冷たい雨が降るロイズ・ツアー・オブ・ブリテン・ウィメン2日目は、2度の中断を経て集団スプリントで決着。ロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム)がライバルたちを寄せ付けず、2日連続で勝利した。



レースの途中でニュートラルとなったツアー・オブ・ブリテン・ウィメン2日目 photo:CorVos

雨模様のスタートとなったロイズ・ツアー・オブ・ブリテン・ウィメン(UCIワールドツアー)の2日目は、クリザローを出発してブラックプールに至る110.5kmの平坦ステージの予定だった。しかしコースが塞がれたほか、レースとは関係ない交通事故などにより、レースが中断・ニュートラルとなるトラブルが発生した。その後、レースは再開された。

この日まず逃げたのは、19歳だった2025年にデンマーク選手権のロード女子エリートを制したアルバーテ・グレーウ(ウノエックス・モビリティ)。その後、マルタ・ジャスクルスカ(ポーランド、ヒューマンパワードヘルス)がメイン集団を抜け出し、グレーウに合流したものの、ほどなく2名はプロトンに吸収される。しかしその後、コース上で再びレースと無関係の事故が発生したため、レースは再度ニュートラルとなり、選手たちは冷たい雨が降るなか再スタートを待つこととなった。

雨の降るなかレースは進む photo:CorVos

その後、ニュートラル直前まで逃げていたアレッシア・ヴィジリア(イタリア、ウノエックス・モビリティ)がまずスタートを切り、遅れてプロトンが走り出す。ヴィジリアはすぐに捉えられ、その後も逃げ切り勝利を目指すアタックが繰り返された。しかしいずれも成功することはなく、勝負は2日連続となる集団スプリントに持ち込まれた。

最終ストレートに入り、ゾーイ・バックステッド(イギリス、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト)が前日2位だったキアラ・コンソンニ(イタリア)のためにリードアウトする。しかしロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム)がスプリントを開始すると、2番手以下との差を広げ、誰一人として横に並ばせることなくフィニッシュした。

2連勝を決めたロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム) photo:CorVos

圧巻という言葉がふさわしい、2日連続のスプリント勝利を飾ったウィーベス。「残り10kmからフィニッシュまでずっと真っ直ぐな道だったので、前を塞がれてしまうリスクがいつも以上に高かった。だから塞がれたくなくて早めにスプリントを始めた。それでも最後まで持ったので嬉しい。特に向かい風だったからね」と、ウィーベスはレースを振り返った。
ツアー・オブ・ブリテン・ウィメン2026第2ステージ結果
1位 ロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム) 3:29:26
2位 マギー・コールズリスター(カナダ、ヒューマンパワードヘルス)
3位 キンバリー・ルコート(モーリシャス、AGインシュランス・スーダル)
4位 ニンケ・フィンケ(オランダ、SDワークス・プロタイム)
5位 ララ・ギレスピー(アイルランド、UAEチームADQ)
6位 キアラ・コンソンニ(イタリア、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト)
7位 クララ・コッポニ(フランス、リドル・トレック)
8位 トゥーンチェ・ベークハイス(オランダ、ウノエックス・モビリティ)
9位 アリー・ウォラストン(ニュージーランド、FDJユナイテッド・スエズ)
10位 フリアナ・ロンドーニョ(コロンビア、ピクニック・ポストNL)
個人総合成績
1位 ロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム) 7:32:15
2位 キアラ・コンソンニ(イタリア、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト) +0:14
3位 キンバリー・ルコート(モーリシャス、AGインシュランス・スーダル)
4位 カーリーン・スウィンケルス(オランダ、UAEチームADQ) +0:15
5位 ジョシー・ネルソン(イギリス、ピクニック・ポストNL) +0:16
6位 ミーシャ・ブレーデウォルツ(オランダ、SDワークス・プロタイム) +0:17
7位 フルール・モース(ベルギー、リドル・トレック) +0:20
8位 フリアナ・ロンドーニョ(コロンビア、ピクニック・ポストNL)
9位 リアヌ・リッパート(ドイツ、モビスター)
10位 アナ・モリス(イギリスナショナルチーム)
その他の特別賞
ポイント賞 ロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム)
山岳賞 オードリー・ドゥケースマーケル(ベルギー、ピクニック・ポストNL)
ヤングライダー賞 フルール・モース(ベルギー、リドル・トレック)
チーム総合成績 SDワークス・プロタイム
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos

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