ジュリアン・アラフィリップ(フランス、チューダープロサイクリング)が自身のインスタグラムで即時引退を発表した。同選手は今年のツール・ド・フランスで大会への再出場をしない意向を示しており、その後、現役からも退く決断を下した。

2026年のツール・ド・フランスが現役ラストレースとなったアラフィリップ photo:Sotaro.Arakawa
「長い時間をかけて考えた末、ツール・ド・フランス最終ステージ、パリのモンマルトルを経てシャンゼリゼで、人生のこの(プロ選手という)章を閉じることができ、とても光栄に思っている」と、アラフィリップは自身のインスタグラムに綴った。
アラフィリップは今年、自身8度目となるツール・ド・フランスに出場した。しかし第20ステージのフィニッシュ地点アルプデュエズに到着した後、「僕がまたツールに戻ってくるとは思わない方がいい」とコメント。そして最終日のスタート前には「一晩寝ても考えは変わらなかった。これが僕にとって最後のツールになるかもしれない」と発言していた。

ロード世界選手権で連覇を達成したアラフィリップ photo:CorVos

マイヨジョーヌにキスするジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ) photo:Makoto.AYANO
所属するチューダープロサイクリングとは2027年末まで契約が残っているため、当初はあくまでもツールへの再出場をしない意向を示した発言と受け止められていた。しかし今月20日にオランダの自転車メディア、ウィーラーフリッツがアラフィリップの現役引退を検討していると報道。その直後にフランスのレキップも引退を確認した。そして翌21日、アラフィリップ自身が現役引退を正式に発表した。
アラフィリップは1992年にフランス中部のサントル=ヴァル・ド・ロワール地域圏で生まれた34歳。2014年、オメガファーマ・クイックステップ(現スーダル・クイックステップ)でプロデビューし、ツールでは2018年から21年までの4年間で区間6勝を挙げた。パンチャーながら2019年には14日間にわたってマイヨジョーヌを着用し、総合5位に入った。
その他にもストラーデビアンケやミラノ〜サンレモの優勝などプロ通算45勝を数え、なかでもキャリアのハイライトとなったのが、2020年と21年のロード世界選手権での連覇。2023年に出場したジャパンカップでは単独で逃げ、日本のファンにも強烈なインパクトを残した。そして2025年に長年所属したスーダルを離れ、2027年までの3年契約でチューダープロサイクリングに加入したが、契約途中での現役引退となった。

2023年ジャパンカップで単独逃げを打ったジュリアン・アラフィリップ(フランス、当時スーダル・クイックステップ) photo:Kei Tsuji
「競技人生を通じて、共に働き、出会い、あるいはただ道を交わしただけの人も含め、本当に多くの素晴らしい人たちに巡り会えたことに、心から感謝している。そして、自分の夢のいくつかを叶え、生涯忘れることのない感情を味わうことができた自分は、本当に幸運だった。これまで所属したすべてのチームで、数多くの成功に貢献できたことを誇りに思う。そして、その喜びを皆さんにも一緒に味わってもらえたことも」と綴ったアラフィリップ。
「皆さんはいつも、本当に大きな支えになってくれた。それは、最も苦しい時でさえ変わらなかった。これからについて、また皆さんに話す日まで。今はただ、心の底から大きな『ありがとう』を伝えたい」。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos

「長い時間をかけて考えた末、ツール・ド・フランス最終ステージ、パリのモンマルトルを経てシャンゼリゼで、人生のこの(プロ選手という)章を閉じることができ、とても光栄に思っている」と、アラフィリップは自身のインスタグラムに綴った。
アラフィリップは今年、自身8度目となるツール・ド・フランスに出場した。しかし第20ステージのフィニッシュ地点アルプデュエズに到着した後、「僕がまたツールに戻ってくるとは思わない方がいい」とコメント。そして最終日のスタート前には「一晩寝ても考えは変わらなかった。これが僕にとって最後のツールになるかもしれない」と発言していた。


所属するチューダープロサイクリングとは2027年末まで契約が残っているため、当初はあくまでもツールへの再出場をしない意向を示した発言と受け止められていた。しかし今月20日にオランダの自転車メディア、ウィーラーフリッツがアラフィリップの現役引退を検討していると報道。その直後にフランスのレキップも引退を確認した。そして翌21日、アラフィリップ自身が現役引退を正式に発表した。
アラフィリップは1992年にフランス中部のサントル=ヴァル・ド・ロワール地域圏で生まれた34歳。2014年、オメガファーマ・クイックステップ(現スーダル・クイックステップ)でプロデビューし、ツールでは2018年から21年までの4年間で区間6勝を挙げた。パンチャーながら2019年には14日間にわたってマイヨジョーヌを着用し、総合5位に入った。
その他にもストラーデビアンケやミラノ〜サンレモの優勝などプロ通算45勝を数え、なかでもキャリアのハイライトとなったのが、2020年と21年のロード世界選手権での連覇。2023年に出場したジャパンカップでは単独で逃げ、日本のファンにも強烈なインパクトを残した。そして2025年に長年所属したスーダルを離れ、2027年までの3年契約でチューダープロサイクリングに加入したが、契約途中での現役引退となった。

「競技人生を通じて、共に働き、出会い、あるいはただ道を交わしただけの人も含め、本当に多くの素晴らしい人たちに巡り会えたことに、心から感謝している。そして、自分の夢のいくつかを叶え、生涯忘れることのない感情を味わうことができた自分は、本当に幸運だった。これまで所属したすべてのチームで、数多くの成功に貢献できたことを誇りに思う。そして、その喜びを皆さんにも一緒に味わってもらえたことも」と綴ったアラフィリップ。
「皆さんはいつも、本当に大きな支えになってくれた。それは、最も苦しい時でさえ変わらなかった。これからについて、また皆さんに話す日まで。今はただ、心の底から大きな『ありがとう』を伝えたい」。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
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