個人タイムトライアルの学生日本一を決める「第11回全日本学生選手権個人ロードタイムトライアル自転車競技大会」が、埼玉県北部の利根川河川敷のコースで開催された。男子は新藤大翔(立教大学)、女子は西原夕華(日本体育大学)が優勝し、男女共に1年生がタイムトライアル学生チャンピオンとなった。

スタート台から1分から30秒間隔でスタート photo:Satoru Kato
日本学生自転車競技連盟(学連)主催の個人タイムトライアル大会「全日本学生選手権個人ロードタイムトライアル自転車競技大会」は、前日に開催されたチームタイムトライアル大会と同じ埼玉県北部を流れる利根川河川敷のコースを使用して行われた。
チームタイムトライアルではコース2往復で争われたが、個人タイムトライアルでは男子は1往復31.2km、女子は1往復25.2kmで争われる。男子はふたつのカテゴリーに分けられ、学連主催のロードレースカップシリーズ(RCS)のクラス1と2の選手が出場する選手権大会と、同クラス3の選手が出場する普及レース大会が設定される。どちらも距離は同じだが、上位カテゴリーとなる選手権大会の勝者にのみチャンピオンジャージが与えられる。

男子は片道15.6kmの往復コース photo:Satoru Kato
台風30号の影響で大雨の地域もあったが、幸いにも競技中に雨が降ることは無かった。とは言え濡れた路面が乾くことはなく、所々に水たまりが残るコースコンディションでのタイムアタックとなった。

昨年優勝の三浦一真(中央大学)は3位 photo:Satoru Kato

2位 大室 佑(中央大学) photo:Satoru Kato
男子の選手権大会は88名が出走。前年優勝の三浦一真(中央大学)から順に1分間隔でスタートし、27番目以降のスタートは30秒間隔となる。
その三浦は38分57秒台をマーク。7番目にスタートした大室佑(中央大学)が38分32秒台を出して三浦を上回り暫定トップに立つ。U23のタイムトライアル日本チャンピオン山里一心(早稲田大学)は39分を切れず、中央大学の2名が暫定1位、2位を占める状況でスタート順後半へ。48番目スタートの沢野司(京都産業大学)が39分台を出すも上位に食い込めず暫定4位となる。

4位 山里 一心(早稲田大学) photo:Satoru Kato 
5位 沢野 司(京都産業大学) photo:Satoru Kato

優勝 新藤 大翔(立教大学):38分22秒793 photo:Satoru Kato
その後は40分を切るタイムが出ないままスタート順終盤を迎えると、77番目にスタートした新藤大翔(立教大学)が38分22秒台を出し、トップタイムを塗り替えた。その後トップタイムの更新はなく、新藤の優勝が決定。中央大学はチームタイムトライアルと併せての3連覇を逃す結果となった。
浅田顕氏が主宰する「埼玉ユース自転車競技部」出身の新藤は、今年立教大学に進学し、HPCJCブリヂストン-アンカーに加入。5月のツアー・オブ・ジャパンや、先日のジャパンカップなどナショナルチームのメンバーとして出場している。「過去大会の留目(夕陽)さんのタイムを参考にした」と言うが、この日の新藤のタイムは留目が記録した37分42秒034に次ぐ歴代2位の好記録となった。(注:現在の距離となった2017年以降)

男子選手権大会 表彰式 photo:Satoru Kato
新藤大翔「走れる感じが無かったが納得出来るタイムが出せた」
「今シーズンは50レース近く走ってきたので脚が無い状態でしたが、ジャパンカップの後うまく休んで調整して臨みました。でも走れる感じが無かったのですがスタートしたら思ったより踏めて、納得出来るタイムが出ました。高校生の時にオープン出場で走ったことがあり、その時よりも良い機材を使えたこともありますが、地脚がついたかなと感じています。タイムトライアルはずっと取り組んできて得意種目なので、その結果が現れたと思います。今シーズンはこれでほぼ終了なので、来年はまた1から積み上げていきたいです」
女子は西原夕華を筆頭に日本体育大学が表彰台独占

