ジェラジャ・マレーシア(UCI2.2)の最終第8ステージは首都クアラルンプールのクリテリウム。日本勢も戦線に加わった80kmの平地合戦は、ホセイン・ナテギ(イラン、アザド大学コンチネンタル)に軍配が上がった。同時に19歳ティモシー・ロー(オーストラリア、セーヴィングズ&ローンズ)の総合優勝が決まった。

2つ目のスプリントポイントで競り合う畑中勇介(シマノレーシング)2つ目のスプリントポイントで競り合う畑中勇介(シマノレーシング) photo:www.jelajah.com.my最終日は首都クアラルンプールの街中を駆け抜ける80kmのショートステージ。3周毎にスプリントポイントが設定された6.7kmの周回コースを12周。昨年畑中勇介が優勝を飾ったステージだ。

時折降る雨の中、レースはアタックが決まらないままハイスピードで進行し、2つ目のスプリントポイントで畑中勇介が2番手通過。3つ目のスプリントポイントは西谷泰治(愛三工業レーシングチーム)が先頭通過を果たしている。

最終スプリントを制したホセイン・ナテギ(イラン、アザド大学コンチネンタル)最終スプリントを制したホセイン・ナテギ(イラン、アザド大学コンチネンタル) photo:www.jelajah.com.my最後は集団スプリントに持ち込まれ、ナテギが第3ステージに続くスプリント2勝目をマーク。チームメイトのアヌアル・マナン(マレーシア)は3年連続のポイント賞に輝いた。日本勢は品川真寛(愛三工業レーシングチーム)が5位、畑中勇介と野寺秀徳のシマノレーシングコンビは7位と8位に入っている。

そして前日のゲンティンを制したティモシー・ロー(オーストラリア、セーヴィングズ&ローンズ)がリーダージャージを守り抜いて総合優勝。国際レース初勝利を飾ったローは「必ずまた来年戻ってくる」と、連覇を狙う姿勢を見せた。日本勢は普久原奨(チームブリヂストン・アンカー)が総合12位、鈴木譲(シマノレーシング)が総合13位、西谷泰治が総合16位でレースを終えている。

選手コメントはレース公式サイトより。

ジェラジャ・マレーシア2009第8ステージ結果
1位 ホセイン・ナテギ(イラン、アザド大学コンチネンタル)1h57'08"
2位 メフディ・ソフラビ(イラン、タブリス・ペトロケミカル)
3位 ラファー・シュティウィ(チュニジア、ドーハチーム)
4位 ムハマドファリス・アブドゥルラザック(マレーシア、マレーシアチーム)
5位 品川真寛(日本、愛三工業レーシングチーム)
6位 デーヴィッド・マッキャン(アイルランド、ライドスポーツレーシング)+1'23"
7位 畑中勇介(日本、シマノレーシング)
8位 野寺秀徳(日本、シマノレーシング)
9位 ジョエル・ピアーソン(オーストリア、セーヴィングズ&ローンズ)
10位 ペン・クィシャン(台湾、ジャイアントアジア)

個人総合成績
1位 ティモシー・ロー(オーストラリア、セーヴィングズ&ローンズ)29h31'28"
2位 ジェイ・クローフォード(オーストラリア、セーヴィングズ&ローンズ)+24"
3位 カデル・ミズバニ(イラン、タブリス・ペトロケミカル)+25"
4位 ホセイン・アスカリ(イラン、タブリス・ペトロケミカル)+47"
5位 デーヴィッド・マッキャン(アイルランド、ライドスポーツレーシング)+1'54"
6位 ラファー・シュティウィ(チュニジア、ドーハチーム)+2'12"
7位 ハリ・フィトリアント(インドネシア、ポリゴンスウィートナイス)+2'32"
8位 メフディ・ソフラビ(イラン、タブリス・ペトロケミカル)+2'36"
9位 ウィル・ロートリー(カナダ、ジェリーベリー)+2'47"
10位 トントン・スタント(インドネシア、レテュア・サイクリング)+3'12"

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