中盤アタックを成功させたエリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、UAEチームADQ)がジロ・デ・イタリア・ウィメン最終日でステージ優勝。最終山岳でファンデルブレッヘンを振り切ったデミ・フォレリング(オランダ、FDJユナイテッド・スエズ)は、劇的な逆転で総合優勝を果たした。

マリアローザを着て最終日に臨むアンナ・ファンデルブレッヘン(オランダ、SDワークス・プロタイム) photo:RCS Sport
今大会のクイーンステージが急遽コース短縮され、フィネストレ峠の頂上手前1km地点がフィニッシュとなったジロ・デ・イタリア・ウィメン(UCIワールドツアー)。その翌日である最終日は、コース前半に1級山岳が登場し、その後3級、2級と越えていくレイアウト。逃げ切りも十分考えられる、予測の難しいステージとなった。
序盤から激しいアタック合戦が繰り広げられたが、逃げは決まらず、集団はひと塊のまま1級山岳モントーゾ(距離8.9km/平均9.4%)の登りに入る。マリアローザを着るアンナ・ファンデルブレッヘン(オランダ、SDワークス・プロタイム)に対し、49秒遅れの逆転を狙うデミ・フォレリング(オランダ)のため、FDJユナイテッド・スエズが高速牽引でライバルたちにプレッシャーを与える。その結果、頂上に至る頃には、先頭は7名に絞られた。

1級山岳で高速牽引するFDJユナイテッド・スエズ photo:RCS Sport
その中にはフォレリングとファンデルブレッヘンはもちろん、総合3位アントニア・ニーダーマイヤー(ドイツ、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト)やマリアビアンカ(ヤングライダー賞)を着るイザベラ・ホルムグレン(カナダ、リドル・トレック)が入る。また2024年、25年大会の総合優勝者で総合7位のエリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、UAEチームADQ)の姿もあった。
そして1級山岳を下り、残り80km地点でニーダーマイヤーが飛び出す。そこからロンゴボルギーニとニアム・フィッシャーブラック(ニュージーランド、リドル・トレック)もアタックし、合流して先頭は3名となる。一方、フェムケ・デフリース(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)は単独で前を追いかけ、ファンデルブレッヘンはフォレリング、そしてアシストのローレン・ディクソン(イギリス、FDJユナイテッド・スエズ)の3名で追走する展開となった。

1級山岳と続く3級山岳の間に形成された、3名の先頭グループ photo:CorVos

最終山岳でファンデルブレッヘンを引き離したデミ・フォレリング(オランダ、FDJユナイテッド・スエズ) photo:CorVos
3級山岳を越え、先頭の3名は今大会最後の山岳となる2級山岳に1分49秒のリードで突入する。後続集団はデフリースが加わったため4名となり、ディクソンがファンデルブレッヘンらに先頭交代を要求するものの、応じる者はいない。そして登りに入るとディクソンが遅れ、フォレリングのアタックにデフリースが遅れる一方、マリアローザのファンデルブレッヘンが食らいつく。しかししばらくすると、ファンデルブレッヘンも遅れていった。
下りを飛ばしたフォレリングは残り28km地点で先頭3名に合流。この時点でファンデルブレッヘンとの差は1分22秒。デフリースが追いつき2名での追走となったファンデルブレッヘンに対し、総合逆転を狙うフォレリングがほぼ先頭固定でペースを上げる。そしてサルッツォのフィニッシュに戻り、ステージ優勝を争うスプリントではフィッシャーブラックが先んじて踏み込む。しかし勝ったのはロンゴボルギーニだった。

勝利したエリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、UAEチームADQ) photo:RCS Sport

総合3連覇を逃しながらも、区間優勝で意地を見せたエリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、UAEチームADQ) photo:CorVos
総合3連覇は逃しながらも、イタリア王者として価値のある最終日のステージ優勝を飾ったロンゴボルギーニ。「ここ3か月はずっと体調が悪く、復帰を目指し懸命に取り組んできた。まだ100%の状態ではないけれど、このジロで爪痕を残さず去りたくはなかった。チームバスの中では自分の中に怒りがこみ上げたので『失うものは何もない』と踏み込んだ。とにかく勝ちたかった」と、喜びを語った。
そしてフォレリングは3秒遅れの区間4位でフィニッシュ。ファンデルブレッヘンはそこから2分33秒遅れでレースを終えたため、フォレリングが最終日に劇的な逆転の総合優勝を果たした。