女子優勝 西原 夕華(日本体育大学)38分50秒949 photo:Satoru Kato

女子2位 白井 愛美(日本体育大学) photo:Satoru Kato 
女子3位 小館 りえ(日本体育大学) photo:Satoru Kato
男子の選手権大会に先立って行われた女子には6名が出走。西原夕華(日本体育大学)が唯一の38分台をマークして優勝した。2位は白井愛美(日本体育大学)、3位は小館りえ(日本体育大学)となり、日本体育大学が1位から3位を独占する結果となった。
京都北桑田高校出身で昨年はジュニア世界選手権トラックに出場した西原は、今年日本体育大学に進学。5月のツアー・オブ・ジャパン東京ステージ併催の全日本学生選手権クリテリウムで優勝したほか、10月初めに青森県で開催された国民スポーツ大会の1kmタイムトライアルでも優勝している。

女子 表彰式 photo:Satoru Kato
西原夕華「タイムトライアルの感覚は掴めたので次に繋げたい」
「学生選手権の優勝はクリテリウムとトラック1kmTTに続き3度目です。初めてTTバイクに乗って、調整も1週間ほどで臨みました。ロードのTTを走るのは初めてなのでどのくらいのペース配分で行けば良いのか分からず、前半ちょっと飛ばしすぎて後半にかけてタレてしまいました。でも感覚は掴めたので、次に繋げたいと思います。今シーズンは色々な課題を見つけ、もっと強くならないとナショナルチームの皆さんにも追いつけないと感じたので、自分の苦手なところを強化して来シーズンを始められるように頑張ります」

日本学生自転車競技連盟(学連)主催の個人タイムトライアル大会「全日本学生選手権個人ロードタイムトライアル自転車競技大会」は、前日に開催されたチームタイムトライアル大会と同じ埼玉県北部を流れる利根川河川敷のコースを使用して行われた。
チームタイムトライアルではコース2往復で争われたが、個人タイムトライアルでは男子は1往復31.2km、女子は1往復25.2kmで争われる。男子はふたつのカテゴリーに分けられ、学連主催のロードレースカップシリーズ(RCS)のクラス1と2の選手が出場する選手権大会と、同クラス3の選手が出場する普及レース大会が設定される。どちらも距離は同じだが、上位カテゴリーとなる選手権大会の勝者にのみチャンピオンジャージが与えられる。

台風30号の影響で大雨の地域もあったが、幸いにも競技中に雨が降ることは無かった。とは言え濡れた路面が乾くことはなく、所々に水たまりが残るコースコンディションでのタイムアタックとなった。


男子の選手権大会は88名が出走。前年優勝の三浦一真(中央大学)から順に1分間隔でスタートし、27番目以降のスタートは30秒間隔となる。
その三浦は38分57秒台をマーク。7番目にスタートした大室佑(中央大学)が38分32秒台を出して三浦を上回り暫定トップに立つ。U23のタイムトライアル日本チャンピオン山里一心(早稲田大学)は39分を切れず、中央大学の2名が暫定1位、2位を占める状況でスタート順後半へ。48番目スタートの沢野司(京都産業大学)が39分台を出すも上位に食い込めず暫定4位となる。



その後は40分を切るタイムが出ないままスタート順終盤を迎えると、77番目にスタートした新藤大翔(立教大学)が38分22秒台を出し、トップタイムを塗り替えた。その後トップタイムの更新はなく、新藤の優勝が決定。中央大学はチームタイムトライアルと併せての3連覇を逃す結果となった。
浅田顕氏が主宰する「埼玉ユース自転車競技部」出身の新藤は、今年立教大学に進学し、HPCJCブリヂストン-アンカーに加入。5月のツアー・オブ・ジャパンや、先日のジャパンカップなどナショナルチームのメンバーとして出場している。「過去大会の留目(夕陽)さんのタイムを参考にした」と言うが、この日の新藤のタイムは留目が記録した37分42秒034に次ぐ歴代2位の好記録となった。(注:現在の距離となった2017年以降)

