2009/04/02(木) - 10:12
KBCデパンヌ3日間レース（UCI2.HC）の第2ステージは、フランドル地方特有の強風の中で行なわれた。219kmのロングステージの先に待っていたのは集団スプリント勝負。ミラノ〜サンレモを制したマーク・カヴェンディッシュ（イギリス、チームコロンビア）が、今シーズン7勝目を飾った。
逃げ続けるマルチン・サパ（ポーランド、ランプレ） やクラース・ロドウィック（ベルギー、ランドバウクレジット） photo:Cor Vos第2ステージは内陸部のゾッテヘムから北海沿岸のオストダンケルクまでの219kmで行なわれた。内陸から海へ。つまり海からの風が選手たちの前に立ちはだかる。中盤にヘント〜ウェベルヘムで有名な石畳で急勾配のケンメルベルグが登場するが、コース自体は概ねフラットだ。
レースは40km地点のテーゲンベルグでマルチン・サパ（ポーランド、ランプレ）、クラース・ロドウィック（ベルギー、ランドバウクレジット）、アンディ・カペッレ（ベルギー、パルマンス・クラス）の3名が飛び出し、メイン集団から9分以上のリードを稼ぎ出した。
メイン集団を牽引するマルセル・シーベルグ（ドイツ、チームコロンビア） photo:Cor Vosしかし向かい風の中では、人数を揃える集団が圧倒的に有利。チームコロンビアが集団コントロールを始めると、レース後半にかけてタイム差は右肩下がりに。ケンメルベルグではトム・ボーネン（ベルギー、クイックステップ）がペースを上げてカヴェンディッシュが追従する場面も見られたが、やがては集団に戻った。
先頭の3名はチームコロンビアが牽引するメイン集団を振り切ることが出来ず、ラスト9kmで吸収。ゴールが近づくとチームコロンビアがトレインを形成して集団先頭に上がり、アタックを封じ込めながらスプリント態勢に入った。
マキュアンを下したマーク・カヴェンディッシュ（イギリス、チームコロンビア） photo:Cor Vos完璧なリードアウトを見せたマーク・レンショー（オーストラリア）にラスト100mで発射されたのは世界最速と称されるカヴェンディッシュ。ロビー・マキュアン（オーストラリア、カチューシャ）が一進一退の攻防を見せたが、カヴェンディッシュの伸びが上回った。
両手を広げてゴールに飛び込んだカヴェンディッシュ。劇的な優勝を飾ったミラノ〜サンレモに続く勝利で、今シーズンすでに7勝目だ。昨年のKBCデパンヌ3日間レースではステージ2勝を飾っており、2年連続のステージ優勝。シーズン序盤からの好調さは未だに衰えを知らない。
ケンメルベルグをクリアするマーク・カヴェンディッシュ（イギリス、チームコロンビア） photo:Cor Vosポーランドで開催されたトラック世界選手権マディソンでカヴェンディッシュは6位に沈んだが、この日はケンメルベルグも難なくこなせることを証明した。1週間後に開催が迫ったヘント〜ウェベルヘムは、スプリンターにチャンスがあるクラシックレースとして知られ、このケンメルベルグが勝負の鍵を握る。カヴェンディッシュが有力候補に名乗りを上げた。
KBCデパンヌ3日間レース2009第2ステージ結果
1位 マーク・カヴェンディッシュ（イギリス、チームコロンビア）5h07'39"
2位 ロビー・マキュアン（オーストラリア、カチューシャ）
3位 フランチェスコ・キッキ（イタリア、リクイガス）
4位 シモーネ・カダムーロ（イタリア、アミーカチップス）
5位 ケニーロバート・ファンヒュンメル（オランダ、スキル・シマノ）
6位 クリストファー・サットン（オーストラリア、ガーミン）
7位 ワウテル・ウェイラント（ベルギー、クイックステップ）
8位 セバスティアン・テュルゴー（フランス、Bboxブイグテレコム）
9位 フレフ・ファンアフェルマート（ベルギー、サイレンス・ロット）
10位 フランチェスコ・リヴェーラ（イタリア、アミーカチップス）
個人総合成績
1位 フィリッポ・ポッツァート（イタリア、カチューシャ）9h44'30"
2位 フレデリック・ヴィレムス（ベルギー、リクイガス）+04"
3位 フレフ・ファンアフェルマート（ベルギー、サイレンス・ロット）+1'03"
4位 マルコ・フィネット（イタリア、CSFグループ・ナヴィガーレ）+1'05"
5位 ボルト・ボジッチ（スロベニア、ヴァカンソレイユ）
6位 マルティン・マースカント（オランダ、ガーミン）+1'07"
7位 ストゥヴ・シェネル（フランス、Bboxブイグテレコム）
8位 トム・リーザー（オランダ、ラボバンク）
9位 アッサン・バザイエフ（カザフスタン、アスタナ）
10位 ヨースト・ポストゥーマ（オランダ、ラボバンク）
ポイント賞
フレフ・ファンアフェルマート（ベルギー、サイレンス・ロット）
スプリント賞
