2011年ジロ第19ステージでアルベルト・コンタドールに勝利を譲られて勝利して以来、2度目の勝利を挙げたティラロンゴ(アスタナ)。この勝利と比べてどちらが価値がある?と記者に聞かれて答える。

スカルポー二を下してゴールに飛び込むパオロ・ティラロンゴ(イタリア、アスタナ)スカルポー二を下してゴールに飛び込むパオロ・ティラロンゴ(イタリア、アスタナ) (c)CorVosジロで2年連続のステージ優勝を挙げたパオロ・ティラロンゴ(イタリア、アスタナ)

長い間僕はチームリーダーのために働き、すべてを捧げてきた。しかし今日は自分のために走るチャンスをもらっていた。今日のゴールのことは予め学んでいたし、勝つためにトライしたんだ。苦しみながらも先頭集団に残って、スカルポーニがラスト400mでアタックした時になんとかついて行った。
僕はとても苦しんで差を詰めた。彼が回りを見回した隙に前に出たんだ。なんとか彼を追い抜き、あとは誰もが見た通り苦痛で倒れこんだ。僕が誰なのか、何処にいるのかさえわからないほどだったんだ。

僕は偉大な選手や「カンピオーネ」ではないよ。チームリーダーを助けるいいグレガリオ(アシスト選手)だ。ジロにはチームのために働くために居るんだ。後のレースで大きな事をしようとしているわけじゃない。
正直言って昨年のジロのマクニャーガでの勝利の方がこの勝利よりも素晴らしいものだ。コンタドールが僕に勝利を譲ってくれて、彼の名前がリザルトのうえで自分の後ろにあるというのは、この勝利よりも絶対に価値あるもの。コンタドールは友人。僕は今日の勝利を、苦境に立たされている彼に捧げたい。

アスタナのマッサー 中野喜文さん
今日は飲みますよ。ちなみにティラロンゴは3週間前から今日のステージに賭けていると話していた。有言実行。

先頭スカルポーニから少し遅れてゴールを目指すライダー・ヘジダル(カナダ、ガーミン・バラクーダ)先頭スカルポーニから少し遅れてゴールを目指すライダー・ヘジダル(カナダ、ガーミン・バラクーダ) photo:Kei Tsujiカナダ人初のマリアローザを着たライダー・ヘジダル(カナダ、ガーミン・バラクーダ)

マリアローザを着ているなんて信じられないね。すごくフラストレーションが溜まった不運な一日だった。昨日はマリアを狙っていながら17秒差で取れず、タイラーがクラッシュしたり、今日の走りは自信につながるね。僕は上りでベストライダーじゃないけど、得意なタイムトライアルで挽回できる。チームは僕のために100%力を発揮してサポートしてくれた。ピート(ステティーナ)とクリスチャン(ヴァンデヴェルデ)は僕から離れずにいてくれたし、ゴール前はクリスチャンは最後まで僕をいい位置まで引き上げてくれた。僕はただ最後に行くだけだったし、それが完璧にうまくいった。マリアローザはいいチームワークの賜物だね。

僕は2004年までマウンテンバイク選手としてトップレベルで走っていた。そしてそのあとランス・アームストロングと一緒にUSポスタルで走る機会を得たんだ。ツール・ド・フランスでも最終週まで頑張れたから、このジロでも最終週にかけたい。
ここまで勝ったり負けたりしているけど、このままいい調子でいられることを願っているよ。
これがカナダ人にとって初のピンクジャージ。カナダでも大勢の人々が喜んでくれていると思う。僕の記憶間違いじゃなければトロントはイタリア以外でもっともイタリア人が多い街のひとつなんだ。カナダ人も今やジロ・デ・イタリアのことをよく知っているよ。

ゴールに向かって突進するミケーレ・スカルポーニ(イタリア、ランプレ・ISD)ゴールに向かって突進するミケーレ・スカルポーニ(イタリア、ランプレ・ISD) photo:Kei Tsujiステージ2位の力強い走りで不調を疑う声を払拭したミケーレ・スカルポーニ(イタリア、ランプレ・ISD)
今日何かするつもりで走っていたわけじゃないんだ。でも気がつけば最後は(プリジミスラウ・)ニエミエツと一緒に集団の先頭に立っていた。
そして今日ステージを勝とうと思ったんだ。それは果たせなかったけど、大したことじゃない。それが何を変えるわけでもない。大事なのはランプレチームがいい走りができたということだよ。

笑顔でインタビューを受ける別府史之(オリカ・グリーンエッジ)笑顔でインタビューを受ける別府史之(オリカ・グリーンエッジ) photo:Kei Tsujiスタートから頂上ゴールの麓まで逃げた別府史之(グリーンエッジ)

ここまでのステージでスタート直後にアタックが決まっていたのを見ていたので、スタートすぐの下りで飛び出した。
去年逃げた時は、すぐに集団のペースが上がって、ずっとタイム差が3分を推移した状態で追われていた。けど今回はそんなこともなく大きなリードを得たので、前半はツーリング気分で走ることが出来ました。
最後の登りまでにもう少しタイム差を稼ぎたかった。ローテーションは回っていたものの、他の選手が踏むのを止めてしまって、どんどんリードが失われてしまった。
出来る限りの走りをしてゴールした。もちろん勝ちを狙って逃げていたし、逃げて嬉しいという気持ちは全くない。結果には結びつかなかったけど、最後の登りを前に2分しかタイム差がなかったので仕方がない。フィーリング良く踏めていたし、またトライしてみたいと思います。

レース直後のツィッターより
Thankful to all. I couldn't make it, but I'm happy many friends cheer up to me. I checked after the race on twitter. I've a lot of message!
みんなに感謝。最後は勝てなかったけど、たくさんの友人が応援してくれたのが嬉しかった。レース後にTwitterでチェックしたよ。たくさんのメッセージをもらった!

フミの走りを喜ぶグリーンエッジのマシュー・ホワイト監督

今日はチームの誰もが逃げに乗っていい日だった。ベップは今日どうしても逃げたがっていた。彼はとてもいい脚をしていた。そしていい走りを見せた。
第6ステージは少々思い違いがあった。彼は物事を律儀に捉え過ぎるきらいがある。私は彼に登りでゴス(マシュー・ゴス)を待って集団まで連れ戻すように言ったんだ。彼はなんて忠実なチーム員だろう。彼がどれだけ調子がいいことかは聞いていなかったし、それよりも彼は4時間にわたって、私が頼んだとおりにゴスのそばにいてサポートし続けた。ゴスが完全に脱落したというのに。
私が彼に頼んだのはゴスが最初に遅れて差がついた時だけで、たぶんカルチャーの違いだろうけれど、この先もっと気をつけなければいけないね。
昨日自分のチャンスを諦めたベップが今日あれほど素晴らしい走りを見せたことに私はとてもハッピーだ。



コメントは現地取材、プレスリリース、チーム公式サイト、選手個人サイト、TVインタビュー、twitterなどより。

text:Makoto.AYANO
photo:Kei.TSUJI,CorVos,Riccardo Scanferla
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