2025/01/22(水) - 14:00
名古屋でユーザー展示会の開催を控えるフカヤが、東京でディーラー向け展示会を開催。オリジナルブランドやインポートブランドから登場する新製品だけではなく、国内ブランドの注目製品を紹介しよう。

ダボスのD-604はカラーリングに注目だ
名古屋に拠点を構える総合部品問屋フカヤが展示会を開催。毎年1月は名古屋で大規模なディーラーショーを実施していたが、今年は少し様変わり。東京でも展示会が開催され、かつ月末には名古屋でユーザーを招いたショーも開催予定だ(予約締め切り済み)。
東京での展示会は名古屋の吹上ホールで行われるものよりもギュッと濃縮した内容に。月末のユーザー展示会に先駆けて、新しく登場した注目プロダクトを紹介しよう。

カーゴケージがGP-2へとアップデート
まずはフカヤが誇るオリジナルブランドから。ダボスの注目プロダクトは新しいユニバーサルカーゴケージGP-2だ。初代で抱えていた課題を解決するために再設計が行われたモデルで、使い勝手が増している。さらに付属するバンドがシリコン系のフィックスプラスとのコラボ品に置き換えられた。
今回の展示ではプロトタイプや開発ストーリーなどをまとめたディスプレイも用意されており、GP-2がどのように進化したのかわかるようになっていた。気になる方はショップスタッフを通じて学べる機会もあるかもしれない。また、オリジナルバイクに合わせる新パーツの登場も期待して待ちたいところだ。

Warakin Sと言うスチールグラベルが登場する

Warakin Tiも所有欲を満たしてくれるはずだ
ウルフトゥースのエンジニアたちが立ち上げたバイクブランド”オッツォ”のラインアップが拡充される。これまではWaheela Cというカーボングラベルバイクだけだったが、今年からはWarakin Sというスチールグラベルと、Warakin Tiというチタングラベルが加わる。
WarakinシリーズはMTBクロスカントリーバイクの設計思想が取り入れられており、オフロードでの走破性を高めていることが特徴。リアエンドは調整可能な仕様とされ、チェーンステー長によってキャラクターを変えることも可能だ。

トレイルライドに最適なチタンハードテール、Hoot Ti
そしてMTBのHoot TiやFenrir Stainlessも登場。Hoot Tiはヘッドチューブアングル65°というトレイル系ハードテール。チェーンステーは425mmと短く、細かいターンも楽しめるバイクに仕上げられてる。またリアドロップアウトとチェーンステーヨークが3Dプリントチタン製だ。
Fenrir Stainlessはドロップバーとフラットバー両方で組めるマルチパーパスバイク。自転車を自由に楽しみたい方にぴったりな一台だ。

ヴェロトーゼはレーサーからお馴染みのブランドとなった 
今の季節にぴったりなバラクラバが用意されている

スパカズは新デザインのSUPER STICKY KUSHをリリースした 
スパカズのアルマイトカラーボトルケージもコーディネートに最適だ
他にもインポートブランドが充実しており、この季節を中心に多くのレーサーが愛用するヴェロトーゼも注目の存在。定番のシューズカバーはもちろんのことグローブやバラクラバなどもラインアップされており、寒さ対策を行いたい方にはピッタリ。
デダ・エレメンティからはS-DCR Cover Kitが登場。これは通常のステムを使いつつ、ケーブルをヘッドチューブ内部に導くカバー。専用品を使うことで埃などが入り込みにくく、かつ見た目もすっきりとするはずだ。
スパカズは定番バーテープSUPER STICKY KUSHの新デザイン”SPLAT”が登場している。様々なデザインをリリースしているスパカズに新たなモデルが加わったことで、ユーザーの選択肢がさらに充実している。他にもアルマイトカラーのボトルケージやグローブも注目だ。他にもエクリプスのTPUチューブ用シーラントや、自動車用のシートカバーのスカバーズなどあったら便利なプロダクトもたくさん並べられていた。

