10月4日(日)に開催された茨城シクロクロスの第3戦である土浦ステージ。JCXシリーズ開幕戦は男子エリート(ME1)を松本一成(Hifive racing/ホンダカーズ群馬)が、女子エリート(WE1)は渡部春雅 (Liv Racing Japan)がそれぞれ独走で圧勝した。

女子エリート(WE1)はジュニアカテゴリーと同時出走となった photo:Michinari TAKAGI
ロードレースの日本最高峰であるJプロツアーの全日程が終了し、10月4日(日)、いよいよシクロクロスのシーズンが始まった。開幕戦となったのはAJOCC(一般社団法人日本シクロクロス競技主催者協会)が主催する2026-2027シーズンのJCXシリーズ、茨城シクロクロス土浦ステージだ。今シーズンのJCXシリーズ戦は全国で全9戦が実施され、開幕戦とあって、土浦に全国各地からシクロクロッサーが集結した。
当日の天候は晴れのち曇り。路面は昨年同様にドライコンディション。最高気温は22℃、最低気温が16℃と秋らしい気候でこれ以上ないサイクリング日和となった。土浦のコースは平坦基調で平均時速は速く、芝の連続コーナーやキャンバー区間、階段があるため、スピードはもちろんテクニックも求められる。
WE1&WJ:渡部春雅 (Liv Racing Japan)が独走勝利

渡部春雅(Liv Racing Japan)がホールショットを獲得 photo:Michinari TAKAGI
女子エリート(WE1)はジュニアカテゴリーと同時出走となり、愛知県で開催されたアジア大会2026女子ロードレースに出場した渡部春雅 (Liv Racing Japan)、昨年の開幕戦を制した竹村舞葉(SHIDO-WORKS)、女子ジュニアの全日本チャンピオンジャージを着用する小林碧(AX Cyclocross Team)らが最前列に揃った。
13時30分の号砲で一気にスタートし、渡部がホールショットを獲得する。その後ろに小林がぴったりとマークしながら、最初のコーナーをクリア。その直後、1周目からストレートとテクニカルなコーナーで差をつけた渡部が小林ら後続との差を広げ、独走態勢を作った。

トレラン仕込みのランで階段を駆け上がる渡部春雅(Liv Racing Japan) photo:Michinari TAKAGI

3位を走っていた竹村舞葉(SHIDO-WORKS)がメカトラブルで失速 photo:Michinari TAKAGI 
地元茨城のチームである網野聡美(ウィンディー筑波シクロクロスチーム)が4位を走り、表彰台を狙う photo:Michinari TAKAGI
小林の背後に椿井和佳奈(OLIVE)と竹村舞葉(SHIDO-WORKS)、網野聡美(ウィンディー筑波シクロクロスチーム)が3位集団を形成するが、竹村が変速不能のメカトラブルで失速。3位集団からドロップした。
レース中盤に入っても渡部の独走状態は変わらず、30秒遅れで小林、その15秒後に網野を振り切った椿井という展開に。その後、ハイペースで走り続ける椿井が小林に追いつき、逆転して2位に浮上した。

2位を走る椿井和佳奈(OLIVE)がシケインを越える photo:Michinari TAKAGI

渡部春雅(Liv Racing Japan)が独走勝利 photo:Michinari TAKAGI
1周目からトップに立ち、安定したペースで走り続けた渡部が、ライバルたちを寄せ付けない快走で今シーズン初優勝を挙げた。2位には椿井が入り、小林はジュニアの日本チャンピオンらしい走りで3位表彰台に上がった。
「アジア競技大会などがあり、全然シクロクロスに乗れていなかったので、前日の試走で乗ったら筋肉痛になってしまいました(笑)。でもロードレースのおかげで調子は良く、最初から攻めいこうと思っていました。久しぶりに会う人の前で優勝できてよかったです。今シーズンの目標は全日本選手権です。シクロクロスの次戦はわたりと松伏ですが、青森国体にも出場するので、どれも頑張っていきたいと思います!」と、渡部は笑顔でコメントした。

WE1&WJの表彰式 photo:Michinari TAKAGI
男子エリート(ME1):松本一成(Hifive racing/ホンダカーズ群馬)が完全優勝

JCXシリーズ開幕戦の男子エリート(ME1)には全国各地から98名が参戦 photo:Keisuke AKIMOTO
一方の男子エリート(ME1)は、全日本王者の織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)は愛三工業レーシングチームの一員として走るロードレースのツール・ド・ランカウイに参戦中で、沢田時(Astemo宇都宮ブリッツェン)は同日開催のおおいたアーバンクラシックロードレースに出場したため不参加となった。
トップカテゴリーのME1には、全国各地から98名のシクロクロッサーが参戦。松本一成(Hifive racing/ホンダカーズ群馬)や加藤健悟(臼杵レーシング)らが最前列に揃った。

