イタリアの首都ローマで行なわれた2027年ジロ・デ・イタリアのコースプレゼンテーション。イタリア北東部トリエステで開幕する21日間は、序盤にスロベニアを経由しながら、モルティローロを2度登る山岳ステージを経て、今年もローマで締めくくられる。

ローマで行なわれた2027年ジロ・デ・イタリアのコースプレゼンテーション photo:RCS Sport
2026年のブルガリア、2025年のアルバニアで開幕したジロ・デ・イタリアは、2027年に3年ぶりにイタリア国内からスタートする。第110回大会が走り出すのはスロベニアとの国境線とアドリア海に囲まれたイタリア北東部の湾岸都市、トリエステ。初日はスロベニアとイタリアを行き来し、2日目は完全にスロベニアが舞台となり、その後、第1週はアドリア海に沿うように南下していく。
登りフィニッシュの19.6km個人タイムトライアルを経て、今大会で最も南部に位置するのは、ナポリにフィニッシュする第8ステージ。、そしてアペニン山脈の山頂フィニッシュ(第9ステージ)を経て第1休息日へ。第2週はイタリア半島を北上しながら、獲得標高4,900mに達してピアーニ・ディ・ボッビオの頂上を目指す過酷な山岳ステージを経て、37.3kmの平坦な個人タイムトライアルで締めくくられる。

第110回ジロ・デ・イタリアコースマップ image:RCS Sport
第3週は今大会屈指の過酷な山岳ステージで幕を開ける。獲得標高は5,700mに達し、「パンターニの山」と呼ばれるモルティローロを2度登り、その間に登るガヴィア峠が今大会のチーマ・コッピ(最高標高地点)となる。マリアローザ争いが事実上決着するのは第20ステージで、舞台は2021年以来6年ぶりの登場となったモンテ・ゾンコラン。そしてローマでの平坦ステージで3週間の争いは締めくくられる。以下、各週の注目ステージを紹介する。
第1週

ジロ・デ・イタリア2027第1ステージ image:RCS Sport
トリエステを発着地点とする大会初日は、終盤に3つの丘が設定された丘陵ステージ。注目は中盤にスロベニアへの入出国を2度繰り返すこと。パンチャーはもちろん、登りに適性のあるスプリンターにも勝利、即ちマリアローザ着用のチャンスがあるステージだ。
第7ステージは先述した通り19.6kmの登り基調の個人タイムトライアル。ここで総合を争う選手たちの脚色が明らかとなり、第9ステージでアペニン山脈の山頂フィニッシュが待つ。最終山岳モンテ・リヴァータ(距離13.9km/平均6.9%)は序盤に最大勾配17%が訪れ、徐々に勾配が緩くなっていく。
第2週

ジロ・デ・イタリア2027第12ステージ image:RCS Sport
イタリア半島を北上していく第2週の注目ステージは、大会初登場となり、ラスト約2.5kmの平均勾配が11.6%という激坂「パッソ・デイ・ドゥエ・サンティ」にフィニッシュする第12ステージだ。また第14ステージはイル・ロンバルディアでもおなじみの名所「マドンナ・デル・ギザッロ」から始まる山岳ステージで、最後に登るピアーニ・ディ・ボッビオは登坂距離10.1kmで平均勾配9%と強烈。第2週を締めくくる個人タイムトライアルは平坦だが、距離が37.3kmもあるためマリアローザ争いを大きく左右するだろう。
第3週

