第15回ツアー・オブ・ジャパン(UCI2.2)の開催概要が発表された。開催は5月20日から27日までの8日間で、奈良ステージは開催されず、合計6ステージで行なわれる。日本国内の10チームの他、海外から6チームの出場が予定されている。

急勾配のふじあざみラインを駆け上がる第4ステージ急勾配のふじあざみラインを駆け上がる第4ステージ photo:Hideaki Takagi昨年、震災・停電等の影響で開催の見通し立たず、中止に追い込まれたTOJ(ツアー・オブ・ジャパン)。今年は8日間の日程で開催されることが発表された。

初日は堺市の大仙公園周回コースで行なわれる2.65kmの個人タイムトライアル。奈良ステージは開催されず、月曜日は移動日に充てられる。美濃ステージと南信州ステージ、そして2度目の移動日を挟んで富士山ふじあざみラインの11.4kmヒルクライムステージへ。名物激坂ステージは、今年も個人タイムトライアルではなくマスドスタートのロードレース形式で行なわれる。

最終日は大井埠頭で迫力のゴールスプリントが繰り広げられる最終日は大井埠頭で迫力のゴールスプリントが繰り広げられる photo:Hideaki Takagi最終日前日は、日本サイクルスポーツセンターで行なわれる伊豆ステージ。そして日比谷シティ前をスタートし、大井埠頭周回コースに至る東京ステージで8日間のレースが締めくくられる。

出場するのは16チーム(国内10チーム・海外6チーム)で、各チーム6名ずつの出場。今年UCIプロコンチネンタル登録を果たした中国のチャンピオンシステム・プロサイクリングチームや、イタリアに拠点を置くウクライナのUCIコンチネンタルチーム、アモーレ・エ・ヴィータがリストに入っている。

その他、ジャパンカップで優勝したご存知オーストラリアのジェネシス・ウェルス・アドヴァイザーズや、イランの二強タブリズ・ペトロケミカルとアザドユニヴァーシティ・クロスチーム、そして福島晋一が所属するマレーシアのトレンガヌ・サイクリングチームが出場予定だ。

日本からはUCIコンチネンタル8チームと、パールイズミ・スミタ・ラバネロ、そして日本学生自転車競技連盟選抜チームが出場する。


ツアー・オブ・ジャパン2012日程
5月20日(日)堺   第1ステージ 2.65km個人TT 大仙公園周回コース
5月21日(月)移動日
5月22日(火)美濃  第2ステージ 160.7km 旧今井家住宅前→横越→美濃和紙の里会館前周回
5月23日(水)南信州 第3ステージ 148km 飯田駅→下久堅周回コース→松尾総合運動場前
5月24日(木)移動日
5月25日(金)富士山 第4ステージ 11.4km ふじあざみライン入口→富士山須走口5合目
5月26日(土)伊豆  第5ステージ 146.4km 日本サイクルスポーツセンター周回コース
5月27日(日)東京  第6ステージ 112.7km 日比谷シティ前→大井埠頭周回コース

ツアー・オブ・ジャパン2012出場予定チーム
チャンピオンシステム・プロサイクリングチーム(中国)
アモーレ・エ・ヴィータ(ウクライナ)
ジェネシス・ウェルス・アドヴァイザーズ(オーストラリア)
タブリズ・ペトロケミカル(イラン)
OCBCシンガポール・コンチネンタルサイクリングチーム(シンガポール)
トレンガヌ・サイクリングチーム(マレーシア)
愛三工業レーシングチーム(日本)
ブリヂストンアンカー(日本)
キャノンデール・スペースゼロポイント(日本)
マトリックス・パワータグ(日本)
シマノレーシング(日本)
チームNIPPO(日本)
チームUKYO(日本)
宇都宮ブリッツェン
パールイズミ・スミタ・ラバネロ(日本)
日本学生自転車競技連盟選抜(日本)