一気にトップスピードまで加速した松本一成(Hifive racing/ホンダカーズ群馬)がホールショットを獲得 photo:Keisuke AKIMOTO

大集団が棒状で、絶え間なく続いていく photo:Keisuke AKIMOTO 
加藤健悟(臼杵レーシング)と永野昇海(イナーメ信濃山形)の2位集団 photo:Keisuke AKIMOTO
14時30分になり、ME1の選手たちが一斉にスタートし、一気にトップスピードまで加速した松本がホールショットを獲得。松本を先頭に大集団が棒状で、絶え間なく続いていった。
加減速が繰り返される連続コーナーで松本がペースを上げ、独走を開始する。2位集団は加藤と永野昇海(イナーメ信濃山形)が形成。そして後方集団から飛び出した高木三千成(AX cyclocross team)が、前方のトップ3を追いかける。

独走を開始した松本一成(Hifive racing/ホンダカーズ群馬) photo:Keisuke AKIMOTO

怒涛の追い上げで松村拓弥(群馬マンモスレーシング)が高木三千成(AX cyclocross team)を抜き去り、最後尾から4位にジャンプアップ photo:Keisuke AKIMOTO
中盤に入ると最後尾からスタートした松村拓弥(群馬マンモスレーシング)が、怒涛の追い上げで番手を上げ、4位を走っていた高木、3位の加藤を抜き去り、表彰台圏内にジャンプアップ。さらに、2位を走る永野まで追いつき、そのまま抜き去った。
そして勝利は、スタートから先頭で走り続けた松本の手に。序盤から独走で走り続ける完全優勝でJCX開幕戦を制した。最後尾から96人抜きを達成した松村が2位に入り、粘りの走りで永野は3位表彰台に上がっている。

松本一成(Hifive racing/ホンダカーズ群馬)が完全優勝 photo:Keisuke AKIMOTO

最後尾から96人抜きを達成した松村拓弥(群馬マンモスレーシング)が2位に入った photo:Keisuke AKIMOTO 
ME1の表彰式 photo:Michinari TAKAGI
「初戦なので、どこまで走れるのかわからなかったのですが、平坦のコースなのでしっかり踏んで逃げることができました。後ろから松村選手が近づいてきていたので、一気に詰められないようにペースを上げました。初戦から勝てて良かったです。今シーズンは全日本選手権でしっかりと表彰台を狙い、頑張っていきたいと思います」と松本は勝利を喜んだ。
その他のレース結果

華麗なバニーホップでシケインをクリアしていく三上将醐(ATHLETUNN CORAGGIO KAWANISHI U19/横浜立野高校) photo:Michinari TAKAGI

弱虫ペダルチャリティサコッシュ販売&サイン会が行われた photo:Michinari TAKAGI

MM35-39はマスターズ日本チャンピオンの和田拓海(SHIDO-WORKS)が優勝 photo:Michinari TAKAGI 
MM40-44を制した佐川祐太(SNEL)が優勝インタビューに答える photo:Michinari TAKAGI
ジュニアでは序盤から抜け出した三上将醐(ATHLETUNN CORAGGIO KAWANISHI U19/横浜立野高校)が圧勝し、独走優勝。MU17は角田直央(Fine Nova LAB)、MU15は村上鳳冴(Team CHAINRING)、WU17は小田島寛奈(W.V.OTA)、WU15は飯島花怜(Team CHAINRING)が優勝を決めた。
マスターズクラスのMM35-39は和田拓海(SHIDO-WORKS)、MM40-44は佐川祐太(SNEL)、MM45-49は藤田耕志(TEAM RINGROAD)、MM50-54は中島由裕(チームボルケーノ)、MM55-59は川瀬章史(DESTRA)、MM60-64は浅井秀樹(SNEL)、MM65-69は佐藤稔(スワコレーシングチーム)、MM70-74は安西勉(RIDAレーシング)、MM75-79は鈴木昭男(TEAM SHIDO)、WMは西山みゆきが優勝した。

MM45-49の表彰式 photo:Michinari TAKAGI 
MM60-64を制した浅井秀樹(SNEL)がガッツポーズ photo:Michinari TAKAGI