劇的な逆転で総合優勝したデミ・フォレリング(オランダ、FDJユナイテッド・スエズ) photo:RCS Sport

総合逆転を許し、総合3位でレースを終えたアンナ・ファンデルブレッヘン(オランダ、SDワークス・プロタイム) photo:CorVos
区間2勝とともに自身初のジロを制したフォレリング。「今日は『負ける勇気』を持って臨んだ。マリアローザの獲得を夢見ていいと思えたのは、(ファンデルブレッヘンと)2分差がついてからだった。脚のあちこちが攣っていたので、祈るような気持ちでフィニッシュを目指し、『全てを出しきらなければ』と思いながら踏み込んだ」と、フォレリングはレースを振り返った。
この結果、ファンデルブレッヘンは総合3位に後退し、区間3位でフィニッシュしたニーダーマイヤーが総合2位に入っている。

今大会のクイーンステージが急遽コース短縮され、フィネストレ峠の頂上手前1km地点がフィニッシュとなったジロ・デ・イタリア・ウィメン(UCIワールドツアー)。その翌日である最終日は、コース前半に1級山岳が登場し、その後3級、2級と越えていくレイアウト。逃げ切りも十分考えられる、予測の難しいステージとなった。
序盤から激しいアタック合戦が繰り広げられたが、逃げは決まらず、集団はひと塊のまま1級山岳モントーゾ(距離8.9km/平均9.4%)の登りに入る。マリアローザを着るアンナ・ファンデルブレッヘン(オランダ、SDワークス・プロタイム)に対し、49秒遅れの逆転を狙うデミ・フォレリング(オランダ)のため、FDJユナイテッド・スエズが高速牽引でライバルたちにプレッシャーを与える。その結果、頂上に至る頃には、先頭は7名に絞られた。

その中にはフォレリングとファンデルブレッヘンはもちろん、総合3位アントニア・ニーダーマイヤー(ドイツ、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト)やマリアビアンカ(ヤングライダー賞)を着るイザベラ・ホルムグレン(カナダ、リドル・トレック)が入る。また2024年、25年大会の総合優勝者で総合7位のエリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、UAEチームADQ)の姿もあった。
そして1級山岳を下り、残り80km地点でニーダーマイヤーが飛び出す。そこからロンゴボルギーニとニアム・フィッシャーブラック(ニュージーランド、リドル・トレック)もアタックし、合流して先頭は3名となる。一方、フェムケ・デフリース(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク)は単独で前を追いかけ、ファンデルブレッヘンはフォレリング、そしてアシストのローレン・ディクソン(イギリス、FDJユナイテッド・スエズ)の3名で追走する展開となった。


3級山岳を越え、先頭の3名は今大会最後の山岳となる2級山岳に1分49秒のリードで突入する。後続集団はデフリースが加わったため4名となり、ディクソンがファンデルブレッヘンらに先頭交代を要求するものの、応じる者はいない。そして登りに入るとディクソンが遅れ、フォレリングのアタックにデフリースが遅れる一方、マリアローザのファンデルブレッヘンが食らいつく。しかししばらくすると、ファンデルブレッヘンも遅れていった。
下りを飛ばしたフォレリングは残り28km地点で先頭3名に合流。この時点でファンデルブレッヘンとの差は1分22秒。デフリースが追いつき2名での追走となったファンデルブレッヘンに対し、総合逆転を狙うフォレリングがほぼ先頭固定でペースを上げる。そしてサルッツォのフィニッシュに戻り、ステージ優勝を争うスプリントではフィッシャーブラックが先んじて踏み込む。しかし勝ったのはロンゴボルギーニだった。


