5月6日に行なわれた第55回キャトル・ジュール・ド・ダンケルク(UCI2.HC)第2ステージは、序盤からの逃げに乗ったジミー・アングルヴァン(フランス、ベッソンショスール)が、集団吸収後のスプリントを制して優勝。この日もスプリントに絡んだ新城幸也(Bboxブイグテレコム)は13位に入り、総合10位に浮上した。

メイン集団をコントロールするスキル・シマノメイン集団をコントロールするスキル・シマノ photo:www.4joursdedunkerque.org第2ステージは序盤からアングルヴァンを含む3名の逃げが決まり、中盤に10分近いリードを稼ぎ出すことに成功する。レース後半にかけて、リーダージャージ擁するスキル・シマノが集団を牽引してタイム差を詰めた。

やがてメイン集団からジェローム・ピノー(フランス、クイックステップ)とサミュエル・ドゥムラン(フランス、コフィディス)が飛び出して逃げに合流すると、タイム差は再び拡大。Bboxブイグテレコムやフランセーズデジューの集団牽引により、ラスト20kmで1分15秒に。リーダージャージ擁するケニーロバート・ファンヒュンメル(オランダ、スキル・シマノ)は集団から脱落した。

集団スプリントを制したジミー・アングルヴァン(フランス、ベッソンショスール)集団スプリントを制したジミー・アングルヴァン(フランス、ベッソンショスール) photo:www.4joursdedunkerque.org結局アングルヴァンらはラスト3kmで吸収され、ピエリック・フェドリゴ(フランス、Bboxブイグテレコム)のカウンターアタックもラスト300mで封印。60名弱に縮小した集団によるゴールスプリントに持ち込まれ、150km以上に渡って逃げ続けていたアングルヴァンが集団先頭を穫った。

この日はファンヒュンメルが遅れたため、ステージ2位に入ったアンドレ・グライペル(ドイツ、チームコロンビア)がリーダージャージを獲得。新城幸也は前日の8位に続く13位の結果を残し、総合10位にジャンプアップ。新人賞では2位につけている。

レース展開はレース公式サイトより。

キャトル・ジュール・ド・ダンケルク2009第2ステージ結果
1位 ジミー・アングルヴァン(フランス、ベッソンショスール)4h34'31"
2位 アンドレ・グライペル(ドイツ、チームコロンビア)
3位 ロイド・モンドリー(フランス、アージェードゥーゼル)
4位 アントニー・ラヴァール(フランス、アグリチュベル)
5位 ロメン・フェイユ(フランス、アグリチュベル)
6位 クリストフ・ホダールト(ベルギー、トップスポート・フラーンデレン)
7位 バーデン・クック(オーストラリア、ヴァカンソレイユ)
8位 ロイ・センチェンス(ベルギー、サイレンス・ロット)
9位 セバスティアン・ロセレル(ベルギー、クイックステップ)
10位 セバスティアン・シャヴァネル(フランス、フランセーズデジュー)
13位 新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム)

個人総合成績
1位 アンドレ・グライペル(ドイツ、チームコロンビア)8h47'54"
2位 セバスティアン・シャヴァネル(フランス、フランセーズデジュー)
3位 ステフェン・デヨンフ(オランダ、クイックステップ)+02"
4位 ロイド・モンドリー(フランス、アージェードゥーゼル)
5位 マチュー・ラダニュ(フランス、フランセーズデジュー)+03"
6位 サミュエル・ドゥムラン(フランス、コフィディス)+04"
7位 ダヴィ・ルレイ(フランス、アグリチュベル)+06"
8位 バーデン・クック(オーストラリア、ヴァカンソレイユ)
9位 ロメン・フェイユ(フランス、アグリチュベル)
10位 新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム)

ポイント賞
ジミー・アングルヴァン(フランス、ベッソンショスール)

山岳賞
アントニー・ラヴァール(フランス、アグリチュベル)

新人賞
マチュー・ラダニュ(フランス、フランセーズデジュー)

チーム総合成績
ケースデパーニュ