4月5日に行われたチャレンジロード。野寺秀徳(シマノレーシング)、森田正美(チームブリヂストン・アンカー)、嶌田義明(チームブリヂストン・アンカー)、山本元喜(奈良北高校)、大野二美雄(GRUPPO ACQUA TAMA)の登録各カテゴリー優勝者の、勝因や今年の抱負などのインタビューをお届けしよう。

優勝の野寺秀徳(シマノレーシング)。全日本チャンピオンジャージを着て優勝するのは初めて優勝の野寺秀徳(シマノレーシング)。全日本チャンピオンジャージを着て優勝するのは初めて photo:Hideaki.TAKAGI
A-E 登録エリート 野寺秀徳(シマノレーシング)
今日の勝因は真理さんの動きです。真理さんが集団をばらして7人にしてくれた。さらに脚が回復しないうちにボクがしかけて3人にした。今回シマノは2人だからチームプレーは元々できません。でも2人とも勝つ気満々でしたが(笑)。ゴールは追い風だったので後から差し込んだほうがいいとは思っていました。ラスト150mで勝ったとは思ったけども、綾部選手の伸びが予想以上にあり、無理かなと思ったけどもなんとか差し込めた状態です。ハンドル投げるまで勝敗はわからなかったですね。今回は2人しかいなかったので、不利な状況になったら動かないけども早めの対応はして、冷静に脚を使わないようにしました。一番大切なときに真理さんがブレークしてくれたのが勝因。小集団なら僕にも可能性があったし、集団ならば真理さんのスプリントが確実だし。真理さんも勝ちたかったと思うので、ボクが飛び出したときは、なんとしても勝たなければいけないというプレッシャーでした。
(全日本チャンピオンジャージを着ての勝ちが無かったけれども、遠慮していたのですか?)
Jツアーレースなどは確かにそれも考えたところはあります。全日本で勝たせてくれたチームに恩返しもしたいから、自分がじゃなくて、チームに対してアシストできればと。もちろんチャンスがあれば自分も狙っていましたが。
今年は全日本に集中していきたいです。UCIレースでガツンといきたい。シマノは若い選手が多い。彼らに何かを伝えられるようの走りをしたいです。若手は真面目で可能性があるので、もっと強くなってもらいたい。シマノというチームに誇りが感じられるよう、チームとして強いことに存在意義を見つけられるようにしたいですね。

A-F 昨年の怪我から完全復帰した森田正美(チームブリヂストン・アンカー)A-F 昨年の怪我から完全復帰した森田正美(チームブリヂストン・アンカー) photo:Hideaki.TAKAGI
A-F 登録女子 森田正美(チームブリヂストン・アンカー)
勝ててほっとしています。先週の都ロード以前は、一昨年のおきなわとかになるので、1年半ほどぶりのロードレースです(08年5月のMTBレースで足首を骨折していた)。怪我は治りましたが、寒いときなどまだ違和感があるので、暖めたりしてうまく付き合っています。昨年のリハビリ中は、女子選手も増えて海外レースで頑張っているのをネットや雑誌で見て、動けない自分がなんとも言えない感じでした。ギプスをはめていた2ヵ月半はまったく動けなかったので、上半身の練習をしました。今年は全日本ロードが目標です。去年は残念ながら沖さんと一緒に走ることができませんでした。沖さんが築き上げたものを、ほかの女子選手と一緒に盛り上げていきたいと思います。








A-U 優勝した嶌田義明(チームブリヂストン・アンカー)。着実に力を伸ばしているA-U 優勝した嶌田義明(チームブリヂストン・アンカー)。着実に力を伸ばしている photo:Hideaki.TAKAGI
A-U 登録アンダー 嶌田義明(チームブリヂストン・アンカー)
チャレンジロード初優勝でうれしいです。先週の都ロードのように、アタックしてその中で展開していければと考えていました。このレースはまず、チームとして勝たないといけないと考えていました。逃げがつかまっても福田さん金子さんがいて、どちらでも行けるイメージで臨みました。走り出したら先週と違ってチームのみんなが疲れていたけれども、最終8人の先頭の中で自分と金子さんで展開できたのでよかったです。今年は全日本のTTとロード、特にアンダーのうちにロードで勝ちたいです。










A-J 独走優勝の山本元喜(奈良北高校)。2連覇だA-J 独走優勝の山本元喜(奈良北高校)。2連覇だ photo:Hideaki.TAKAGI
A-J 登録ジュニア 山本元喜(奈良北高校)
自分の思ったとおりの走り方で勝ててうれしいです。上りでアタック掛けて逃げ切ってそのままゴールできればと思っていました。6周目でアタックしたので2周半逃げることができました。チームメイトと逃げようと考えていたのですが展開上うまくいかず、結局単独で逃げることになりました。去年優勝できたので、今年もというプレッシャーは自分なりに感じていました。先生からは、自分がやりたい走り方でいけと言われていました。今年これから出る大会も全てベストを尽くしたいと思います。











A-M 優勝の大野二美雄(GRUPPO ACQUA TAMA)A-M 優勝の大野二美雄(GRUPPO ACQUA TAMA) photo:Hideaki.TAKAGI
A-M 登録マスター 大野二美雄(GRUPPO ACQUA TAMA)
今日は実は調子は良く無かったので、様子を見ながら大事に走りました。レースは目立った逃げが決まる事も無いまま進んだので、最後の坂で行けたら行こうと思いました。途中で脚が攣ってしまっていたので、最後はどうにでもなれ!と思いながら踏み倒しました。
私は今年からGRUPPO ACQUA TAMAに移籍したので、今はモチベーションが高く保てています。GRUPPO ACAUA TAMA はとても良いチームで、今日もレース中はチームメイトと一緒に動く事ができました。まずは良い成績が残せて嬉しいです。これから実業団のTRカテゴリーで頑張りたいです。

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