総合3連覇は逃しながらも、イタリア王者として価値のある最終日のステージ優勝を飾ったロンゴボルギーニ。「ここ3か月はずっと体調が悪く、復帰を目指し懸命に取り組んできた。まだ100%の状態ではないけれど、このジロで爪痕を残さず去りたくはなかった。チームバスの中では自分の中に怒りがこみ上げたので『失うものは何もない』と踏み込んだ。とにかく勝ちたかった」と、喜びを語った。
そしてフォレリングは3秒遅れの区間4位でフィニッシュ。ファンデルブレッヘンはそこから2分33秒遅れでレースを終えたため、フォレリングが最終日に劇的な逆転の総合優勝を果たした。


区間2勝とともに自身初のジロを制したフォレリング。「今日は『負ける勇気』を持って臨んだ。マリアローザの獲得を夢見ていいと思えたのは、(ファンデルブレッヘンと)2分差がついてからだった。脚のあちこちが攣っていたので、祈るような気持ちでフィニッシュを目指し、『全てを出しきらなければ』と思いながら踏み込んだ」と、フォレリングはレースを振り返った。
この結果、ファンデルブレッヘンは総合3位に後退し、区間3位でフィニッシュしたニーダーマイヤーが総合2位に入っている。
ジロ・デ・イタリア・ウィメン2026第9ステージ結果
| 1位 | エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、UAEチームADQ) | 3:45:09 |
| 2位 | ニアム・フィッシャーブラック(ニュージーランド、リドル・トレック) | |
| 3位 | アントニア・ニーダーマイヤー(ドイツ、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト) | +0:02 |
| 4位 | デミ・フォレリング(オランダ、FDJユナイテッド・スエズ) | +0:03 |
| 5位 | フェムケ・デフリース(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク) | +2:23 |
| 6位 | アンナ・ファンデルブレッヘン(オランダ、SDワークス・プロタイム) | |
| 7位 | シグリッドイッテリュース・ハウグセット(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) | +5:59 |
| 8位 | ローレン・ディクソン(イギリス、FDJユナイテッド・スエズ) | |
| 9位 | イザベラ・ホルムグレン(カナダ、リドル・トレック) | +6:01 |
| 10位 | マグドレーヌ・ヴァリエール(カナダ、EFエデュケーション・オートリー) |
個人総合成績(マリアローザ)
| 1位 | デミ・フォレリング(オランダ、FDJユナイテッド・スエズ) | 29:54:19 |
| 2位 | アントニア・ニーダーマイヤー(ドイツ、キャニオン・スラム・ゾンダクリプト) | +0:30 |
| 3位 | アンナ・ファンデルブレッヘン(オランダ、SDワークス・プロタイム) | +1:37 |
| 4位 | エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、UAEチームADQ) | +2:44 |
| 5位 | ニアム・フィッシャーブラック(ニュージーランド、リドル・トレック) | +3:26 |
| 6位 | フェムケ・デフリース(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク) | +5:07 |
| 7位 | イザベラ・ホルムグレン(カナダ、リドル・トレック) | +7:10 |
| 8位 | ウルシュカ・ジガート(スロベニア、AGインシュランス・スーダル) | +12:39 |
| 9位 | ヴァレンティナ・カヴァラー(オーストリア、SDワークス・プロタイム) | +13:12 |
| 10位 | ローレ・デスペッヘル(ベルギー、AGインシュランス・スーダル) | +13:29 |
その他の特別賞
| ポイント賞 | エリーザ・バルサモ(イタリア、リドル・トレック) |
| 山岳賞 | デミ・フォレリング(オランダ、FDJユナイテッド・スエズ) |
| ヤングライダー賞 | イザベラ・ホルムグレン(カナダ、リドル・トレック) |
| チーム総合成績 | リドル・トレック |
text:Sotaro.Arakawa
photo: RCS Sport
photo: RCS Sport
Amazon.co.jp
LAVAZZA (ラバッツァ) エスプレッソ バリスタ・ペルフェット 【豆】 500g レギュラーコーヒー エスプレッソマシン
Lavazza Japan(ラバッツァジャパン)
LAVAZZA (ラバッツァ) クオリタ・オロ 【粉】 250g レギュラーコーヒー ドリップ フィルター エスプレッソ
Lavazza Japan(ラバッツァジャパン)
LAVAZZA (ラバッツァ) クオリタ・ロッサ 【粉】 250g レギュラーコーヒー ドリップ フィルター エスプレッソ
Lavazza Japan(ラバッツァジャパン)