2012年2月14日、中東オマーンで第3回ツアー・オブ・オマーン(UCI2.HC)が開幕。カタールに続いて連戦のブリヂストンアンカーは初日からアレクサンドル・ルメア(フランス)を逃げに送り込み、敢闘賞を獲得した。ゴールスプリントはアンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ベリソル)が制している。

首都マスカットをスタートし、プロトンは西に向かう首都マスカットをスタートし、プロトンは西に向かう photo:A.S.O.ツアー・オブ・カタールと同じくASO(アモリー・スポール・オルガニザシヨン)主催で、今年開催3回目を迎えるツアー・オブ・オマーン。ド平坦なカタールとは異なり、山がちな地形を利用した山岳コースも組み込まれている。

逃げるアレクサンドル・ルメア(フランス、ブリヂストンアンカー)やミハイル・イグナチエフ(ロシア、カチューシャ)逃げるアレクサンドル・ルメア(フランス、ブリヂストンアンカー)やミハイル・イグナチエフ(ロシア、カチューシャ) photo:A.S.O.山岳で総合争いが決するため、カタールよりも登坂力に長けたオールラウンダーたちの出場が目立つ。

今大会にはアンディ・シュレク(ルクセンブルク、レディオシャック・ニッサン)、ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、リクイガス・キャノンデール)、ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ)、シルヴァン・シャヴァネル(フランス、オメガファーマ・クイックステップ)らが顔を揃える。

メイン集団をコントロールするロット・ベリソルやオメガファーマ・クイックステップメイン集団をコントロールするロット・ベリソルやオメガファーマ・クイックステップ photo:A.S.O.そして日本からはカタールに続いてUCIコンチネンタルチームのブリヂストンアンカーが出場。カタールで落車し、鎖骨を骨折したブレイズ・ソノリー(フランス)をのぞく7名でのエントリーとなった。

第1ステージは首都マスカットの宮殿アラムパレスから西に向かい、内陸のワディ・アルハウカインまでの159km。スタート直後のアタックで早速4名の逃げが決まった。

ゴールスプリントを制したアンドレ・グライペル(ドイツ、オメガファーマ・クイックステップ)ゴールスプリントを制したアンドレ・グライペル(ドイツ、オメガファーマ・クイックステップ) photo:A.S.O.逃げたのは、ダニーロ・ウィス(スイス、BMCレーシングチーム)、ミハイル・イグナチエフ(ロシア、カチューシャ)、ペンダ・ジャオ(中国、チャンピオンシステム)、そしてブリヂストンアンカーのアレクサンドル・ルメア(フランス)の4名。タイム差はすぐさま5分まで広がる。

カタール第3ステージに続く逃げに成功したルメアは、74.5km地点のスプリントポイントを先頭通過、さらに128.5km地点の同ポイントで2位通過する。

敢闘賞を獲得したアレクサンドル・ルメア(フランス、ブリヂストンアンカー)敢闘賞を獲得したアレクサンドル・ルメア(フランス、ブリヂストンアンカー) photo:A.S.O.しかしオメガファーマ・クイックステップやロット・ベリソル、ガーミン・バラクーダが牽引するメイン集団は、ゴールまで距離を残してウィス、ジャオ、ルメアの3人を飲み込んでいく。最後まで単独で粘ったイグナチエフもラスト5kmで吸収された。

位置取りに失敗した世界チャンピオンのマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームスカイ)が後方に沈む中、最後は大集団によるゴールスプリントに持ち込まれ、デニス・ガリムジャノフ(ロシア、カチューシャ)、タイラー・ファラー(アメリカ、ガーミン・バラクーダ)、そしてグライペルが先頭で並んでスプリント。最後まで伸びたグライペルが先着した。

1月のツアー・ダウンアンダーのスプリントで無敵を誇った男が早速の勝利。体調不良のためカタールを欠場したが、オマーンでその強さを見せつけた。グライペルは同時にリーダージャージを手にしている。

ブリヂストンアンカーの日本人選手4名、清水、吉田、井上、西薗は集団内でゴール。逃げに乗ったルメアはボーナスタイムによって総合4位&新人賞2位に。その果敢な走りが評価され、この日の敢闘賞に輝いている。

レース内容はレース公式リリースより。




ツアー・オブ・オマーン2012第1ステージ結果
1位 アンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ベリソル)       3h26'09"
2位 デニス・ガリムジャノフ(ロシア、カチューシャ)
3位 タイラー・ファラー(アメリカ、ガーミン・バラクーダ)
4位 マルセル・キッテル(ドイツ、プロジェクト1t4i)
5位 ペーター・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール)
6位 ナセル・ブアニ(フランス、FDJ・ビッグマット)
7位 ダニエル・オス(イタリア、リクイガス・キャノンデール)
8位 アンドレア・グアルディーニ(イタリア、ファルネーゼヴィーニ)
9位 トニー・ギャロパン(フランス、レディオシャック・ニッサン)
10位 マシュー・ゴス(オーストラリア、グリーンエッジ)
26位 清水都貴(日本、ブリヂストンアンカー)             +03"
29位 吉田隼人(日本、ブリヂストンアンカー)
32位 井上和郎(日本、ブリヂストンアンカー)
92位 西薗良太(日本、ブリヂストンアンカー)

個人総合成績
1位 アンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ベリソル)       3h25'59"
2位 デニス・ガリムジャノフ(ロシア、カチューシャ)          +04"
3位 タイラー・ファラー(アメリカ、ガーミン・バラクーダ)       +06"
4位 アレクサンドル・ルメア(フランス、ブリヂストンアンカー)     +08"
5位 ミハイル・イグナチエフ(ロシア、カチューシャ)          +09"
6位 マルセル・キッテル(ドイツ、プロジェクト1t4i)
7位 ペーター・サガン(スロバキア、リクイガス・キャノンデール)
8位 ナセル・ブアニ(フランス、FDJ・ビッグマット)
9位 ダニエル・オス(イタリア、リクイガス・キャノンデール)
10位 アンドレア・グアルディーニ(イタリア、ファルネーゼヴィーニ)
29位 清水都貴(日本、ブリヂストンアンカー)             +13"
32位 吉田隼人(日本、ブリヂストンアンカー)
35位 井上和郎(日本、ブリヂストンアンカー)
92位 西薗良太(日本、ブリヂストンアンカー)

ポイント賞
アンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ベリソル)

新人賞
デニス・ガリムジャノフ(ロシア、カチューシャ)

敢闘賞
アレクサンドル・ルメア(フランス、ブリヂストンアンカー)

text:Kei Tsuji
photo:A.S.O.

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