カーボンシェルのHardlineは軽量性が魅力だ 
ミドルグレードも軽量に仕上げられている

小顔の方にぴったりなDefyも登場 
風防を備えたPursuit
ウィンタースポーツなどでお馴染みのスミスからは、新しいMTBフルフェイスヘルメットHardlineシリーズが登場。最高峰モデルはカーボンシェルとコロイド、MIPSを組み合わせたプロテクション性能が魅力だ。さらに900gという軽量性も際立つ。ミドルグレードもコロイドとMIPSの組み合わせかつ、990gという同じような美点が備わっている。
アイウェアラインアップに新作がたくさん登場。Pursuitはゴーグルのような大きなレンズに風防を装備したマルチユースモデル。テンプルには脱落防止用のベルトも備えられるため、ウィンタースポーツやマウンテンバイクなどで活躍してくれそうだ。他にも自転車で使いやすいDefyや、カジュアルモデルなども数多く用意されているため、アイウェアを探している方は一度チェックしてみても良さそうだ。
また今回の展示会では数多くの国内ブランドが新製品を携えていた。先日、新城幸也を擁するソリューションテック・ヴィーニファンティーニへのサポートを発表した日本のヘルメットブランド、カブトは2025年の新作ヘルメットをいくつか展開。

独特なデザインのFLUREが登場
目を惹いたのはFULRE(フルレ)というモデル。これまでのカブト・ヘルメットからは一線を画するニューモデルは、カブトの海外チームが中心となって作り上げたモデルなのだとか。エアロのような見た目だが、レースモデルというよりも、ハイパフォーマンスモデルを着用したいホビーライダーに適したモデルだ。
細かい仕様としてはFLEX-AIRで採用された頭頂部のAIR FLOW PADや、BOAダイヤルのクロージャー、マグネットバックルなどハイグレードとしてのあつらえが採用されている。

カブトの新作ELPISはかつてラインナップされていたモデルをセルフオマージュしている 
パッド一体型のソフトバイザーも備えられる

新たなアイウェアFA2がリリースされる 
テンプルをシャープに作ることで軽量化を果たしている
かつて多くのサイクリストが着用していたKOOFUのBCシリーズをリバイバルしたELPISが登場。これはBCシリーズを愛したサイクリストからの要望に応えた形で生み出されており、パッド一体型のバイザーも装備されている。他にも定番エントリーグレードの最新作REZZA-3とアーバンヘルメットのMARMALなどもリリースされる。
また、アイウェアの新作FA2もローンチ。これはFA1の派生モデルでレンズのデザインなどは大きく変わりないが、リムレスではなくアッパーフレームのみを備えた。これはアイウェアの剛性を確保し、ライド中にズレることを防ぐ目的があるという。そして、テンプルはFA1よりもシャープに作ることで、FA1よりも軽量な20gを達成した。

TANKEN GEKKOTAがレギュラーモデルに。サイドウォールは黒くなる予定だ 
サイクルモードなどでPROTO TYPEとして並べられていたタイヤがついに販売となる予定だ

BOKEN G-CLOWもついに発売となる 
新型FORMULA PROも引き続き注目してもらいたい
iRCのトピックは、マウンテンバイクタイヤ”TANKEN”にハイグリップコンパウンドを採用したTANKEN GEKKOTAがレギュラーモデルとしてラインアップされること。里山のトレイルライドやエンデューロレースなどで活躍してくれるハイグリップタイヤがより身近となり、ユーザーは選択肢の一つとして検討できそうだ。
他にもグラベルタイヤのBOKEN G-CLAW TLRやBOKEN LIGHT TLR、BOKEN DOUBLECROSS LIGHT TLRなども販売が始まるとのこと。サイクルモードなどでプロトタイプとしてお披露目されていたモデルがついに入手できるようになるため、シーズン前に一度チェックしてみても良さそうだ。
そしてiRCといえば第6世代へと進化を遂げたFORMULA PROも忘れてはならない存在。転がりの軽さと耐久性に磨きをかけたハイスペックモデルであり、一本でどんなシチュエーションも対応したい方にはぴったりのタイヤだ。

