イタリアの素材メーカー・デダチャイ社のパーツブランド デダ・エレメンティより、クランプ径35mmの新規格を採用したハンドルバーとステムが発売された。圧倒的なねじれ剛性アップを実現した新シリーズだ。

M35 RHMドロップバー ホワイトM35 RHMドロップバー ホワイト

トレンタチンクエ・ステム ホワイトトレンタチンクエ・ステム ホワイト ハンドルバーの直径は、ハンドルバーセクションの慣性モーメントの大きさ(ねじれにくさ)に直結する部分。ねじれ剛性の高さが、ハンドルバーセクション全体の剛性を決めると言ってもいいポイントだ。
自らの力でスピードを生み出す自転車にとって、貴重なパワーを余すことなく推進力に変換できることはとくに重要だ。

デダ エレメンティのハンドルバー“M35 RHM”とステム“トレンタチンクエ(「35」のイタリア語発音)”は、そこに着目して、従来標準的だった31.5mmより太い35mmという新規格を採用した。

直径31.7mmと35mmのハンドルバーの剛性を比較したFEMテストのシミュレーション結果直径31.7mmと35mmのハンドルバーの剛性を比較したFEMテストのシミュレーション結果 右のイラストは直径31.7mmと35mmのハンドルバーの剛性を比較したFEMテストのシミュレーション結果だ。

テストではハンドルバーのドロップ部の両端に、300N(ニュートン)の力をかけたときの31.7mmのハンドルバーの最大のたわみ量が3.318mmなのに対し、35mmのハンドルバーのたわみ量は最大で1.609mm。この1.709mmの違いは剛性にして51.5%の向上を意味している。

デダが新提案する35mm規格は、はたしてハイアマチュア、プロフェッショナル用コンポーネントと、レーシングバイクの分野にとって、新たなスタンダードサイズとなるのだろうか?


TRENTACINQUE STEM(トレンタチンクエ・ステム)

トレンタチンクエ・ステム レッドトレンタチンクエ・ステム レッド トレンタチンクエ・ステム ブラックトレンタチンクエ・ステム ブラック


クランプ径:35mm
アングル:82°
サイズ:90, 100, 110, 120mm
カラー:ブラック、ホワイト、レッドグロッシー
重量:136g(110mm)
価格:16,700円


M35 RHM DROPBAR(M35 RHMドロップバー)

プロスプリンターのゴールスプリントにも屈しないまさにプロフェッショナル用のハンドルバー。
DEDA定番のRHMシェイプ(ラピッド・ハンドル・ムーブメント)により、ハンドルポジションの移動が 迅速かつスムーズに行える。扱いやすい75mmのショートリーチ、130mmのショートドロップ。

M35 RHMドロップバー ブラックM35 RHMドロップバー ブラック M35 RHMドロップバー レッドM35 RHMドロップバー レッド


バーシェイプ:RHM
リーチ:75mm
ドロップ:130mm
サイズ:420, 440mm(外~外)
カラー:ブラック、ホワイト、レッド
重量:210g
価格:34,800円