手が付けられない強さの鈴木譲(シマノレーシング)。先週はゴールスプリントで、そしてこの日は登坂の力勝負で圧勝。女子は福本千佳(同志社大学)、UとJは徳田兄弟が優勝。

A-E 2周目、鈴木譲(シマノレーシング)がペースを上げるA-E 2周目、鈴木譲(シマノレーシング)がペースを上げる photo:Hideaki.TAKAGI
西日本の開幕戦、西日本チャレンジサイクルロードレース大会が3月18日(日)、広島県中央森林公園で行われた。
当日は朝から小雨模様。一昨年に舗装改修された路面は、ウェットでもパンクがほとんどなくグリップも良い。


A-U アタックした徳田鍛造(鹿屋体育大学)A-U アタックした徳田鍛造(鹿屋体育大学) photo:Hideaki.TAKAGIA-M ゴール、右の神野勝(チームサイクルプラス)が優勝A-M ゴール、右の神野勝(チームサイクルプラス)が優勝 photo:Hideaki.TAKAGI
アンダーは徳田鍛造(鹿屋体育大学)が圧勝

朝一番は3周のA-U(U23・アンダー)クラス。1周目スタート後の下り区間で石橋学(鹿屋体育大学)がアタック、これに小村知之(環太平洋大学)が合流する。さらに徳田鍛造(鹿屋体育大学)が合流、上り区間で単独抜け出す。メイン集団から田典幸(Espoir Asia)が抜け出し小村と石橋に合流。2周目には徳田、小村、石橋、田の4人で先行する。3周目、上り区間で徳田がアタックに成功、田と石橋が続き小村は遅れるが復帰。
ゴールはそのまま徳田が逃げ切って優勝。2位争いのスプリントは小村が制した。

「ロードで初優勝、でも今日は凄く熱くなって負ける気がしなかった。どうしても今日は勝ちたかったことがある」と言う徳田。同期で入学後に自転車競技を始めた福井響が、このレースを区切りにスタッフへ転向するのだった。「彼とはこれからも一緒に戦っていく存在。一年間ともに過ごした親友の節目のレースで勝てて嬉しい」と語る。

マスターはゴール勝負に持ち込まれ、先行した青江良治(チーム岡山)をかわした神野勝(チームサイクルプラス)が優勝。

A-F 福本千佳(同志社大学)が優勝A-F 福本千佳(同志社大学)が優勝 photo:Hideaki.TAKAGIA-J 徳田優(北桑田高校)が独走優勝A-J 徳田優(北桑田高校)が独走優勝 photo:Hideaki.TAKAGI福本千佳(同志社大学)がゴール勝負を制する

女子は2周24.6kmのレース。1周目の上りで大勢が決まる。長谷川馨(Nasu Fan Club)が先頭に立ち、その後に塚越さくら(鹿屋体育大学)と福本がペースを上げると、合田祐美子(早稲田大学)を加えた4人が抜け出す。この4人でゴールまで先行し、福本がロングスパートをかけ、合田が追い込むものの逃げ切り、福本が優勝。

ジュニアは徳田優(北桑田高校)が優勝。兄弟で栄冠

ジュニアは3周。徳田優(北桑田高校)、中井路雅(瀬田工業高校)、日野林雄大(愛媛県車連)、松本祐典(北桑田高校)、宮内渉(環太平洋大学)が逃げ、最終周回に徳田が抜け出し独走優勝。
徳田はUクラス優勝の徳田鍛造の弟。兄弟で2クラスの優勝だ。

鈴木譲が圧倒のエリート

A-E(エリート)は5周61.5kmのショートレース。
1周目の上りで西川昌宏(Esperance Stage)が抜け出し、これに増田成幸・中村誠・飯野智行(宇都宮ブリッツェン)、鈴木譲・入部正太朗((シマノレーシング)が加わった6人の逃げができるが、おもにマトリックス勢の追走により2周目に吸収。
2周目の上りで鈴木譲がペースアップし集団が15人ほどに絞られ、さらに加速すると増田だけが反応でき、2人で逃げ始める。メイン集団は分断状態になり、先頭の2人を15人ほどで追う。

A-E 2周目へ、6人が先行するA-E 2周目へ、6人が先行する photo:Hideaki.TAKAGIA-E 3周目、増田成幸(宇都宮ブリッツェン)と鈴木譲(シマノレーシング)が先行A-E 3周目、増田成幸(宇都宮ブリッツェン)と鈴木譲(シマノレーシング)が先行 photo:Hideaki.TAKAGIA-E 3周目、追走集団の小橋勇利(松山工業高校)A-E 3周目、追走集団の小橋勇利(松山工業高校) photo:Hideaki.TAKAGIA-E 3位集団のスプリントA-E 3位集団のスプリント photo:Hideaki.TAKAGI
先頭の鈴木と増田は協調して逃げ続ける。追走集団との差は1分にまで広がり、逃げ切りの可能性が高くなる。4周目の上り、鈴木がペースを上げると増田が離れる。しかし増田は10秒程度の差を維持したまま丸一周走り続ける。追走集団内では平塚や畑中が揺さぶる。この集団に高校2年生の小橋勇利(松山工業高校)が入り、ローテーションもこなしていく。