VOLT 800NEOにはAURORAとPLATED SILVERが登場する

AMPP500Nにもオーロラカラーが用意されている 
キャットアイからボックス形状のNANO60が登場する
キャットアイは限定カラーのAURORAをVOLT 800NEOとAMPP 500N、PLATED SILVERをVOLT 800NEOで展開。AURORAは見る角度や光の具合によって色味が変化するトレンドの一本で、PLATED SILVERはハンドル周りに明るさを与えてくれるメッキシルバーとなっている。さらにボックス形状のリアライトもNANO60も販売開始間近だ。
Report:Gakuto Fujiwara

名古屋に拠点を構える総合部品問屋フカヤが展示会を開催。毎年1月は名古屋で大規模なディーラーショーを実施していたが、今年は少し様変わり。東京でも展示会が開催され、かつ月末には名古屋でユーザーを招いたショーも開催予定だ(予約締め切り済み)。
東京での展示会は名古屋の吹上ホールで行われるものよりもギュッと濃縮した内容に。月末のユーザー展示会に先駆けて、新しく登場した注目プロダクトを紹介しよう。

まずはフカヤが誇るオリジナルブランドから。ダボスの注目プロダクトは新しいユニバーサルカーゴケージGP-2だ。初代で抱えていた課題を解決するために再設計が行われたモデルで、使い勝手が増している。さらに付属するバンドがシリコン系のフィックスプラスとのコラボ品に置き換えられた。
今回の展示ではプロトタイプや開発ストーリーなどをまとめたディスプレイも用意されており、GP-2がどのように進化したのかわかるようになっていた。気になる方はショップスタッフを通じて学べる機会もあるかもしれない。また、オリジナルバイクに合わせる新パーツの登場も期待して待ちたいところだ。


ウルフトゥースのエンジニアたちが立ち上げたバイクブランド”オッツォ”のラインアップが拡充される。これまではWaheela Cというカーボングラベルバイクだけだったが、今年からはWarakin Sというスチールグラベルと、Warakin Tiというチタングラベルが加わる。
WarakinシリーズはMTBクロスカントリーバイクの設計思想が取り入れられており、オフロードでの走破性を高めていることが特徴。リアエンドは調整可能な仕様とされ、チェーンステー長によってキャラクターを変えることも可能だ。

そしてMTBのHoot TiやFenrir Stainlessも登場。Hoot Tiはヘッドチューブアングル65°というトレイル系ハードテール。チェーンステーは425mmと短く、細かいターンも楽しめるバイクに仕上げられてる。またリアドロップアウトとチェーンステーヨークが3Dプリントチタン製だ。
Fenrir Stainlessはドロップバーとフラットバー両方で組めるマルチパーパスバイク。自転車を自由に楽しみたい方にぴったりな一台だ。




他にもインポートブランドが充実しており、この季節を中心に多くのレーサーが愛用するヴェロトーゼも注目の存在。定番のシューズカバーはもちろんのことグローブやバラクラバなどもラインアップされており、寒さ対策を行いたい方にはピッタリ。
デダ・エレメンティからはS-DCR Cover Kitが登場。これは通常のステムを使いつつ、ケーブルをヘッドチューブ内部に導くカバー。専用品を使うことで埃などが入り込みにくく、かつ見た目もすっきりとするはずだ。
スパカズは定番バーテープSUPER STICKY KUSHの新デザイン”SPLAT”が登場している。様々なデザインをリリースしているスパカズに新たなモデルが加わったことで、ユーザーの選択肢がさらに充実している。他にもアルマイトカラーのボトルケージやグローブも注目だ。他にもエクリプスのTPUチューブ用シーラントや、自動車用のシートカバーのスカバーズなどあったら便利なプロダクトもたくさん並べられていた。