ジロ・デ・イタリア2027第16ステージ image:RCS Sport
今大会のクイーンステージかつ、大会最高標高地点(チーマ・コッピ)は第16ステージに設定された。先述した通り頂上の標高が2,618mのガヴィア峠を、1994年の伝説的なアタックからマルコ・パンターニの名が付けられたモルティローロ峠で挟む、過酷なレイアウト。ラストは比較的勾配の緩やかなアプリカ頂上がフィニッシュ地点となるが、ここまでの山岳で選手たちの脚は削られているだろう。
そして総合が最後に争われるのはモンテ・ゾンコラン。2018年にクリストファー・フルーム(イギリス、当時チームスカイ)が見せた、ライバルを突き放す強烈なアタックからの山頂勝利がお馴染みのこの山岳。前回登場したのは6年前の2021年で、その時はロレンツォ・フォルトゥナート(イタリア、当時エオーロ・コメタ)が逃げ切り勝利を決めた。そして3週間は今年も、イタリアの首都ローマで締めくくられる。今年のツール・ド・フランスやブエルタ・ア・エスパーニャが見せた丘は登場せず、純粋な集団スプリントが見られるだろう。

ジロ・デ・イタリア2027第20ステージ image:RCS Sport

2026年のブルガリア、2025年のアルバニアで開幕したジロ・デ・イタリアは、2027年に3年ぶりにイタリア国内からスタートする。第110回大会が走り出すのはスロベニアとの国境線とアドリア海に囲まれたイタリア北東部の湾岸都市、トリエステ。初日はスロベニアとイタリアを行き来し、2日目は完全にスロベニアが舞台となり、その後、第1週はアドリア海に沿うように南下していく。
登りフィニッシュの19.6km個人タイムトライアルを経て、今大会で最も南部に位置するのは、ナポリにフィニッシュする第8ステージ。、そしてアペニン山脈の山頂フィニッシュ(第9ステージ)を経て第1休息日へ。第2週はイタリア半島を北上しながら、獲得標高4,900mに達してピアーニ・ディ・ボッビオの頂上を目指す過酷な山岳ステージを経て、37.3kmの平坦な個人タイムトライアルで締めくくられる。

第3週は今大会屈指の過酷な山岳ステージで幕を開ける。獲得標高は5,700mに達し、「パンターニの山」と呼ばれるモルティローロを2度登り、その間に登るガヴィア峠が今大会のチーマ・コッピ(最高標高地点)となる。マリアローザ争いが事実上決着するのは第20ステージで、舞台は2021年以来6年ぶりの登場となったモンテ・ゾンコラン。そしてローマでの平坦ステージで3週間の争いは締めくくられる。以下、各週の注目ステージを紹介する。
第1週

トリエステを発着地点とする大会初日は、終盤に3つの丘が設定された丘陵ステージ。注目は中盤にスロベニアへの入出国を2度繰り返すこと。パンチャーはもちろん、登りに適性のあるスプリンターにも勝利、即ちマリアローザ着用のチャンスがあるステージだ。
第7ステージは先述した通り19.6kmの登り基調の個人タイムトライアル。ここで総合を争う選手たちの脚色が明らかとなり、第9ステージでアペニン山脈の山頂フィニッシュが待つ。最終山岳モンテ・リヴァータ(距離13.9km/平均6.9%)は序盤に最大勾配17%が訪れ、徐々に勾配が緩くなっていく。
第2週

イタリア半島を北上していく第2週の注目ステージは、大会初登場となり、ラスト約2.5kmの平均勾配が11.6%という激坂「パッソ・デイ・ドゥエ・サンティ」にフィニッシュする第12ステージだ。また第14ステージはイル・ロンバルディアでもおなじみの名所「マドンナ・デル・ギザッロ」から始まる山岳ステージで、最後に登るピアーニ・ディ・ボッビオは登坂距離10.1kmで平均勾配9%と強烈。第2週を締めくくる個人タイムトライアルは平坦だが、距離が37.3kmもあるためマリアローザ争いを大きく左右するだろう。
第3週

