補助輪付きの未就学児童から参加が可能なレース、CSCクリテリウムシリーズが伊豆修善寺の日本サイクルスポーツセンターで開幕した。当日は強風が吹き荒れマシンコントロールが難しいコンディションのなか、各クラスで熱戦が繰り広げられた。

クラス1メイン集団クラス1メイン集団 第1戦は雨のため中止となったCSCクリテリウムシリーズは5月14日(土)に行われた第2戦が2011-2012シーズンの開幕戦となった。今年も毎月開催するこのシリーズ戦は地元伊豆サイクルスポーツクラブのメンバーを中心に未就学児童から大人までが参加した。

クラス1は池田が制する
600mの周回コースを40周・24kmでおこなわれたクラス1には昨年度のシリーズ戦でも活躍した池田圭太、蠣崎藍道の伊豆総合高校コンビや中尾衛(LEGON)、渡辺拓(Team FITTE)など9選手が参加した。

クラス1メイン集団クラス1メイン集団 今大会もビットリア賞として中間スプリントを設けている。レースはこの中間スプリントでスピードが上がることにより1人ずつ集団から少なくなっていく。10周目の中間スプリント後にはメイン集団は4人になっていた。

強風が吹き荒れていた5キロサーキットではコースを折り返した直後に向い風にあおられ落車する選手が多発した。2回目の中間スプリント前には渡辺も折り返しポイントで落車。2周回のニュートラルゼーションが与えられ、この中でメイン集団に戻ることができたが2回目のビットリア賞も池田が取った。

3回目のビットリア賞を前に池田がアタックを仕掛ける。ここまでくると池田との力の差に誰も反応はしない。このまま池田が1位通過しビットリアのタイヤ3本も取ることになった。池田はこの後集団に戻りゴールまで淡々と4人の集団は周回を重ねる。

クラス2の先頭クラス2の先頭 最後は池田のペースアップに中尾だけが付いていき渡辺と蠣崎は離れていった。スプリント勝負は池田が先に仕掛けそのまま先着し、優勝した。渡辺と蠣崎との3位争いも、蠣崎は既にスプリントをする力までなく渡辺が制した。

クラス2
20周・22kmのクラス2には18選手が参加した。このクラスには変則レバーがダウンチューブに付いた自転車で参加する選手もいたりと、幅の広さを感じさせるレースとなった。クラス2は選手の強さもそろっており、最後は集団でのスプリント勝負となったが当日申込みの望月が優勝した。

小学5・6年の部スタート小学5・6年の部スタート 小学生の部
強風が吹き荒れる中では、まだ力がない小学生にとっては向い風がつらいレースとなった。さらに体重も軽く折り返しポイントでは風にあおられバランスを崩しコースアウトする光景が何度も見られた。そんな中、小学5・6年生の部では大人顔負けのレースを繰り広げた蠣崎優仁が石倉悠之介をスプリント勝負の末に制し優勝した。


CSCクリテリウムシリーズ第2戦 結果

500m/未就学児童の部 <男子・女子>
1位 高梨 颯樹(伊豆CSC)01:31.260
2位 酒井 究磨      03:33.871

今大会最年少の酒井究磨、4歳今大会最年少の酒井究磨、4歳 2km/小学1・2年生の部 <男子>
1位 渡辺 耶斗(Team FITTE)04:12.647
2位 長沼 智哉(宮ヶ小学校)05:16.252
3位 酒井 寛大       05:57.734

2km/小学1・2年生の部 <女子>
1位 片野 杏

3km/小学3・4年生の部 <男子>
1位 寺田 吉騎(VIVACE掛川)06:20.757
2位 海野 晋作(バイクルプラザR・T)06:38.695
3位 黒川 祐次郎(伊豆CSC)07:07.054

優勝の蠣崎優仁優勝の蠣崎優仁 3km/小学3・4年生の部 <女子>
1位 片野 桃花   08:03.998

5km/小学5・6年生の部 <男子>
1位 蠣崎 優仁(伊豆CSC)09:33.411
2位 石倉 悠之介(Blanche)09:33.864
3位 津田 悠太(伊豆CSC)10:24.080

5km/小学5・6年生の部 <女子>
1位 野寺 梓(伊豆CSC)12:02.466

5km/中学生の部 <女子>
1位 野寺 梓(伊豆CSC)10:31.692

クラス2表彰クラス2表彰 クラス2(20周・12.0km)
1位 望月 佑輔      20:54.336
2位 金谷 繁(またんごC.T.)20:56.930
3位 石倉 康範      20:57.852

クラス1表彰クラス1表彰 クラス1(40周・24.0km)
1位 池田 圭汰(伊豆総合高校)39:41.529
2位 中尾 衛(LEGON)39:42.210
3位 渡辺 拓(Team FITTE)39:50.808




photo&text:藤井 寿

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