「ロレンツォには感謝しており、僕らは2人でこの勝利を掴み取った」とは、フォルトゥナートとワンツーフィニッシュを飾ったクリスティアン・スカローニ(イタリア、XDSアスタナ)。総合タイムを稼いだカラパスや落車リタイアしたログリッチらのコメントを紹介します。
ステージ優勝 クリスティアン・スカローニ(イタリア、XDSアスタナ)

ロレンツォ・フォルトゥナートとクリスティアン・スカローニ(共にイタリア、XDSアスタナ)がレース先頭で進む photo:RCS Sport
レース直後インタビュー
本当に嬉しいよ。僕とフォルトゥナートはステージ序盤から調子が良く、それは雨が降り始めても変わらなかった。最後まで全力で踏み続け、彼と話し合った結果、僕を先にフィニッシュさせてくれた。本当に素晴らしいチームメイトで、僕らは強かった。
勝利を確信したのは最終山岳。集団の人数を一人ずつ絞っていき、フィニッシュまで先頭でたどり着けるかどうかは分からなかった。なぜならマリアローザの集団が迫り、カラパスもアタックしていたからね。ラスト1kmは急勾配で、脚が悲鳴を上げていた。そしてフィニッシュラインが見えた瞬間、ようやく自分の勝利を確信したんだ。でもまだ勝った実感は得られていない。

フォルトゥナートとワンツーフィニッシュを飾ったクリスティアン・スカローニ(イタリア、XDSアスタナ) photo:CorVos
表彰式後のコメント
まだ自分の勝利が信じられない。チーム全体にとって最高の1日となった。スタート直後から完璧なレースの進め方をして、絶好のタイミングで逃げに乗ることができた。集団ではロレンツォ(フォルトゥナート)の山岳ポイント獲得のため、牽引など多くの役割をこなした。
長い登りが決して得意じゃない僕にとって、とてもタフなステージだった。だがチームメイトと一緒に完璧な戦略を実行することができた。最終山岳ではロレンツォと適切なタイミングでアタックし、2人で先頭に立つことができた。ロレンツォには感謝している。僕らは2人でこの勝利を掴み取ったんだ。この勝利をXDSアスタナや家族、そして彼女に捧げたい。
ステージ2位&マリアアッズーラ(山岳賞) ロレンツォ・フォルトゥナート(イタリア、XDSアスタナ)

フォルトゥナートに感謝を伝えるクリスティアン・スカローニ(イタリア、XDSアスタナ) photo:RCS Sport
今日は山岳ポイントを狙いに行き、できるならばステージも狙おうというのが作戦だった。最後はスカローニと共に先頭に立ち、彼は毎日ポイント獲得のアシストをしてくれている。これで僕がローマでマリアアッズーラを着ている可能性が高まった。だからいま僕の目標はステージ優勝だ。
(スカローニに勝利を譲ったのは)過去にジロでステージ優勝していることはもちろん、彼が山岳ポイント獲得に貢献してくれたから。だからこの結果には満足しているよ。勝利を確信したのは残り7km地点。そこでも脚の力は衰えていなかった。だからスカローニに対し「僕が登りで引き続けるから君が勝利しろ」と伝えた。
ステージ3位&総合3位 リチャル・カラパス(エクアドル、EFエデュケーション・イージーポスト)

最後から2つ目の1級山岳でプロトンを先導するEFエデュケーション・イージーポスト photo:CorVos
今日はジロで重要なステージになることは分かっていた。ここまで懸命にトレーニングを積み、自分が何のために努力したのかを見せることができたと思う。これまでは総合で上位に食い込むためのコンディションや運に恵まれなかった。今日も落車してしまったしね。だけど僕は諦めず戦い続けた。この後も諦めること無く、ローマまで戦い続ける。
ステージ13位&マリアローザ イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG)

辛くもマリアローザを守り、笑顔のイサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG) photo:RCS Sport
笑顔なのはマリアローザを守ることができたから。今日は皆がアタックするハードなレースだった。そんな中でも賢く立ち回り、集団に食らいついた。力を振り絞り、全力でフィニッシュしたので後悔はないよ。
最終山岳では痛みが伴った。そんな中でもチームメイトは僕を守ってくれた。(リードが縮小しても)僕の気持ちは変わらない。やることは集団にいつづけることだからね。でも時に攻撃に転じても良いかもしれない。本当に嬉しいが、同時にとても疲れたよ。
落車リタイアしたプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)

