ジロ・ディ・ロンバルディアを最後に幕を下ろした2010年シーズン。イタリアのリクイガスは早くも来シーズンのグランツールのスケジュールを練り始めている。来シーズンはヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア)がジロ・デ・イタリア、イヴァン・バッソ(イタリア)がツール・ド・フランスを狙う可能性が高い。

マリアローザを3日間着用したヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、リクイガス)マリアローザを3日間着用したヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、リクイガス) photo:Kei Tsuji今年、リクイガスは大成功のシーズンを送った。5月のジロ・デ・イタリアと9月のブエルタ・ア・エスパーニャのタイトルを同年に獲得したのだ。その立役者の一人であるニーバリは、来年ジロ制覇を目指す可能性が高い。

「それは良いアイデアだと思っている。今年のように、ジロとブエルタで良い走りをしたい。2つのグランツールで総合上位を狙うのは可能なことだと思う」

ジロ・デ・イタリアで山岳ステージを制したヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、リクイガス)ジロ・デ・イタリアで山岳ステージを制したヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、リクイガス) photo:Kei Tsuji今年ニーバリはフランコ・ペッリツォッティ(イタリア)の代役として急遽ジロに出場。そこで3日間マリアローザを着用し、山岳ステージで優勝。更にバッソの総合優勝をサポートしながら自身も総合3位に入った。その代償としてニーバリはツール・ド・フランスを欠場したが、ブエルタに出場して見事総合優勝を飾る。

ジロで総合優勝を飾ったバッソはツールに出場したが、発熱の影響で本来の力を出せず、総合で1時間近く遅れて総合32位に終わった。来年はロマン・クロイツィゲル(チェコ)がチームを離脱(アスタナへ移籍)するため、ニーバリとバッソの2人が正真正銘のチームリーダーとなる。

ブエルタ・ア・エスパーニャで総合優勝を飾ったヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、リクイガス)ブエルタ・ア・エスパーニャで総合優勝を飾ったヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、リクイガス) photo:Cor Vos来年のジロはニーバリの地元シチリアを通過すると言われている。シチリア島がジロに登場するのは3年ぶり。2008年はチームタイムトライアルが行なわれ、チームガーミンが勝利した。地元がコースに組み込まれるのなら、ニーバリのモチヴェーションは必然的に高くなる。

「当然出場したい。出場したいと思うのは自然な感情だ。しかも、そうすることで、バッソが100%ツールに集中することが出来る」

リクイガスは来週には来シーズンの大まかなスケジュールをまとめる予定だ。今週火曜日(10月19日)にはツール・ド・フランス主催者ASOが、土曜日(10月23日)にはジロ・デ・イタリア主催者RCSスポルトがそれぞれコースプレゼンテーションを開く。

「グランツールの出場については、直接バッソやチームと話し合う必要がある。いずれにしても楽しみなシーズンになると思うよ」

世界を代表するグランツールレーサーとして一躍頭角を現したニーバリはまだ25歳。“メッシーナの鮫”という異名を持つニーバリは更なる活躍に自信を見せる。

text:Gregor Brown
translation:Kei Tsuji

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