ランス・アームストロングがプロトライアスリートとしてカムバックすることを宣言した。2010年に引退したツール・ド・フランス7連覇の英雄は、かつて少年時代に出場したトライアスロンの世界に戻ってくる。目標はハワイ・アイアンマンだ。

ランス・アームストロング(写真は2010年ツール・ド・フランス)ランス・アームストロング(写真は2010年ツール・ド・フランス) (c)Makoto.AYANOランス・アームストロングはこれまで長らくその意志があることを表明してきたが、2月9日、自身のツイッターで「アイアンマン」に出場することを宣言した。そして、この週末の2月12日開催のアイアンマン 70.3・南アメリカ選手権パナマ大会にプロカテゴリーとして出場すること、そして今後のスケジュールを公表した。

アームストロングは今後、4月1日のアイアンマン 70.3(ハーフ)アメリカ選手権・テキサス大会、5月20日のアイアンマン 70.3フロリダ大会、6月24日のアイアンマン(フル)フランス大会、7月2日のアイアンマン 70.3ハワイ大会に出場する。
そして最終の目標は10月にハワイ・コナで開催されるアイアンマン・ワールドチャンピオンシップだ。
ランス・アームストロング(写真は2010年ツール・ド・フランス)ランス・アームストロング(写真は2010年ツール・ド・フランス) (c)Makoto.AYANOプロカテゴリーでアイアンマン・ハワイに出場するにはポイントを獲得してランキング50位以内になる必要があるのだ。

アームストロングはトライアスロンをルーツに持つアスリートで、16歳の頃にはプロのトライアスリートとしてマーク・アレンやデイブ・スコットなど世界トップのトライアスリートと互角に渡り合っていた経歴を持つ。その後自転車の才能を買われてプロサイクリストとなった。

アームストロングがツイッターで呟いたように、実に20年ぶりのカムバックとなる。アームストロングはこれまでと同様スポーツを通じて自らが展開するがん患者救済基金のPRをしていく。


text&photo:Makoto.AYANO

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