レースを去ったプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) photo:RCS Sport
今回のジロは僕を精神的に追い詰めようとしたが、何とか持ちこたえた。でも何度かの落車で負ったダメージにより、リタイアせざるを得なかった。それでも次の目標に向かって気持ちを切り替えようとしている。チームの仲間たちとは良い経験を分かち合うことができた。彼らとレースを走ることができ、忘れられない特別な思い出になった。次の挑戦が楽しみだ。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos, RCS Sport
ステージ優勝 クリスティアン・スカローニ(イタリア、XDSアスタナ)

レース直後インタビュー
本当に嬉しいよ。僕とフォルトゥナートはステージ序盤から調子が良く、それは雨が降り始めても変わらなかった。最後まで全力で踏み続け、彼と話し合った結果、僕を先にフィニッシュさせてくれた。本当に素晴らしいチームメイトで、僕らは強かった。
勝利を確信したのは最終山岳。集団の人数を一人ずつ絞っていき、フィニッシュまで先頭でたどり着けるかどうかは分からなかった。なぜならマリアローザの集団が迫り、カラパスもアタックしていたからね。ラスト1kmは急勾配で、脚が悲鳴を上げていた。そしてフィニッシュラインが見えた瞬間、ようやく自分の勝利を確信したんだ。でもまだ勝った実感は得られていない。

表彰式後のコメント
まだ自分の勝利が信じられない。チーム全体にとって最高の1日となった。スタート直後から完璧なレースの進め方をして、絶好のタイミングで逃げに乗ることができた。集団ではロレンツォ(フォルトゥナート)の山岳ポイント獲得のため、牽引など多くの役割をこなした。
長い登りが決して得意じゃない僕にとって、とてもタフなステージだった。だがチームメイトと一緒に完璧な戦略を実行することができた。最終山岳ではロレンツォと適切なタイミングでアタックし、2人で先頭に立つことができた。ロレンツォには感謝している。僕らは2人でこの勝利を掴み取ったんだ。この勝利をXDSアスタナや家族、そして彼女に捧げたい。
ステージ2位&マリアアッズーラ(山岳賞) ロレンツォ・フォルトゥナート(イタリア、XDSアスタナ)

今日は山岳ポイントを狙いに行き、できるならばステージも狙おうというのが作戦だった。最後はスカローニと共に先頭に立ち、彼は毎日ポイント獲得のアシストをしてくれている。これで僕がローマでマリアアッズーラを着ている可能性が高まった。だからいま僕の目標はステージ優勝だ。
(スカローニに勝利を譲ったのは)過去にジロでステージ優勝していることはもちろん、彼が山岳ポイント獲得に貢献してくれたから。だからこの結果には満足しているよ。勝利を確信したのは残り7km地点。そこでも脚の力は衰えていなかった。だからスカローニに対し「僕が登りで引き続けるから君が勝利しろ」と伝えた。
ステージ3位&総合3位 リチャル・カラパス(エクアドル、EFエデュケーション・イージーポスト)

今日はジロで重要なステージになることは分かっていた。ここまで懸命にトレーニングを積み、自分が何のために努力したのかを見せることができたと思う。これまでは総合で上位に食い込むためのコンディションや運に恵まれなかった。今日も落車してしまったしね。だけど僕は諦めず戦い続けた。この後も諦めること無く、ローマまで戦い続ける。
ステージ13位&マリアローザ イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG)

笑顔なのはマリアローザを守ることができたから。今日は皆がアタックするハードなレースだった。そんな中でも賢く立ち回り、集団に食らいついた。力を振り絞り、全力でフィニッシュしたので後悔はないよ。
最終山岳では痛みが伴った。そんな中でもチームメイトは僕を守ってくれた。(リードが縮小しても)僕の気持ちは変わらない。やることは集団にいつづけることだからね。でも時に攻撃に転じても良いかもしれない。本当に嬉しいが、同時にとても疲れたよ。
落車リタイアしたプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)

今回のジロは僕を精神的に追い詰めようとしたが、何とか持ちこたえた。でも何度かの落車で負ったダメージにより、リタイアせざるを得なかった。それでも次の目標に向かって気持ちを切り替えようとしている。チームの仲間たちとは良い経験を分かち合うことができた。彼らとレースを走ることができ、忘れられない特別な思い出になった。次の挑戦が楽しみだ。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos, RCS Sport
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