2010/08/26(木) - 09:58
2010年8月25日、ツール・ド・ポワトゥー・シャラント(UCI2.1)の第2ステージが行なわれ、アントニー・ラヴァール(フランス、アージェードゥーゼル)が集団スプリントを制した。別府史之(レディオシャック)はラスト4kmで落車してしまい、勝負に絡めず。幸いフミは軽傷で済んだ。
ツール・ド・ポワトゥー・シャラントの第2ステージは大西洋に面したサン・ジョルジュ・ド・ディドンヌから内陸のニオールまでの178km。序盤からブリース・フェイユ(フランス、ヴァカンソレイユ)とロメン・ベーコン(フランス、ビッグマット・アウベール93)の2人が逃げを決めた。
メイン集団はリーダージャージを擁するフランセーズデジューがコントロールし、後半にかけてスプリンターチームが集団牽引に合流する展開。2009年のツール・ド・フランスで山岳ステージを制したフランス期待のクライマー、フェイユが最後まで諦めずに逃げ続けたが、結局はゴール前で吸収された。
ラスト4km地点のコーナーでは落車が発生し、これにフミやジョフロワ・ルカトル(フランス、レディオシャック)らが巻き込まれてしまう。最後は落車の影響で90名ほどに絞られた集団によるスプリント勝負に持ち込まれた。
ジミー・アングルヴァン(フランス、ソール・ソジャサン)が積極的にリードし、その後ろにエーススプリンターのジミー・カスペール(フランス)。しかしカスペールは好機をモノに出来ず、僅差のスプリント勝負でラヴァールが勝利した。
ラヴァールはアグリチュベルの解散に伴って今年アージェードゥーゼルに移籍した26歳。春先のルキュイ・ド・ラ・サルトではステージ2勝の活躍を見せた。これが今シーズン3勝目だ。
ボーナスタイムを獲得したラヴァールは総合2位に浮上。5秒差でアントニー・ルー(フランス、フランセーズデジュー)が総合首位の座を守っている。
ラスト4km地点で落車したフミは4分15秒遅れでゴール。フミは自身のTwitterの中で「今日のステージは最後スプリントに持ち込まれる展開。良い感じで進んでいた。ラスト4km地点、中央分離帯があるコーナーを左側で無事通過したんだけど、中央分離帯がその先も続いていて、集団がコーナーで膨らんだことでスペースを失い、中央縁石に接触して右端まで吹き飛ばされてクラッシュした」
「幸い怪我は軽症で済んだ。ラスト4kmだったこともあってハイスピードで転んだから手のひらの皮と尻の皮を擦りむいた。それにピカルディーの時のようにまたしても、3km手前でタイム差がついてしまったのが悔やまれる」とコメント。総合成績はトップと4分30秒差の105位までダウンした。
翌日は午前中に95.7kmのロードレース、午後に22.1kmの個人タイムトライアルが行なわれる。
レース展開はフランスのdirectvelo.comより。
ツール・ド・ポワトゥー・シャラント2010第2ステージ結果
1位 アントニー・ラヴァール(フランス、アージェードゥーゼル) 4h17'01"
2位 ドミニク・ロラン(カナダ、サーヴェロ・テストチーム)
3位 エンリーコ・ロッシ(イタリア、チェラミカ・フラミニア)
4位 ジミー・カスペール(フランス、ソール・ソジャサン)
5位 ヨアン・ジェーヌ(フランス、Bboxブイグテレコム)
6位 アレクサンドル・クリストフ(ノルウェー、BMCレーシングチーム)
7位 ボイ・ファンポッペル(オランダ、ラボバンク・コンチネンタル)
8位 ファビアン・バケ(フランス、ビッグマット・アウベール93)
9位 ダニエーレ・コッリ(イタリア、チェラミカ・フラミニア)
10位 ラファイ・シュティウィ(チュニジア、アックア・エ・サポーネ)
123位 別府史之(日本、レディオシャック) +4'15"
個人総合成績
1位 アントニー・ルー(フランス、フランセーズデジュー) 8h41'43"
2位 アントニー・ラヴァール(フランス、アージェードゥーゼル) +05"
3位 ブリース・フェイユ(フランス、ヴァカンソレイユ) +06"
4位 ダニエーレ・コッリ(イタリア、チェラミカ・フラミニア) +09"
5位 ドミニク・ロラン(カナダ、サーヴェロ・テストチーム)
6位 エンリーコ・ロッシ(イタリア、チェラミカ・フラミニア) +11"
7位 ロメン・ルマルシャン(フランス、ビッグマット・アウベール93)
8位 アレッサンドロ・ドナーティ(イタリア、アックア・エ・サポーネ)
9位 ヨースト・ファンレイエン(オランダ、ヴァカンソレイユ) +12"
10位 フロリアン・ヴァション(フランス、ブルターニュ・シュレー) +13"
105位 別府史之(日本、レディオシャック) +4'30"
