ガーミンがGPSサイクルコンピューターの最上位モデル「Edge 1060」を発売する。シリーズ初となる内蔵マイクを備え、ナビゲーションの操作や走行データの呼び出しなどを実行できるようになった。



ガーミン Edge 1060 (c)ガーミン

スマートウォッチやGPSデバイスを通じて、運動のデータを計測し、活かすための道具を手がけてきたガーミン。サイクリングの分野では、Edgeシリーズが長くGPSサイクルコンピューターの定番として親しまれてきた。

Edge 1060は、その頂点に立ってきたEdge 1050の後継にあたる。前作は、仲間との位置共有やメッセージのやり取りを可能にしたGroupRide、他のライダーが報告した危険箇所の警告、本体だけでのコース作成、内蔵スピーカーによる音声案内とベルなど、複数の新機軸を一度に盛り込んだモデルだった。新型はこの流れを受け継ぎつつ、操作をタッチとボタンに加えて「声」にも広げている。

最大の変更点は、本体に内蔵されたマイクによるボイスコントロールだ。ナビゲーションの操作、タイマーの開始、画面の明るさの調整、地図の拡大と縮小、目的地までの距離の表示など約76種類のコマンドが用意されている。走行中のデータを声で呼び出せたり、路上の危険箇所登録も声で行える。機能がリッチになればなるほど、ボタンやタッチの操作数が増えていたサイコンにおいて、ハンドルから手を離さずに操作が行えるのは安全面にも寄与してくれるだろう。

ナビゲーション機能も進化を遂げている (c)ガーミン

声はメッセージの送信にも使える。スマートフォンとGarmin Messengerアプリをペアリングしておけば、連絡先に登録した相手に、本体のマイクで吹き込んだボイスメッセージを送ることができる。グループライドで遅れた仲間への一言や、待ち合わせ場所への到着連絡を、バックポケットからスマートフォンを取り出さずに済ませられる場面は、想像しやすい。

また、操作用のボタンは7つに増えており、タッチスクリーンをロックしたままでも、デバイスの操作が行いやすくなっている。雨の日や厚手のグローブを着用する時もストレスなく操作できるモデルに仕上がった。

ハードウェアは、画面の大きさを保ったまま、ボディサイズが若干コンパクトになった。ディスプレイは前作と同じ3.5インチのLCDカラーで、解像度も480×800ピクセルのまま変わらない。一方、本体サイズは58.5×107×16.3mmとなり、前作の60.2×118.5×16.3mmと比べて縦方向で約1.1cm短くなった。重量も161gから142gへと19g軽くなっている。環境光センサーと昼夜モードも備えており、時間帯や天候を問わず表示を読み取りやすくなっている。

クライムやワークアウト機能も充実している (c)ガーミン

バッテリーはバッテリー節約モードで最大約60時間、ナビや通知を併用する高負荷時でも約20時間という数値だ。衛星測位ではL1とL5の二つの周波数帯を受信するマルチバンドGNSSに対応し、高層ビルが並ぶ市街地や山間部での位置精度を確保した。

地図には昭文社の日本詳細道路地図「シティナビゲーターPlus」の2026年版が収録され、全国の主要な自転車道のデータも含まれる。デバイス上でのコース作成では、信号待ちや低速になりやすい区間をできるだけ避け、サイクリングに適したルートを計算する新しい方式が加わった。

もうひとつの新機能が「この先(アップアヘッド)」で、コンビニや公園など、あらかじめ選んでおいた施設について、現在地からの距離をデータ画面に出しておける。ロングライドの途中でいちいち検索しなくても、補給できる場所までの距離が常に視界に入るため、ペース配分と補給計画を組み立てやすくなる。

ナビゲーション中にコースを外れた場合は、案内とオフコース警告を一時的に止める機能も追加された。補給のための寄り道や、気ままな回り道を挟んだあとに、再びコース上へ戻れば案内が再開される。


トレーニング機能は、前作までに培われた分析系の機能が引き続き揃っている。走行中の消耗度を可視化するリアルタイムスタミナ、走行データからライダーの特性を指標にして得意不得意を把握するサイクリング能力、登坂の残り距離と勾配を示すClimbPro、コースの標高や風、パワーカーブ、FTPなどからパワーの目標値を割り振るパワーガイド、マウンテンバイク向けのMTBダイナミクスなどが備えられている。

グループライド機能はアップデートが行われ、近くでグループライドが行われていると自動で参加を促す検知機能が追加された。他にもヒルクライム時に仲間の位置がわかる表示なども備えられている。

他にも、安全面では、衝撃を検知して緊急連絡先へ通知する事故検出や、Variaのレーダー、ライトとの連携、携帯電話の圏外でも通信できる衛星コミュニケーターinReachとの連携が引き続き使える。VISAのタッチ決済に対応するGarmin Pay、旧モデルのEdgeからアクティビティプロフィールやセンサーのペアリング情報を引き継ぐイージーセットアップも備わっている。価格は128,000円(税込)で、発売は11月6日となっている。



ガーミン Edge 1060
サイズ:58.5×107×16.3mm
重量:142g
ディスプレイ:3.5インチ フルカラーLCD タッチスクリーン
解像度:480×800ピクセル
稼働時間:最大約60時間(バッテリー節約モード)、最大約20時間(高負荷使用時)
防水等級:IPX7
衛星測位:GPS、GLONASS、Galileo、みちびき(補完信号)、BeiDou
内蔵メモリ:64GB
内蔵地図:日本詳細道路地図(シティナビゲーターPlus)自転車道入り
ワイヤレス接続:ANT+、Bluetooth、Wi-Fi
同梱品:ハンドルステムマウント、フラッシュアウトフロントマウント、ストラップ、USBケーブル(Type C to Type C)、製品保証書
発売日:2026年11月6日
価格:128,000円(税込)

リンク
Amazon.co.jp

GARMIN(ガーミン)GPSランニングウォ�…

ガーミン(GARMIN)
Amazonプライス:¥51,172
参考価格:¥62,800

GARMIN(ガーミン)GPSランニングウォ�…

ガーミン(GARMIN)
Amazonプライス:¥55,273
参考価格:¥60,800

GARMIN(ガーミン)スマートウォッチ fēni…

ガーミン(GARMIN)
Amazonプライス:¥198,000