃げ、後続は阿部がコントロール。先頭は永良・白石で周回を重ねる。

ラスト2周の九鬼ヶ坂で集団から小嶋洋介・秋山尚徳(Team DARK BLUE)阿部、寺崎武郎(バルバクラブ)、佐々木優也(TREK MARCO POLO CYCLING TEAM)、山本良介(トヨタ車体)が追走。開いた差を一気に詰めるものの、永良が最後に白石を振り切り、昨年に続き二連覇を達成した。そして白石につづき阿部がスプリントを制し3位となった。

U23も岡豊洋(TREK MARCO POLO CYCLING TEAM)が二連覇を飾った。九鬼坂を下る先頭九鬼坂を下る先頭 photo:Akihiro.NAKAO阿部良之が追走集団を作る阿部良之が追走集団を作る photo:Akihiro.NAKAO

photo&text:Akihiro.NAKAO

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