WMの表彰式 photo:Michinari TAKAGI 
MM50-54の表彰式 photo:Michinari TAKAGI

マスターズでは恒例の集合写真 photo:Michinari TAKAGI
ME2は綾野尋(cycleclub3up.)、ME3は中村大輝(変態志駆路倶楽部)、WE2+3はイェー・エミリー(VAPOR CX TEAM)、ME4Aは今西大地(パラティアムTOKYO)、ME4Bは大藤優作(Team 一匹狼)が上位クラスへの昇格を決めている。

ME3のスタート前 photo:Michinari TAKAGI

ME2は綾野尋(cycleclub3up.)が他を寄せ付けない独走勝利 photo:Michinari TAKAGI 
ME3の表彰式 photo:Michinari TAKAGI

WE2+3の表彰式 photo:Michinari TAKAGI 
キッズカテゴリーの選手たちが駆け抜ける photo:Michinari TAKAGI

つちまると弱虫ペダルファンの皆さんで一枚 photo:Michinari TAKAGI 
閉会式で大会を振り返る茨城シクロクロスオルガナイザーの影山善明さん photo:Michinari TAKAGI

ロードレースの日本最高峰であるJプロツアーの全日程が終了し、10月4日(日)、いよいよシクロクロスのシーズンが始まった。開幕戦となったのはAJOCC(一般社団法人日本シクロクロス競技主催者協会)が主催する2026-2027シーズンのJCXシリーズ、茨城シクロクロス土浦ステージだ。今シーズンのJCXシリーズ戦は全国で全9戦が実施され、開幕戦とあって、土浦に全国各地からシクロクロッサーが集結した。
当日の天候は晴れのち曇り。路面は昨年同様にドライコンディション。最高気温は22℃、最低気温が16℃と秋らしい気候でこれ以上ないサイクリング日和となった。土浦のコースは平坦基調で平均時速は速く、芝の連続コーナーやキャンバー区間、階段があるため、スピードはもちろんテクニックも求められる。
WE1&WJ:渡部春雅 (Liv Racing Japan)が独走勝利

女子エリート(WE1)はジュニアカテゴリーと同時出走となり、愛知県で開催されたアジア大会2026女子ロードレースに出場した渡部春雅 (Liv Racing Japan)、昨年の開幕戦を制した竹村舞葉(SHIDO-WORKS)、女子ジュニアの全日本チャンピオンジャージを着用する小林碧(AX Cyclocross Team)らが最前列に揃った。
13時30分の号砲で一気にスタートし、渡部がホールショットを獲得する。その後ろに小林がぴったりとマークしながら、最初のコーナーをクリア。その直後、1周目からストレートとテクニカルなコーナーで差をつけた渡部が小林ら後続との差を広げ、独走態勢を作った。



小林の背後に椿井和佳奈(OLIVE)と竹村舞葉(SHIDO-WORKS)、網野聡美(ウィンディー筑波シクロクロスチーム)が3位集団を形成するが、竹村が変速不能のメカトラブルで失速。3位集団からドロップした。
レース中盤に入っても渡部の独走状態は変わらず、30秒遅れで小林、その15秒後に網野を振り切った椿井という展開に。その後、ハイペースで走り続ける椿井が小林に追いつき、逆転して2位に浮上した。


1周目からトップに立ち、安定したペースで走り続けた渡部が、ライバルたちを寄せ付けない快走で今シーズン初優勝を挙げた。2位には椿井が入り、小林はジュニアの日本チャンピオンらしい走りで3位表彰台に上がった。
「アジア競技大会などがあり、全然シクロクロスに乗れていなかったので、前日の試走で乗ったら筋肉痛になってしまいました(笑)。でもロードレースのおかげで調子は良く、最初から攻めいこうと思っていました。久しぶりに会う人の前で優勝できてよかったです。今シーズンの目標は全日本選手権です。シクロクロスの次戦はわたりと松伏ですが、青森国体にも出場するので、どれも頑張っていきたいと思います!」と、渡部は笑顔でコメントした。

男子エリート(ME1):松本一成(Hifive racing/ホンダカーズ群馬)が完全優勝

一方の男子エリート(ME1)は、全日本王者の織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)は愛三工業レーシングチームの一員として走るロードレースのツール・ド・ランカウイに参戦中で、沢田時(Astemo宇都宮ブリッツェン)は同日開催のおおいたアーバンクラシックロードレースに出場したため不参加となった。
トップカテゴリーのME1には、全国各地から98名のシクロクロッサーが参戦。松本一成(Hifive racing/ホンダカーズ群馬)や加藤健悟(臼杵レーシング)らが最前列に揃った。



