関西クロスでは初開催の生駒市くろんど池会場。クリスマスに行われた大会には新・全日本チャンピオンの竹之内悠が出場。もちろん豊岡英子、沢田時も。そしてC2には満を持して土井雪広がついに登場。全員がぶっちぎりの強さを見せた。

今日はクリスマス!中身はC1選手今日はクリスマス!中身はC1選手 photo:Hideaki.TAKAGI12月25日、関西シクロクロス第6戦くろんど池大会が行われた。会場は同シリーズでは初開催の奈良県生駒市高山のくろんど池だ。生駒市の北端部で、大阪府枚方市と京都府精華町に隣接する場所。このくろんど池をはじめ周辺にはため池が多い。自然公園でキャンプ場や観光旅館もある場所だ。

コースはため池を大きく1周するもので前半は林間の丘陵を使った約50段もの長い階段やシングルトラックを組み合わせたアップダウン。後半はおおむねフラットでダブルトラックとシングルトラックの組み合わさったスピード区間。
たくさんの要素の詰まったコースで、めまぐるしく変るコース状況に応じた走りが必要とされる。コース監修は「このあたりは自分の庭のよう」と言う三船雅彦氏だ。

CM1 三船雅彦が優勝CM1 三船雅彦が優勝 photo:Hideaki.TAKAGICM1は三船雅彦優勝
その三船氏が朝一番のレースに出場。マスターの上級者クラスのCM1が40分で行われた。スタートから筧太一(イナーメ信濃山形)が先行、やがて三船が追いつき、筧の後方数秒の位置で走る。最終周回の長い階段区間で三船は一気にスパートを駆けて筧を引き離すとゴールでは30秒近い差をつけて優勝。
なお三船と筧のゴールタイムは、後述のC2優勝土井のものよりも早い。

C2 土井雪広(スキルシマノ)が今シーズン関西クロス初参戦C2 土井雪広(スキルシマノ)が今シーズン関西クロス初参戦 photo:Hideaki.TAKAGIC2は注目の土井雪広が圧勝
朝から会場の話題になっていたのは土井雪広(スキルシマノ)の出場だ。ブエルタを完走したスターがくろんど池にやってきたのだ。しかもすでに朝8時には会場で試走を繰り返す姿が。マシンは来季のロードで使うFELTに畑中勇介が使っていたホイールだ。
「この前に走った東北のシクロクロスで中学生に負けた」と言う土井。高校時代はMTBの選手でもあっただけに狙うのはもちろん優勝。

そして土井を迎え撃つのは岡崎和也(ATG)と飯野嘉則(シマノ)そして阿部良之(チーム・アヴェル)。C1と間違うほどの豪華メンバーに会場は盛り上がる。C3の選手や多くの観客がこの戦いを見ようと各所に、とりわけ50段もの階段に集まる。

C2 4周目、先頭の土井雪広(スキルシマノ)が後続を引き離すC2 4周目、先頭の土井雪広(スキルシマノ)が後続を引き離す photo:Hideaki.TAKAGIレースは飯野が好スタートを切ったが、先頭付近が途中でミスコース、しかし全員大きなダメージなくすぐに復帰。
先頭は木村吉秀(瀬田工業高)。高校生がC2をリードする。そして岡崎、飯野らが続く。
土井は30番手ほどでスタート、その後次々に先行者をパスして2周目には4番手に、そして3周目には何とトップに躍り出る。そして2番手がなかなか来ない。ぶっちぎりの速さを土井は披露。その後もペースを落とさず土井が圧勝。2位に飯野、3位に岡崎が入り豪華なC2の表彰式に。

「抜くときに1000W出しました」土井雪広のコメント
「楽しく走れてよかったですね。序盤追い上げるのに頑張りましたよ。どこでも抜いてましたね、1000Wくらい出して(笑)。もともとクロカンスキーやっていてその後ロード以外でもMTBでJシリーズにも出ていたので得意ですね、このコースは」
「今年は序盤に怪我をして大変でしたが、その後は思うように走れたのでいい年だったと思います。来年はまずオリンピックが一番の目標になるし、その後の2013年度以降も考えた走りをしたいと思っています」