最終周回、先頭の鈴木のペースは落ちないどころか上がっているようにさえ感じられる。追う増田は10秒ほどの差を保っていたが徐々に離れていき、鈴木が逃げ切り優勝。3位争いのスプリントは初山翔(宇都宮ブリッツェン)が制した。

「力を見せて勝ちたかった」優勝の鈴木譲(シマノレーシング)

「2周目以降、逃げ切るつもりで走っていた。4周目の上りは増田さんを消耗させたくてペースを上げた。離れてからも一定間隔で追ってきていたが、消耗するはずだし、チームメイトも控えているから大丈夫と思った。最後は、いかにもがききるかでアウター固定で走った」
「スプリントに持ち込んでも良かったが、力を見せて勝ちたかったので逃げ切りを選んだ。増田さんならば上りで仕掛けてボクを引き離すだろうから、逆にボクはそこでそれをしたかった。それは、しもふさで勝ったことがまぐれと思われたくなかったから。これからビッグレースが続くので逃げて勝つことにこだわりたい」
2位の増田は走りながらしきりに背中を伸ばす動作を繰り返した。昨秋10月の大怪我から復帰の途中なのだ。好走にそれを忘れてしまいがちだが、復帰が順調なこととポテンシャルの高さを改めて示すものだ。

「集団コントロールがまるで違った」8位の小橋勇利(松山工業高校)
高校生2年生ながらも入賞の小橋はアジア選2位、優勝はインターハイ、ジャパンカップオープン、おきなわと、この年代ではトップクラス。
「申し込んだ後で大会と選手のレベルの高さを知りびっくりしました。コンチネンタルチームの方々とレースを走るのは初めてで、付いていけるか心配でした。集団のコントロールが今まで自分が経験したものとは全く別物でした。ジュニアアジア選などではペースを落とすようなコントロール。でも、今日はどんな場面でも対応できるようなコントロールでした」と驚きを見せる。
「上りで3回くらい千切れそうになった。今は自分の走りのタイプがわからないです。タイプを決め付けるのもいけないのかなと。今は最低限走るための基礎の力をつけたい」と将来に備える。もちろん夢はプロロードレーサーだ。

結果
A-E 61.5km
1位 鈴木譲(シマノレーシング)1時間32分22秒47
2位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)+1分00秒
3位 初山翔(宇都宮ブリッツェン)+1分22秒
4位 畑中勇介(シマノレーシング)
5位 飯野智行(宇都宮ブリッツェン) 
6位 廣瀬佳正(宇都宮ブリッツェン)
7位 入部正太朗(シマノレーシング)
8位 小橋勇利(松山工業高校)
9位 普久原奨(宇都宮ブリッツェン)
10位 野中竜馬(シマノレーシング)

A-F 24.6km
1位 福本千佳(同志社大学)45分40秒26
2位 合田祐美子(早稲田大学)
3位 塚越さくら(鹿屋体育大学)+03秒
4位 長谷川馨(Nasu Fan Club)+04秒
5位 神田紗希(鹿屋体育大学)+1分22秒

A-U 36.9km
1位 徳田鍛造(鹿屋体育大学)59分25秒85
2位 小村知之(環太平洋大学)+09秒
3位 石橋学(鹿屋体育大学)
4位 田典幸(Espoir Asia)+17秒
5位 山崎航(Team Eurasia)+1分09秒
6位 原田裕成(鹿屋体育大学)

A-J 36.9km
1位 徳田優(北桑田高校)58分10秒21
2位 中井路雅(瀬田工業高校)+39秒
3位 日野林雄大(愛媛県車連)+44秒
4位 松本祐典(北桑田高校)+1分01秒
5位 今村麟太郎(高知東工業高校)+1分23秒
6位 青野将大(高松工芸高校)+1分26秒

A-M 24.6km
1位 神野勝(チームサイクルプラス)1時間01分17秒42
2位 青江良治(チーム岡山)
3位 石塚淳一(Nasu Fan Club)
4位 大石敏夫(グランデパール播磨)
5位 森兼賦(ユニヴェール)+01秒
6位 田中力(Tacurino.net)

photo&text:高木秀彰
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