14時30分になり、ME1の選手たちが一斉にスタートし、一気にトップスピードまで加速した松本がホールショットを獲得。松本を先頭に大集団が棒状で、絶え間なく続いていった。
加減速が繰り返される連続コーナーで松本がペースを上げ、独走を開始する。2位集団は加藤と永野昇海(イナーメ信濃山形)が形成。そして後方集団から飛び出した高木三千成(AX cyclocross team)が、前方のトップ3を追いかける。


中盤に入ると最後尾からスタートした松村拓弥(群馬マンモスレーシング)が、怒涛の追い上げで番手を上げ、4位を走っていた高木、3位の加藤を抜き去り、表彰台圏内にジャンプアップ。さらに、2位を走る永野まで追いつき、そのまま抜き去った。
そして勝利は、スタートから先頭で走り続けた松本の手に。序盤から独走で走り続ける完全優勝でJCX開幕戦を制した。最後尾から96人抜きを達成した松村が2位に入り、粘りの走りで永野は3位表彰台に上がっている。



「初戦なので、どこまで走れるのかわからなかったのですが、平坦のコースなのでしっかり踏んで逃げることができました。後ろから松村選手が近づいてきていたので、一気に詰められないようにペースを上げました。初戦から勝てて良かったです。今シーズンは全日本選手権でしっかりと表彰台を狙い、頑張っていきたいと思います」と松本は勝利を喜んだ。
その他のレース結果




ジュニアでは序盤から抜け出した三上将醐(ATHLETUNN CORAGGIO KAWANISHI U19/横浜立野高校)が圧勝し、独走優勝。MU17は角田直央(Fine Nova LAB)、MU15は村上鳳冴(Team CHAINRING)、WU17は小田島寛奈(W.V.OTA)、WU15は飯島花怜(Team CHAINRING)が優勝を決めた。
マスターズクラスのMM35-39は和田拓海(SHIDO-WORKS)、MM40-44は佐川祐太(SNEL)、MM45-49は藤田耕志(TEAM RINGROAD)、MM50-54は中島由裕(チームボルケーノ)、MM55-59は川瀬章史(DESTRA)、MM60-64は浅井秀樹(SNEL)、MM65-69は佐藤稔(スワコレーシングチーム)、MM70-74は安西勉(RIDAレーシング)、MM75-79は鈴木昭男(TEAM SHIDO)、WMは西山みゆきが優勝した。





ME2は綾野尋(cycleclub3up.)、ME3は中村大輝(変態志駆路倶楽部)、WE2+3はイェー・エミリー(VAPOR CX TEAM)、ME4Aは今西大地(パラティアムTOKYO)、ME4Bは大藤優作(Team 一匹狼)が上位クラスへの昇格を決めている。







エリート女子(WE1)リザルト
| 1位 | 渡部春雅 (Liv Racing Japan) |
| 2位 | 椿井和佳奈(OLIVE) |
| 3位 | 小林碧(AX Cyclocross Team) |
エリート男子(ME1)リザルト
| 1位 | 松本一成(Hifive racing/ホンダカーズ群馬) |
| 2位 | 松村拓弥(群馬マンモスレーシング) |
| 3位 | 永野昇海(イナーメ信濃山形) |
その他カテゴリーのリザルト
| ME2 | 綾野尋(cycleclub3up.) |
| ME3 | 中村大輝(変態志駆路倶楽部) |
| ME4A | 今西大地(パラティアムTOKYO) |
| ME4B | 大藤優作(Team 一匹狼) |
| WE2+3 | イェー・エミリー(VAPOR CX TEAM) |
| MM35-39 | 和田拓海(SHIDO-WORKS) |
| MM40-44 | 佐川祐太(SNEL) |
| MM45-49 | 藤田耕志(TEAM RINGROAD) |
| MM50-54 | 中島由裕(チームボルケーノ) |
| MM55-59 | 川瀬章史(DESTRA) |
| MM60-64 | 浅井秀樹(SNEL) |
| MM65-69 | 佐藤稔(スワコレーシングチーム) |
| MM70-74 | 安西勉 (RIDAレーシング) |
| MM75-79 | 鈴木昭男(TEAM SHIDO) |
| WM | 西山みゆき |
| MJ | 三上将醐(ATHLETUNN CORAGGIO KAWANISHI U19/横浜立野高校) |
| MU17 | 角田直央(Fine Nova LAB) |
| WU17 | 小田島寛奈(W.V.OTA) |
| MU15 | 村上鳳冴(Team CHAINRING) |
| WU15 | 飯島花怜(Team CHAINRING) |
photo:Keisuke AKIMOTO & Michinari TAKAGI
text:Michinari TAKAGI
text:Michinari TAKAGI
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