マルチン・サパ（ポーランド、ランプレ）
山岳賞
ミケーレ・メルロ（イタリア、バルロワールド）
チーム総合成績
リクイガス
逃げ続けるマルチン・サパ（ポーランド、ランプレ） やクラース・ロドウィック（ベルギー、ランドバウクレジット） photo:Cor Vos第2ステージは内陸部のゾッテヘムから北海沿岸のオストダンケルクまでの219kmで行なわれた。内陸から海へ。つまり海からの風が選手たちの前に立ちはだかる。中盤にヘント〜ウェベルヘムで有名な石畳で急勾配のケンメルベルグが登場するが、コース自体は概ねフラットだ。レースは40km地点のテーゲンベルグでマルチン・サパ（ポーランド、ランプレ）、クラース・ロドウィック（ベルギー、ランドバウクレジット）、アンディ・カペッレ（ベルギー、パルマンス・クラス）の3名が飛び出し、メイン集団から9分以上のリードを稼ぎ出した。
メイン集団を牽引するマルセル・シーベルグ（ドイツ、チームコロンビア） photo:Cor Vosしかし向かい風の中では、人数を揃える集団が圧倒的に有利。チームコロンビアが集団コントロールを始めると、レース後半にかけてタイム差は右肩下がりに。ケンメルベルグではトム・ボーネン（ベルギー、クイックステップ）がペースを上げてカヴェンディッシュが追従する場面も見られたが、やがては集団に戻った。先頭の3名はチームコロンビアが牽引するメイン集団を振り切ることが出来ず、ラスト9kmで吸収。ゴールが近づくとチームコロンビアがトレインを形成して集団先頭に上がり、アタックを封じ込めながらスプリント態勢に入った。
マキュアンを下したマーク・カヴェンディッシュ（イギリス、チームコロンビア） photo:Cor Vos完璧なリードアウトを見せたマーク・レンショー（オーストラリア）にラスト100mで発射されたのは世界最速と称されるカヴェンディッシュ。ロビー・マキュアン（オーストラリア、カチューシャ）が一進一退の攻防を見せたが、カヴェンディッシュの伸びが上回った。両手を広げてゴールに飛び込んだカヴェンディッシュ。劇的な優勝を飾ったミラノ〜サンレモに続く勝利で、今シーズンすでに7勝目だ。昨年のKBCデパンヌ3日間レースではステージ2勝を飾っており、2年連続のステージ優勝。シーズン序盤からの好調さは未だに衰えを知らない。
ケンメルベルグをクリアするマーク・カヴェンディッシュ（イギリス、チームコロンビア） photo:Cor Vosポーランドで開催されたトラック世界選手権マディソンでカヴェンディッシュは6位に沈んだが、この日はケンメルベルグも難なくこなせることを証明した。1週間後に開催が迫ったヘント〜ウェベルヘムは、スプリンターにチャンスがあるクラシックレースとして知られ、このケンメルベルグが勝負の鍵を握る。カヴェンディッシュが有力候補に名乗りを上げた。KBCデパンヌ3日間レース2009第2ステージ結果
1位 マーク・カヴェンディッシュ（イギリス、チームコロンビア）5h07'39"
2位 ロビー・マキュアン（オーストラリア、カチューシャ）
3位 フランチェスコ・キッキ（イタリア、リクイガス）
4位 シモーネ・カダムーロ（イタリア、アミーカチップス）
5位 ケニーロバート・ファンヒュンメル（オランダ、スキル・シマノ）
6位 クリストファー・サットン（オーストラリア、ガーミン）
7位 ワウテル・ウェイラント（ベルギー、クイックステップ）
8位 セバスティアン・テュルゴー（フランス、Bboxブイグテレコム）
9位 フレフ・ファンアフェルマート（ベルギー、サイレンス・ロット）
10位 フランチェスコ・リヴェーラ（イタリア、アミーカチップス）
個人総合成績
1位 フィリッポ・ポッツァート（イタリア、カチューシャ）9h44'30"
2位 フレデリック・ヴィレムス（ベルギー、リクイガス）+04"
3位 フレフ・ファンアフェルマート（ベルギー、サイレンス・ロット）+1'03"
4位 マルコ・フィネット（イタリア、CSFグループ・ナヴィガーレ）+1'05"
5位 ボルト・ボジッチ（スロベニア、ヴァカンソレイユ）
6位 マルティン・マースカント（オランダ、ガーミン）+1'07"
7位 ストゥヴ・シェネル（フランス、Bboxブイグテレコム）
8位 トム・リーザー（オランダ、ラボバンク）
9位 アッサン・バザイエフ（カザフスタン、アスタナ）
10位 ヨースト・ポストゥーマ（オランダ、ラボバンク）
ポイント賞
フレフ・ファンアフェルマート（ベルギー、サイレンス・ロット）
スプリント賞
マルチン・サパ（ポーランド、ランプレ）
山岳賞
ミケーレ・メルロ（イタリア、バルロワールド）
チーム総合成績
リクイガス
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