text:Kei Tsuji
photo:www.tour-poitou-charentes.com
ツール・ド・ポワトゥー・シャラントの第2ステージは大西洋に面したサン・ジョルジュ・ド・ディドンヌから内陸のニオールまでの178km。序盤からブリース・フェイユ(フランス、ヴァカンソレイユ)とロメン・ベーコン(フランス、ビッグマット・アウベール93)の2人が逃げを決めた。
メイン集団はリーダージャージを擁するフランセーズデジューがコントロールし、後半にかけてスプリンターチームが集団牽引に合流する展開。2009年のツール・ド・フランスで山岳ステージを制したフランス期待のクライマー、フェイユが最後まで諦めずに逃げ続けたが、結局はゴール前で吸収された。
ラスト4km地点のコーナーでは落車が発生し、これにフミやジョフロワ・ルカトル(フランス、レディオシャック)らが巻き込まれてしまう。最後は落車の影響で90名ほどに絞られた集団によるスプリント勝負に持ち込まれた。
ジミー・アングルヴァン(フランス、ソール・ソジャサン)が積極的にリードし、その後ろにエーススプリンターのジミー・カスペール(フランス)。しかしカスペールは好機をモノに出来ず、僅差のスプリント勝負でラヴァールが勝利した。
ラヴァールはアグリチュベルの解散に伴って今年アージェードゥーゼルに移籍した26歳。春先のルキュイ・ド・ラ・サルトではステージ2勝の活躍を見せた。これが今シーズン3勝目だ。
ボーナスタイムを獲得したラヴァールは総合2位に浮上。5秒差でアントニー・ルー(フランス、フランセーズデジュー)が総合首位の座を守っている。
ラスト4km地点で落車したフミは4分15秒遅れでゴール。フミは自身のTwitterの中で「今日のステージは最後スプリントに持ち込まれる展開。良い感じで進んでいた。ラスト4km地点、中央分離帯があるコーナーを左側で無事通過したんだけど、中央分離帯がその先も続いていて、集団がコーナーで膨らんだことでスペースを失い、中央縁石に接触して右端まで吹き飛ばされてクラッシュした」
「幸い怪我は軽症で済んだ。ラスト4kmだったこともあってハイスピードで転んだから手のひらの皮と尻の皮を擦りむいた。それにピカルディーの時のようにまたしても、3km手前でタイム差がついてしまったのが悔やまれる」とコメント。総合成績はトップと4分30秒差の105位までダウンした。
翌日は午前中に95.7kmのロードレース、午後に22.1kmの個人タイムトライアルが行なわれる。
レース展開はフランスのdirectvelo.comより。
ツール・ド・ポワトゥー・シャラント2010第2ステージ結果
1位 アントニー・ラヴァール(フランス、アージェードゥーゼル) 4h17'01"
2位 ドミニク・ロラン(カナダ、サーヴェロ・テストチーム)
3位 エンリーコ・ロッシ(イタリア、チェラミカ・フラミニア)
4位 ジミー・カスペール(フランス、ソール・ソジャサン)
5位 ヨアン・ジェーヌ(フランス、Bboxブイグテレコム)
6位 アレクサンドル・クリストフ(ノルウェー、BMCレーシングチーム)
7位 ボイ・ファンポッペル(オランダ、ラボバンク・コンチネンタル)
8位 ファビアン・バケ(フランス、ビッグマット・アウベール93)
9位 ダニエーレ・コッリ(イタリア、チェラミカ・フラミニア)
10位 ラファイ・シュティウィ(チュニジア、アックア・エ・サポーネ)
123位 別府史之(日本、レディオシャック) +4'15"
個人総合成績
1位 アントニー・ルー(フランス、フランセーズデジュー) 8h41'43"
2位 アントニー・ラヴァール(フランス、アージェードゥーゼル) +05"
3位 ブリース・フェイユ(フランス、ヴァカンソレイユ) +06"
4位 ダニエーレ・コッリ(イタリア、チェラミカ・フラミニア) +09"
5位 ドミニク・ロラン(カナダ、サーヴェロ・テストチーム)
6位 エンリーコ・ロッシ(イタリア、チェラミカ・フラミニア) +11"
7位 ロメン・ルマルシャン(フランス、ビッグマット・アウベール93)
8位 アレッサンドロ・ドナーティ(イタリア、アックア・エ・サポーネ)
9位 ヨースト・ファンレイエン(オランダ、ヴァカンソレイユ) +12"
10位 フロリアン・ヴァション(フランス、ブルターニュ・シュレー) +13"
105位 別府史之(日本、レディオシャック) +4'30"
text:Kei Tsuji
photo:www.tour-poitou-charentes.com
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