今大会のクイーンステージかつ、大会最高標高地点(チーマ・コッピ)は第16ステージに設定された。先述した通り頂上の標高が2,618mのガヴィア峠を、1994年の伝説的なアタックからマルコ・パンターニの名が付けられたモルティローロ峠で挟む、過酷なレイアウト。ラストは比較的勾配の緩やかなアプリカ頂上がフィニッシュ地点となるが、ここまでの山岳で選手たちの脚は削られているだろう。
そして総合が最後に争われるのはモンテ・ゾンコラン。2018年にクリストファー・フルーム(イギリス、当時チームスカイ)が見せた、ライバルを突き放す強烈なアタックからの山頂勝利がお馴染みのこの山岳。前回登場したのは6年前の2021年で、その時はロレンツォ・フォルトゥナート(イタリア、当時エオーロ・コメタ)が逃げ切り勝利を決めた。そして3週間は今年も、イタリアの首都ローマで締めくくられる。今年のツール・ド・フランスやブエルタ・ア・エスパーニャが見せた丘は登場せず、純粋な集団スプリントが見られるだろう。

ジロ・デ・イタリア2027ステージリスト
| ステージ | 日時 | スタート〜フィニッシュ | 距離 |
|---|---|---|---|
| 第1ステージ | 5月8日(土) | トリエステ〜トリエステ | 172km(丘陵) |
| 第2ステージ | 5月9日(日) | リュブリャナ〜コペル | 166km(丘陵) |
| 第3ステージ | 5月10日(月) | チェルビニャーノ・デル・フリウリ〜ポッサーニョ | 163km(丘陵) |
| 第4ステージ | 5月11日(火) | アルジェンタ〜ミザーノ・アドリアティコ(アウトードロモ・マルコ・シモンチェッリ) | 151km(平坦) |
| 第5ステージ | 5月12日(水) | フィロットラーノ〜サルナーノ・サッソテット | 139km(丘陵) |
| 第6ステージ | 5月13日(木) | アルバ・アドリアティカ〜ランチアーノ | 148km(丘陵) |
| 第7ステージ | 5月14日(金) | スルモーナ〜カンポ・ディ・ジョーヴェ | 19.6km(個人TT) |
| 第8ステージ | 5月15日(土) | トラサッコ〜ナポリ | 219km(平坦) |
| 第9ステージ | 5月16日(日) | イトリ〜スビアーコ(モンテ・リヴァータ) | 180km(山岳) |
| 休息日 | 5月17日(月) | ||
| 第10ステージ | 5月18日(火) | パロンバーラ・サビーナ〜ノルチャ | 218km(丘陵) |
| 第11ステージ | 5月19日(水) | グアルド・タディーノ〜スカルペリア(アウトードロモ・デル・ムジェッロ) | 220km(平坦) |
| 第12ステージ | 5月20日(木) | モンテカティーニ・テルメ〜ゼーリ(パッソ・ドゥエ・サンティ) | 173km(丘陵) |
| 第13ステージ | 5月21日(金) | ボルゴ・ヴァル・ディ・ターロ〜レッジョ・エミリア | 176km(平坦) |
| 第14ステージ | 5月22日(土) | カントゥ・アリーナ〜ピアーニ・ディ・ボッビオ/ヴァルトルタ | 187km(山岳) |
| 第15ステージ | 5月23日(日) | モンツァ(アウトードロモ・ナツィオナーレ)〜ミラノ | 37.3km(個人TT) |
| 休息日 | 5月24日(月) | ||
| 第16ステージ | 5月25日(火) | ソンドリオ〜アプリカ | 192km(山岳) |
| 第17ステージ | 5月26日(水) | キアーリ〜ヴォ | 194km(平坦) |
| 第18ステージ | 5月27日(木) | ロヴェレート〜マドンナ・ディ・カンピリオ | 154km(山岳) |
| 第19ステージ | 5月28日(金) | ロヴェレート〜サチーレ | 199km(丘陵) |
| 第20ステージ | 5月29日(土) | ポルデノーネ〜モンテ・ゾンコラン | 180km(山岳) |
| 第21ステージ | 5月30日(日) | ローマ〜ローマ | 131km(平坦) |
text:Sotaro.Arakawa
image:RCS Sport
image:RCS Sport
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