チーム右京に所属するトンマゾ・ダティが、2027年からXDSアスタナへ移籍することが発表された。右京からワールドチームへの移籍は、同チーム所属のマッテオ・マルチェッリ以来2人目となる。



今年3月のセッティマーナ・インテルナツィオナーレ・コッピ・エ・バルタリでプロ初勝利を飾ったトンマゾ・ダティ(イタリア、チーム右京) photo:CorVos

「僕にとって、プロ選手になること、とりわけワールドツアーに進むことは、夢が現実になるということだ。今回の移籍で、本当のキャリアが始まると言ってもいい。XDSアスタナとともにこの一歩を踏み出せることを、とてもうれしく思っている」と喜びを語ったダティ。契約期間は2028年末までの2年間だ。

コフィディスのトレーニーを経て、2026年にチーム右京に加入した24歳のダティは、今年セッティマーナ・インテルナツィオナーレ・コッピ・エ・バルタリ(UCI2.1)の第3ステージでプロとしての初勝利を飾った。続くツアー・オブ・ジ・アルプス(UCI2.Pro)では、トーマス・ピドコック(イギリス、ピナレロQ36.5プロサイクリング)ら強豪を退け、プロ通算2勝目を挙げた。

5月のツアー・オブ・ジャパンでも区間3勝と勢いは止まらず、ポイント賞を獲得。6月のイタリア選手権ロードレースでは集団スプリントで、ジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)に次ぐ2位と、スプリンタータイプのパンチャーとしてその力を発揮し続けた。ダティは10月10日開催のツール・ド・九州、18日の宇都宮ジャパンカップにも出場を予定している。

ヴィスマは万能型のドノヴァンを獲得

ヴィスマ・リースアバイクへの移籍が発表されたマーク・ドノヴァン(イギリス) photo:CorVos

今年初めにサイモン・イェーツ(イギリス)が電撃引退し、ステフェン・クライスヴァイク(オランダ)も引退。大きな戦力ダウンとなったヴィスマ・リースアバイク。補強が育成チームから昇格したマティス・ファンケルクホーフェ(ベルギー)にとどまっていたなか、新たにマーク・ドノヴァン(イギリス、ピナレロQ36.5プロサイクリング)の獲得が発表された。

2020年にサンウェブ(現ピクニック・ポストNL)でプロデビューした27歳。プロ通算1勝ながら、さまざまな役割を担える万能型の選手で、3大ツールすべてに出場した経験を持つ。「世界有数のチームであるヴィスマに加入の話をもらったとき、迷う必要はなかった。長くプロトンで走ってきて、この数年で成長し、自分がどんなタイプの選手なのかも分かってきた。このチームに加わるのは、今の自分にとってまさに適切なタイミングだと感じている」とドノヴァンは語っている。

また、UAEチームエミレーツXRGは、23歳のピエール・ゴーテラ(フランス、デカトロンCMA CGM)を獲得。登りもこなせるスプリンタータイプの脚質で、9月のツール・ド・ルクセンブルク(UCI2.Pro)初日では、登りスプリントでマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・プレミアテック)と争い2位。これからの成長が楽しみな若手選手だ。

text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
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