新藤大翔「走れる感じが無かったが納得出来るタイムが出せた」
「今シーズンは50レース近く走ってきたので脚が無い状態でしたが、ジャパンカップの後うまく休んで調整して臨みました。でも走れる感じが無かったのですがスタートしたら思ったより踏めて、納得出来るタイムが出ました。高校生の時にオープン出場で走ったことがあり、その時よりも良い機材を使えたこともありますが、地脚がついたかなと感じています。タイムトライアルはずっと取り組んできて得意種目なので、その結果が現れたと思います。今シーズンはこれでほぼ終了なので、来年はまた1から積み上げていきたいです」
女子は西原夕華を筆頭に日本体育大学が表彰台独占



男子の選手権大会に先立って行われた女子には6名が出走。西原夕華(日本体育大学)が唯一の38分台をマークして優勝した。2位は白井愛美(日本体育大学)、3位は小館りえ(日本体育大学)となり、日本体育大学が1位から3位を独占する結果となった。
京都北桑田高校出身で昨年はジュニア世界選手権トラックに出場した西原は、今年日本体育大学に進学。5月のツアー・オブ・ジャパン東京ステージ併催の全日本学生選手権クリテリウムで優勝したほか、10月初めに青森県で開催された国民スポーツ大会の1kmタイムトライアルでも優勝している。

西原夕華「タイムトライアルの感覚は掴めたので次に繋げたい」
「学生選手権の優勝はクリテリウムとトラック1kmTTに続き3度目です。初めてTTバイクに乗って、調整も1週間ほどで臨みました。ロードのTTを走るのは初めてなのでどのくらいのペース配分で行けば良いのか分からず、前半ちょっと飛ばしすぎて後半にかけてタレてしまいました。でも感覚は掴めたので、次に繋げたいと思います。今シーズンは色々な課題を見つけ、もっと強くならないとナショナルチームの皆さんにも追いつけないと感じたので、自分の苦手なところを強化して来シーズンを始められるように頑張ります」
第11回全日本学生選手権個人ロードタイムトライアル自転車競技大会 結果
| 男子(km) | ||
| 1位 | 新藤 大翔(立教大学) | 38分22秒793 |
| 2位 | 大室 佑(中央大学) | +9秒668 |
| 3位 | 三浦 一真(中央大学) | +34秒499 |
| 4位 | 山里 一心(早稲田大学) | +1分2秒809 |
| 5位 | 沢野 司(京都産業大学) | +1分27秒047 |
| 6位 | 秋元 碧(明治大学) | +1分32秒812 |
| 7位 | 阿部 源(日本大学) | +1分52秒999 |
| 8位 | 小林 典宗(早稲田大学) | +1分56秒261 |
| 9位 | 中谷 友紀(日本大学) | +2分6秒198 |
| 10位 | 倉谷 侠俐(京都産業大学) | +2分11秒809 |
| 女子(25.2km) | ||
| 1位 | 西原 夕華(日本体育大学) | 38分50秒949 |
| 2位 | 白井 愛美(日本体育大学) | +41秒840 |
| 3位 | 小館 りえ(日本体育大学) | +1分9秒359 |
| 4位 | 淵 稟碧(鹿屋体育大学) | +1分46秒800 |
| 5位 | 伊藤 日菜子(日本体育大学) | +2分16秒709 |
| 6位 | 針替 百花(立教大学) | +2分29秒184 |
| 男子 普及大会(km) | ||
| 1位 | 月見里 櫂(中央大学) | 43分2秒688 |
| 2位 | 桑原 悠(早稲田大学) | +5分3秒404 |
| 3位 | 岡安 柾哉(朝日大学) | +5分18秒641 |
text&photo:Satoru Kato
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