CL1 表彰CL1 表彰 photo:Hideaki.TAKAGI女子は豊岡英子が優勝
序盤に豊岡はメカトラブルで出遅れる。先頭を福本千佳(クラブシルベスト/同志社大学)が、2番手に宮内佐季子(CLUBviento)がつける。しかし豊岡が持ち直して4周目にトップに立つとその後は独走、圧勝した。
豊岡は「ここは大好きな下りがあってスピードの出せる平地もあり、まさに自分向きのコース。変化に富んだところがヨーロッパの雰囲気を感じました。さすが三船さんが監修されたコースです」と語る。




C1 1周目、竹之内悠(Team Eurasia-Fondriest Bikes)が先頭C1 1周目、竹之内悠(Team Eurasia-Fondriest Bikes)が先頭 photo:Hideaki.TAKAGI競り合う竹之内悠と沢田時
C1はジュニアの沢田時(ENDLESS/ProRide)、横山航太(快レーシング)、中井路雅(瀬田工業高)の全日本上位3人も参加。1月からブリヂストン・アンカーで走ることが決まっている沢田。このチーム名で、ジャージで走る最後のレース。

C1 2周目、3番手争いの横山航太(快レーシング)と辻善光(TeamZenko宇都宮ブリッツェン)C1 2周目、3番手争いの横山航太(快レーシング)と辻善光(TeamZenko宇都宮ブリッツェン) photo:Hideaki.TAKAGIC1 3周目、変わらず先頭で競う竹之内悠(Team Eurasia-Fondriest Bikes)と沢田時(ENDLESS/ProRide)C1 3周目、変わらず先頭で競う竹之内悠(Team Eurasia-Fondriest Bikes)と沢田時(ENDLESS/ProRide) photo:Hideaki.TAKAGIC1 このジャージを着る最後のレースになった辻善光(TeamZenko宇都宮ブリッツェン)C1 このジャージを着る最後のレースになった辻善光(TeamZenko宇都宮ブリッツェン) photo:Hideaki.TAKAGIC3C プレゼントを配り終えたサンタさんC3C プレゼントを配り終えたサンタさん photo:Hideaki.TAKAGIスタートから他クラスとは異次元のスピードでレースが展開。序盤の先頭は竹之内悠(Team Eurasia-Fondriest Bikes)と沢田が、これに辻善光(TeamZenko宇都宮ブリッツェン)と横山航太(快レーシング)が、そして島田真琴(シマノドリンキング)らが続く。序盤こそ竹之内に食らい付いていた沢田だったがしだいに離れ、そして沢田らジュニアは規程で40分にてレースを終了する。

40分過ぎてエリートだけになり、竹之内が快調にラップを刻む。後続は大きく離れて島田、そして辻と続く。竹之内の走りはすべての場面で一目で速いとわかりしかも驚くほどの集中力を見せる。通り過ぎるときの風と音が違う。そのまま大きく後続を離して竹之内が優勝。2位には島田が入る。
3番目にゴールに現れたのは辻。辻はジャージのブリッツェンのロゴを指差し、そしてキスをしてゴール。このレースで2年間着てきた宇都宮ブリッツェンのジャージに別れを告げる。来年からは別チームで走る予定だ。

「世界選に向けていいレースができた」優勝の竹之内悠
トッキー(沢田時)といい形でレースを進めようと思ったのですが自分のペースではなくてしんどくなった。なので3周目くらいからペースを上げて自分の集中できる走りにした。今日のレースは世界選に向けてスピードを上げて集中できたのでいい材料になったと思います。

結果
C1
1位 竹之内悠(Team Eurasia-Fondriest Bikes)54分55秒
2位 島田真琴(シマノドリンキング)+2分33秒
3位 辻善光(TeamZenko宇都宮ブリッツェン)+3分22秒
4位 小渡健悟(エルドラード)+3分33秒
5位 中原義貴(TeamMX/STORCK)+4分24秒
6位 伊澤優大(岩井商会レーシング)+5分46秒

CL1
1位 豊岡英子(パナソニックレディース)37分51秒
2位 福本千佳(クラブシルベスト/同志社大学)+36秒
3位 宮内佐季子(CLUBviento)+2分11秒

CM1
1位 三船雅彦 40分57秒
2位 筧太一(イナーメ信濃山形)+25秒
3位 大河内二郎(シルクロード)+2分38秒

C2
1位 土井雪広(スキルシマノ)41分36秒
2位 飯野嘉則(シマノ)+1分36秒
3位 岡崎和也(ATG)+1分51秒

photo&text:高木秀彰
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