ブエルタ・アル・パイスバスコ第2ステージは、6つの山岳ポイントが設定された164kmの山岳コースで行なわれ、逃げグループから飛び出したユーリ・トロフィモフ(ロシア、Bboxブイグテレコム)が、単独でゴールまで逃げ切った。新城幸也(Bboxブイグテレコム)を含む集団は1分10秒遅れでゴールし、総合は動かず。

メイン集団は終始ケースデパーニュがコントロールメイン集団は終始ケースデパーニュがコントロール photo:vueltapaisvasco.diariovasco.com第2ステージは6つの山岳ポイントが設定されるが、ゴールまでの距離と難易度を考えると決定的ではない。レースは序盤からアタックが繰り返され、この日唯一の1級山岳リサラーガ峠に向かう上りでユーリ・トロフィモフ(ロシア、Bboxブイグテレコム)とレイン・ターラマエ(エストニア、コフィディス)がアタックを成功させた。

先頭2名には遅れてバウク・モレマ(オランダ、ラボバンク)とマヌエル・バスケス(スペイン、コンテントポリス)が合流。この4名は63km地点で最大7分53秒のリードを稼ぎ出した。

リーダージャージのルイスレオン・サンチェス(スペイン、ケースデパーニュ)とアルベルト・コンタドール(スペイン、アスタナ)リーダージャージのルイスレオン・サンチェス(スペイン、ケースデパーニュ)とアルベルト・コンタドール(スペイン、アスタナ) photo:vueltapaisvasco.diariovasco.comリーダージャージ擁するケースデパーニュが集団コントロールを遂行する中、先頭グループではターラマエが積極的に山岳ポイントを加算。この日だけで24ポイントを稼ぎ出したが、前日に逃げたアイトール・エルナンデス(スペイン、エウスカルテル)から山岳賞ジャージを奪うには至らなかった。

レース後半に入るとタイム差は縮小を始めたが、総合争いに危険を及ぼす選手が逃げていない(総合ではモレマが42秒遅れの28位)ため、集団は本格的な追撃モードに入らない。やがて連続する山岳が選手をふるい分け、先頭はトロフィモフとターラマエの2名に絞られた。

逃げグループに入ったマヌエル・バスケス(スペイン、コンテントポリス)逃げグループに入ったマヌエル・バスケス(スペイン、コンテントポリス) photo:vueltapaisvasco.diariovasco.com遅れたモレマとバスケスが集団に吸収される中、先頭のトロフィモフとターラマエは逃げ続けた。ランプレが集団牽引を開始したが時すでに遅し。逃げ切りが濃厚になると、ラスト13kmでトロフィモフがターラマエを置き去りにして独走を開始した。

ここからはトロフィモフとターラマエの個人タイムトライアル。ターラマエは懸命に追走したが、トロフィモフとの数十メートルの距離が縮まらない。トロフィモフの勢いは最後まで途絶えず、追いすがるターラマエを5秒振り切ってゴール。逃げ切り勝利を決めた。

単独でゴールに飛び込むユーリ・トロフィモフ(ロシア、Bboxブイグテレコム)単独でゴールに飛び込むユーリ・トロフィモフ(ロシア、Bboxブイグテレコム) photo:vueltapaisvasco.diariovasco.comトロフィモフは昨年チームに合流した元マウンテンバイクライダー。チーム1年目からエトワール・ド・ベセージュ区間優勝&総合3位、ドーフィネ・リベレ山岳ステージで優勝するなど活躍した。サブエースとしてグランツールでの活躍も期待されるトロフィモフは、これが今シーズン初勝利。前日に5分以上遅れていたため総合では下位に沈んでいる。

そしてメイン集団は1分10秒遅れでゴール。総合上位陣はこの集団でゴールしたため総合成績に大きな変動はなく、ルイスレオン・サンチェス(スペイン、ケースデパーニュ)がイエロージャージをキープしている。新城幸也もこの集団内で山岳ステージを走り終えた。

レース展開はレース公式サイトとライブストリーミングより。

ブエルタ・アル・パイスバスコ2009第2ステージ結果
1位 ユーリ・トロフィモフ(ロシア、Bboxブイグテレコム)4h12'46"
2位 レイン・ターラマエ(エストニア、コフィディス)+05"
3位 ベン・スウィフト(イギリス、カチューシャ)+1'10"
4位 ミハエル・アルバジーニ(スイス、チームコロンビア)
5位 ルイスレオン・サンチェス(スペイン、ケースデパーニュ)
6位 フランチェスコ・ガヴァッツィ(イタリア、ランプレ)
7位 ファビアン・ウェーグマン(ドイツ、ミルラム)
8位 アラン・デーヴィス(オーストラリア、クイックステップ)
9位 アレクサンドル・コロブネフ(ロシア、サクソバンク)
10位 マヌエーレ・モーリ(イタリア、ランプレ)
99位 新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム)

個人総合成績
1位 ルイスレオン・サンチェス(スペイン、ケースデパーニュ)7h42'39"
2位 アレクサンドル・コロブネフ(ロシア、サクソバンク)
3位 ジェローム・ピノー(フランス、クイックステップ)
4位 クリスティアン・クネース(ドイツ、ミルラム)
5位 サムエル・サンチェス(スペイン、エウスカルテル)
6位 マイケル・ロジャース(オーストラリア、チームコロンビア)
7位 ロマン・クロイツィゲル(チェコ、リクイガス)
8位 エゴイ・マルティネス(スペイン、エウスカルテル)
9位 ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、リクイガス)
10位 アルベルト・コンタドール(スペイン、アスタナ)
94位 新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム)+5'15"

ポイント賞
ルイスレオン・サンチェス(スペイン、ケースデパーニュ)

山岳賞
アイトール・エルナンデス(スペイン、エウスカルテル)

中間スプリント賞
マヌエル・バスケス(スペイン、コンテントポリス)

チーム総合成績
ケースデパーニュ

最新ニュース(全ジャンル)