ウィンタースポーツなどでお馴染みのスミスからは、新しいMTBフルフェイスヘルメットHardlineシリーズが登場。最高峰モデルはカーボンシェルとコロイド、MIPSを組み合わせたプロテクション性能が魅力だ。さらに900gという軽量性も際立つ。ミドルグレードもコロイドとMIPSの組み合わせかつ、990gという同じような美点が備わっている。
アイウェアラインアップに新作がたくさん登場。Pursuitはゴーグルのような大きなレンズに風防を装備したマルチユースモデル。テンプルには脱落防止用のベルトも備えられるため、ウィンタースポーツやマウンテンバイクなどで活躍してくれそうだ。他にも自転車で使いやすいDefyや、カジュアルモデルなども数多く用意されているため、アイウェアを探している方は一度チェックしてみても良さそうだ。
また今回の展示会では数多くの国内ブランドが新製品を携えていた。先日、新城幸也を擁するソリューションテック・ヴィーニファンティーニへのサポートを発表した日本のヘルメットブランド、カブトは2025年の新作ヘルメットをいくつか展開。

目を惹いたのはFULRE(フルレ)というモデル。これまでのカブト・ヘルメットからは一線を画するニューモデルは、カブトの海外チームが中心となって作り上げたモデルなのだとか。エアロのような見た目だが、レースモデルというよりも、ハイパフォーマンスモデルを着用したいホビーライダーに適したモデルだ。
細かい仕様としてはFLEX-AIRで採用された頭頂部のAIR FLOW PADや、BOAダイヤルのクロージャー、マグネットバックルなどハイグレードとしてのあつらえが採用されている。




かつて多くのサイクリストが着用していたKOOFUのBCシリーズをリバイバルしたELPISが登場。これはBCシリーズを愛したサイクリストからの要望に応えた形で生み出されており、パッド一体型のバイザーも装備されている。他にも定番エントリーグレードの最新作REZZA-3とアーバンヘルメットのMARMALなどもリリースされる。
また、アイウェアの新作FA2もローンチ。これはFA1の派生モデルでレンズのデザインなどは大きく変わりないが、リムレスではなくアッパーフレームのみを備えた。これはアイウェアの剛性を確保し、ライド中にズレることを防ぐ目的があるという。そして、テンプルはFA1よりもシャープに作ることで、FA1よりも軽量な20gを達成した。




iRCのトピックは、マウンテンバイクタイヤ”TANKEN”にハイグリップコンパウンドを採用したTANKEN GEKKOTAがレギュラーモデルとしてラインアップされること。里山のトレイルライドやエンデューロレースなどで活躍してくれるハイグリップタイヤがより身近となり、ユーザーは選択肢の一つとして検討できそうだ。
他にもグラベルタイヤのBOKEN G-CLAW TLRやBOKEN LIGHT TLR、BOKEN DOUBLECROSS LIGHT TLRなども販売が始まるとのこと。サイクルモードなどでプロトタイプとしてお披露目されていたモデルがついに入手できるようになるため、シーズン前に一度チェックしてみても良さそうだ。
そしてiRCといえば第6世代へと進化を遂げたFORMULA PROも忘れてはならない存在。転がりの軽さと耐久性に磨きをかけたハイスペックモデルであり、一本でどんなシチュエーションも対応したい方にはぴったりのタイヤだ。



キャットアイは限定カラーのAURORAをVOLT 800NEOとAMPP 500N、PLATED SILVERをVOLT 800NEOで展開。AURORAは見る角度や光の具合によって色味が変化するトレンドの一本で、PLATED SILVERはハンドル周りに明るさを与えてくれるメッキシルバーとなっている。さらにボックス形状のリアライトもNANO60も販売開始間近だ。
Report:Gakuto Fujiwara
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